すっぴん(通常盤)

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 君は 大黒摩季 大黒摩季 藤澤慶昌 記号で「テロリスト」と読む
2 LEARN TO DANCE 大黒摩季 大黒摩季 AKIRA  
3 WILD FLOWER 大黒摩季 大黒摩季 板垣祐介  
4 Our Home 大黒摩季 大黒摩季 Yohey 配信限定シングル 初CD化
5 ROCK & SHOUT 大黒摩季 大黒摩季 河野圭  
6 TAKE OFF 大黒摩季 大黒摩季 河野圭  
7 Calling You 大黒摩季 大黒摩季 Yohey  
8 ひとりぼっち 大黒摩季 大黒摩季 河野圭  
9 !Baila! !Baila! !Baila! 大黒摩季 Orquesta de La Luz Orquesta de La Luz  
10 IT'S ALL RIGHT 大黒摩季 大黒摩季 Yohey 31stシングル 最高95位 売上0.06万枚
11 LIFE〜episode Z 挫折〜 大黒摩季 大黒摩季 Yohey 11thアルバム『HAPPINESS』収録曲「LIFE〜episode T 〜誕生〜」の続編
12 すっぴん 大黒摩季 大黒摩季 河野圭  

 

通常盤のみ EXTRA TRACK
No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 最後のラブレター 大黒摩季 大黒摩季 西平彰 配信限定シングル 初CD化 dedicated to Natsuki Iijima
2 HEAVEN'S WAVES 大黒摩季 大黒摩季 西平彰 12thアルバム『POSITIVE SPIRAL』初回盤DVD収録曲 初CD化 dedicated to Natsuki Iijima(2005.2.28)
3 FIGHT TO WIN 大黒摩季 大黒摩季 AKIRA 配信限定シングル 初CD化

リリースデータ

2010年8月25日 初登場29位 売上0.7万枚 Produced by 大黒摩季 32 RECORDS

大黒摩季13thアルバム。2年7ヵ月ぶりのオリジナルアルバム。5月発売のシングル「IT'S ALL RIGHT」から01年以降所属していた事務所サニーサイドアップが作ったインディーズレーベル32 RECORDSへ移籍。「IT'S ALL RIGHT」、配信限定でリリースしていた「Our Home」を収録。「Calling You」で男性の声を担当しているのは前作『LUXURY 22-24pm』初回盤のみDISC-2にゲストボーカルとして参加していた光永泰一朗。初回盤はこの時点で5年前の2005年に行われたライブ「2005冬の大感謝祭り 年忘れだヨ! 全員集合」の模様、「IT'S ALL RIGHT」PV、セルフライナーノーツを収録したDVD付。通常盤はEXTRA TRACKとして未CD化になっていた3曲を収録したボーナスCDが付属。初の複数商法となった。

今作発売前日となる8月24日に96年頃に発覚していた子宮疾患の悪化により治療に専念するための活動休止を発表。今作のプロモーション及びツアーを終えた10月末をもって活動を休止した。しかし、9月に放送開始された『仮面ライダーオーズ』の主題歌「Anything Goes!」を担当しており、この曲は活動休止に突入した11月になってシングルとしてエイベックスから発売。本人稼働が無かったもののタイアップ効果により、11年ぶりのシングルトップ10ヒットを記録した。その後もオーズタイアップで休止前に制作していた吉川晃司とのユニットDaiKichi〜大吉〜名義による「HEART∞BREAKER」を12月に発売しこちらもトップ10入りした。また最終話の挿入歌に使用された「Anything Goes! "BALLAD"」が1年後の11年12月に映画版公開に合わせて(映画でも使用)シングル発売された。これら3枚のシングルはライダータイアップもあってエイベックスからの発売となり、2016年の活動再開時はビーイングへ復帰(事務所サニーサイドアップからも離脱)したため、32 RECORDSでのリリースはシングル「IT'S ALL RIGHT」と今作のみとなった。

病気による休止直前だが、それを感じさせない熱い勢いに満ちたアルバム。15周年の前作『POSITIVE SPIRAL』以上に実に大黒摩季らしいと感じられる王道の1作になっている。この頃はすっかり注目度も下がっていたのでリアルタイムでは全く耳に入っていなかったが、思いのほか勢いに満ちていて驚いた。休止前最後ということで15周年以上に大黒摩季の集大成という意識が強く気合が入っていたのだろうか。一方で結局今回も12曲で70分オーバーと長い。自身のドキュメンタリーである「LIFE〜episode Z 挫折〜」は特殊な曲なので長いのはいいんだけど、アッパーな「IT'S ALL RIGHT」が6分越えるのはどうにも長い。4分台の普通サイズの曲もあり、なんだか満遍なく長かった前作よりはメリハリはついているので好印象ではあるけどもう少しスマートにまとまっていればなぁ…。

それにしても「LIFE〜episode Z 挫折〜」がいきなりエピソード7なのは何故なのか。幼少期を綴った「LIFE〜episode T 〜誕生〜」に対して今作は挫折をテーマにデビューを目指すもなかなかうまくいなかった1988年と1989年を舞台にしているんだけど(ビーイングでなかなかデビューさせてもらえずコーラスばかりやらされていた頃か?)、前作と今作の間に2〜6があるのか、7というのは今作で語られている話が全部で7つの挫折(細かく分けても7つは無い気がするが)という意味なのか…。シリーズが2曲しか発表されていないので謎だ…。

通常盤にはCD化されていなかった3曲を収録。同じ事務所に所属していたプロサーファーの飯島夏樹が闘病の末に亡くなった際に捧げた楽曲が前作の初回盤DVDに収録されていた「HEAVEN'S WAVES」で今回初CD化となったが、09年に「天国で君に逢えたら」がドラマ化された際に主題歌として「最後のラブレター」を書き下ろしたので結果的に"dedicated to Natsuki Iijima"が2曲並ぶ。2曲ともしんみりモードな上に6分半、7分15秒と長く、ドラマや著書を見て飯島夏樹の事を知っていないといまいち入り込めないところがある。もう1曲の「FIGHT TO WIN」は地元北海道のフットサルクラブ「エスポラーダ北海道」のサポーターソングとして書き下ろしていた楽曲。こちらは熱いサポーターソングになっているが、やはりアップテンポでも力が入りすぎてしまう状態になっていたのか5分50秒とこれまた長め。結果的に3曲で20分近いというなかなかずっしりしたEXTRA TRACKだった。

すっぴん 【DVD付き】初回盤DVD付  すっぴん通常盤(2CD) 

印象度★★★★☆

2017.2.15更新

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