POWER OF DREAMS
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Mistral | 葉山たけし | 葉山たけし | 歌詞の無いコーラスのみ | |
2 | アンバランス | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | 15thシングル 最高4位 売上32.1万枚 |
3 | 熱くなれ〜album version〜 | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | 14thシングル 最高1位 売上83.4万枚 |
4 | あぁ | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | 13thシングル 最高2位 売上44.3万枚 |
5 | Power Of Dream | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | |
6 | 愛してたんだ | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | |
7 | 空 | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | 17thシングル 最高4位 売上21.4万枚 |
8 | Afternoon Cafe | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | |
9 | Sunshine | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 寺島良一 | |
10 | ゲンキダシテ | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | 16thシングル 最高5位 売上20.7万枚 |
11 | OH-MENI-MITE-YO!! | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | |
12 | イジワル | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | |
13 | 「シ・テ・シ・テ」 | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし | |
14 | 風になれ | 大黒摩季 | 大黒摩季 | 葉山たけし |
リリースデータ
1997年8月6日 | 初登場1位 | 売上175.5万枚 | Produced by 葉山たけし | B-Gram Records |
大黒摩季6thアルバム。ベスト盤から1年8ヵ月、オリジナルアルバムとしては2年1ヵ月ぶり。ベスト盤に収録された「愛してます」は未収録となり、以降の5シングルを収録。「熱くなれ」のみアルバムバージョンとしてイントロ部分の変更や全体のミックスが変更されている。今作ではプロデュースがBMFや本人ではなくアレンジャーの葉山たけしの名義になった。シングル売上は一気にピークを越えて下がっていたがNHKアトランタオリンピックテーマ曲に起用された「熱くなれ」は最後の1位を獲得して大ヒット。以降は50万越えのヒットも出なくなりさらに低迷していたが、ここまでで最多となるシングル5曲収録が半ベスト的にとらえられたのか、今作は4週連続1位、オリジナルアルバムにおける最高初動、最高売上を記録。結果的にアルバムでも最後のミリオンとなり『BACK BEATs#1』に続く2番ヒットとなった。
これまでとはかなりガラッと作風が変更。90年代後半になり、早くも古くなってきていたアーリー90'sなフィン!フィン!と随所で聞かれたオケヒの連発やシンセが控えられ、実際にドラムまで使ったのは「ゲンキダシテ」「風になれ」の2曲だけながらバンドサウンド寄りへと変化。「熱くなれ」は既出楽曲の中で最もシンセがフィンフィン鳴っていたが、その最も鳴っていたエビバデゴーエビバデゴーの冒頭部分をリミックス風に変更し、それ以外は概ねオリジナル通りだがやはりシンセの鳴りを抑えたようなミックスになった感じでどこかシックな雰囲気になっている。これにより後追いで聞いた場合でも今作で急に古さを感じる事が無くなった。また夢をテーマにしたことで全体的にさわやかで青空が見えてくるような曲が多く、開放感に満ちたアルバムになった。夢への思いは強めだし、「熱くなれ」も文字通りに今まで以上に熱いけど、さわやかな曲調もあって少しトゲが取れて柔らかな大人の女性に変化してきた感じだし、何より今作には元気をもらえる。大黒摩季の全盛期のイメージからは一気に変えてきた今作ではあるが、全盛期よりもこの辺りからが個人的にはリアルタイムで耳に入ってきたシングル群ということもあって今作の作風の方がしっくりくるところがある。それもあってか個人的には今作が最高傑作。
印象度★★★★☆
2017.1.9更新