complete of 大黒摩季 at the BEING studio
No | タイトル | 備考 |
1 | あなただけ見つめてる | 6thシングル 最高2位 売上123.6万枚 |
2 | 熱くなれ | 14thシングル 最高1位 売上83.4万枚 |
3 | いちばん近くにいてね | 11thシングル 最高2位 売上86.7万枚 |
4 | 夏が来る | 8thシングル 最高2位 売上97.1万枚 |
5 | DA・KA・RA | 2ndシングル 最高2位 売上105.5万枚 |
6 | チョット | 3rdシングル 最高4位 売上84.0万枚 |
7 | 愛してます | 12thシングル 最高2位 売上46.4万枚 |
8 | 別れましょう私から消えましょうあなたから | 4thシングル 最高3位 売上66.7万枚 |
9 | 永遠の夢に向かって | 9thシングル 最高1位 売上79.4万枚 |
10 | ら・ら・ら | 10thシングル 最高1位 売上133.9万枚 |
11 | あぁ | 13thシングル 最高2位 売上44.3万枚 |
12 | ゲンキダシテ | 16thシングル 最高5位 売上20.7万枚 |
13 | Twisty Love | コンピ盤『愛と疑惑のサスペンス エンディングテーマ曲集』収録曲 |
14 | 憂鬱(じょうねつ)は眠らない | 大黒摩季&織田哲郎 シングル 最高18位 売上11.6万枚 |
15 | STOP MOTION(Album Version) | 1stシングル 最高67位 売上1.9万枚 1stアルバム『STOP MOTION』収録Ver. |
<Premium Track> | ||
16 | 夏が来る(Spanish Version) | 8thシングル 未発表音源 |
リリースデータ
2003年7月25日 2012年9月26日(廉価再発) |
初登場60位 | 売上1.8万枚 | Produced by DAIKOH NAGATO | B-Gram Records |
大黒摩季4thベストアルバム。『at the BEING studio』シリーズ第13弾。現在の公式サイトに掲載されている公認ベストとしては3作目。リリース時点ではビーイングを離脱していたため完全な非公認作品だったが、離脱後にビーイングがリリースした多数の非公認アルバムとライブDVDの中で今作のみは2016年にビーイングに復帰した際にオープンした新公式サイトにおいてディスコグラフィーに掲載され公認作品へ昇格した。またこの時期EMIではCCCDを導入していたため公認作品はCCCDでリリースされていたが、ビーイングはCCCD導入の流れに一切乗らなかったため通常のCDで発売されている。2012年には1680円の廉価版(スリーブケース削除)で期間限定再発された。
今作発売およそ1ヶ月後の日テレ『24時間テレビ』内のドキュメントコーナーで取り上げられた夫婦にとって「あぁ」が励まされた思い出の曲として感動的に紹介され、大黒摩季がVTR終了後に出演して「あぁ」や「ら・ら・ら」を歌唱したため、24時間テレビ放送後に売上が伸び、最終的に『at the BEING studio』シリーズ最高売上を記録した(ただし02年度発売のT-BOLAN、WANDSらは100位集計で03年度以降である今作は300位集計という差がある)。
今作では離脱後の作品で唯一「ビーイング・スタッフ」表記をせずに、作詞作曲クレジットを一切表記しない形を取っている。後に公認作へと昇格したのは「ビーイング・スタッフ」表記がされなかった事が理由と思われるが同様の『LIVE BEST』なんかは無視されているので必ずしもそうとも言い切れない。「Twisty Love」は後にセルフカバーしているが、コンピ盤の曲であり大黒摩季名義のCDに収録されたのは今作だけだったりもするので、そのあたりも考慮されたのか…。
ライナーノーツでは"彼女がもともと持っていた資質を見極めた上で、スタッフ一丸となってプロジェクトを進めていくという、BEING全体のスタッフ・ワークの結晶』とか『BEINGのプロデュースワークが結集された大黒摩季"といった書き方がされていてスタッフと大黒摩季があくまで一丸となって共同制作・作業していたことをやや強調する程度に留まっている。この点は『BACK BEATs #2〜Maki Ohguro&Staff Works〜』のサブタイトルにおけるStaff Worksという部分をさりげに示唆しつつも、直接的な表現は控えてだいぶマイルドな印象。後の『BEST OF BEST 1000』のように大黒摩季への人格攻撃や直接曲を書き換えたという話も登場しない。
at the BEINGシリーズの中では未発表音源が言語が違うだけの既存曲という点では少々しょぼいものの、1枚でヒット曲を厳選+大黒摩季のアルバムには初収録の「Twisty Love」、織田哲郎とのコラボシングル「憂鬱(じょうねつ)は眠らない」など、むしろこっちのがプレミアムという曲もあって、非公認(当時)ベストの中ではずば抜けて優れた作品だと思う。「熱くなれ」は他の非公認ベストに何故か未収録(このためこの曲は「ビーイングスタッフ」表記の餌食になっていない)なので、他の非公認ベストは常に大事なところが欠けている感があるんだけど今作ではちゃんと収録されているというのも良かった。「熱くなれ」も含めて大黒摩季の代表曲を1枚モノのベストで一気に聞きたいなら最適の1作。
印象度★★★★☆
03年当時の文章を2017.1.26大幅修正