We are
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 時に愛は | 小田和正 | 小田和正 | オフコース | 20thシングル(カット) 最高35位 売上7.0万枚 |
2 | 僕等の時代 | 小田和正 | 小田和正 | オフコース | 20thシングルC/W(カット) |
3 | おまえもひとり | 鈴木康博、清水仁 | 鈴木康博 | オフコース | |
4 | あなたより大切なこと | 小田和正 | 小田和正 | オフコース | |
5 | いくつもの星の下で | 鈴木康博 | 鈴木康博 | オフコース | |
6 | 一億の夜を越えて | 安部光俊 | 鈴木康博 | オフコース | |
7 | せつなくて | 大間仁世、松尾一彦 | 松尾一彦 | オフコース | |
8 | Yes-No | 小田和正 | 小田和正 | オフコース | 19thシングル 最高8位 売上35.4万枚 |
9 | 私の願い | 小田和正 | 小田和正 | オフコース | |
10 | きかせて | 小田和正 | 小田和正 | オフコース |
リリースデータ
1980年11月21日(LP) 1980年11月21日(CT) 1983年11月21日(初CD化) 1985年9月28日 1991年6月7日 1992年6月24日(音蔵シリーズ) 1998年2月25日(Q盤シリーズ) 2001年11月28日(リマスター) 2005年3月24日(紙ジャケリマスター) 2009年1月21日(SHM-CD) 2019年9月25日(MQA/UHQCDリマスター) |
最高1位 最高5位 - - - - - - - - 初登場239位 |
売上46.2万枚 売上14.2万枚 - - - - - - - - 売上0.025万枚 |
Produced by OFF COURSE | EMI ユニバーサル |
メンバー
Keyboards | 小田和正 |
Guitars | 鈴木康博 |
Electric Bass | 清水仁 |
Guitars&Harmonica | 松尾一彦 |
Drums&Percussion | 大間"ジロー"仁世 |
オフコース8thアルバム。ライブ盤『LIVE』を経て1年1ヵ月ぶりのオリジナルアルバム。前作以降のシングルのうち「Yes-No」のみを収録。最大のヒット曲となった「さよなら」は『LIVE』にライブバージョンで収録されていたもののオリジナルアルバムには未収録となった。「Yes-No」はイントロのフリューゲルホルンをカット、大間によるカウベルを追加したアルバムバージョン。アメリカでミックスダウンが行われ、ミックスエンジニアとしてBill Schneeが起用された。12月に「時に愛は」「僕等の時代」がシングルカットされた。「さよなら」の大ブレイクに伴い人気が拡大して絶頂期に突入、今作では初の1位を獲得し、飛躍的に売上を伸ばした。
CD化以降、EMIによるLP時代の作品のCD化復刻シリーズである音蔵やQ盤シリーズ等で再発されてきたが、01年のExMF Seriesと題されてのリマスター再発では、アナログからどのように処理を行ったのかの長い解説文をブックレットに掲載している。05年には紙ジャケリマスター、09年リマスターではSHM-CD仕様で再発されている。2015年にハイレゾ用にリマスターされたのが最新音源で2019年にはEMI時代のアルバムがこの2015年ハイレゾマスターを使用(192kHz/24bitマスターを176.4kHz/24bitに変換)したMQA/UHQCD仕様で再発。この際はベスト盤2作に続いて3番目、オリジナルアルバムでは最高位を記録した。入手したのは01年盤。
「さよなら」をライブ盤収録だけで済ませてしまい今作には収録しなかったのは驚きだが、「さよなら」抜きでも人気絶頂期らしい勢いが詰まった良作。ヒット曲というと2番ヒット作となった「Yes-No」だけではあるが、現在も大多数にイメージされるオフコースってまさにこれだよなっていうそんな音になったアルバムだと思う。これまでのような写真ではなく、メンバー5人の名前を同列に並べて改めてオフコースは5人であると大々的に宣言したようなジャケットになっているが、正式メンバーとなった3人が作詞作曲に関与するようになった一方で、これまで小田と均等に曲を書いていた鈴木曲は小田曲の半分となってしまった。2人のバランスが崩れた最初の1作でもあり、5人として飛躍したばかりではあったが、緊張感はピークに達して5人となったオフコースが早くも終わりに向かっていく気配を感じるようなアルバムでもある。「いくつもの星の下で」なんかは自身の立ち位置を歌詞に落とし込んだと考えるとかなり本音を見せたような内容になっているし、「一億の夜を越えて」では今作でも最もロック調に攻めていてインパクトが強い。試行錯誤しつつも確かにこのバンドに鈴木が必要だというだけの存在感は発揮しているとは思うんだけど…。表に出ていくシングルは小田曲ばかりだし、大ブレイクに伴い世間の印象は小田と鈴木の2トップではなく、小田和正のバンドというイメージに傾きつつあったし、実際会社側も小田1強押しで売り出そうとしていた感じもするしで難しいところはあったのかなぁ…。
印象度★★★★☆
2018.10.30更新