RHYTHM BLACK

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 夏が来る、そして… 大黒摩季 大黒摩季 西平彰 25thシングル 最高35位 売上1.0万枚
2 勝手に決めないでよ 大黒摩季 大黒摩季 西平彰 24thシングル 最高40位 売上0.6万枚
3 Cyber Love intro       インスト 「Cyber Love」のイントロ
4 Cyber Love 大黒摩季 大黒摩季 本間昭光  
5 0℃のTENDERNESS 大黒摩季 大黒摩季 遠藤幹雄  
6 砂の孤独 大黒摩季 大黒摩季 西平彰  
7 運命なんかクソ食らえ-RUNAWAY BLOOD- 大黒摩季 大黒摩季 西平彰  
8 Get The Groove 大黒摩季 大黒摩季 本間昭光  
9 あのバスに乗って 大黒摩季 大黒摩季 清水俊也  
10 friendship 大黒摩季 大黒摩季 十川知司  
11 潮騒 大黒摩季 大黒摩季 清水俊也  
12 素晴らしい世界 大黒摩季 大黒摩季    
13 アイデンティティ 大黒摩季 大黒摩季 小西貴雄 23rdシングル 最高27位 売上2.0万枚
14 flowin'[Maki's Scat Mix] 大黒摩季 大黒摩季   25thシングルC/W リミックス

Horn arranged by 遠藤幹雄(5)
sound designed by SUZUKI GOH for Water Pipe & Dreams(12,14)

リリースデータ

2003年6月25日 初登場20位 売上3.9万枚 Produced by 大黒摩季 東芝EMI

大黒摩季10thアルバムCCCD。前作未収録だった「アイデンティティ」以降の3シングルを収録。C/Wの「flowin'」は別バージョン(というかほぼリミックス)での収録。「素晴らしい世界」「flowin'[Maki's Scat Mix]」はarrangedではなくsound designedという表記になっている。前作ではCreative Visionaryという扱いでプロデューサーより上に大黒摩季のクレジットがされていたが、今作ではついに初のセルフプロデュースとなった。順位では前作を下回ったが、累計売上は前作を上回った。前作に続いてCCCDとなり通常CDでは再発されていない。

「夏が来る、そして…」は大ヒット曲「夏が来る」のアンサーソングとして発売時少し話題になるもさほどヒットせず。実際今作のリード曲としては情熱的なラテン風味のサマーナンバーという事で決して悪くは無いんだけど、大ヒット曲「夏が来る」と並べてしまうといかんともしがたく、印象に残りにくい。これで逆に今はもうあの頃の勢いはない過去の人という印象が強まってしまったところが当時あった。後追いで聞いてみると最早全く耳に入っていなかった前後のシングル曲の方が今の大黒摩季の勢いが出ていてこれはこれでいいじゃないか…っていう。

全体にはしっとりと大人の音楽を聞かせた前作から一転して大黒摩季のパブリックイメージを引き戻したような1作。今作ではほぼギターと打ち込みで構成していて、タイトルにもあるようにリズム感を強調したノリのいい曲が中心。「BLACK」というのはブラックミュージックというのもあるのかもしれないけど「大黒」の「黒」という意味合いが強そう。相変わらず70分近い長さなのが少しネックだが、複数のアレンジャーを起用して新しさ、多彩さを出しつつもEMI移籍以降3作目にしてようやく大黒摩季っぽいアルバムになったんじゃないかと思う。

RHYTHM BLACK(CCCD)  

印象度★★★☆☆

2017.1.26更新

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