10th Anniversary Tour 2024 “ハイッ!10ション!”〜Live at Zepp Haneda(TOKYO)〜

DISC 1
No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 おどるポンポコリン さくらももこ 織田哲郎 亀田誠治 企画盤『「映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年」ミュージックアルバム』収録曲
B.B.クィーンズのカバー
2 Over The Rainbow 亀田誠治 多保孝一 亀田誠治 1stアルバム『HAPPY』収録曲
3 真夏の太陽 亀田誠治 亀田誠治 亀田誠治 3rdシングル
4 踊ろう 亀田誠治 亀田誠治 亀田誠治 2ndアルバム『V(ビバ)』収録曲
5 大原櫻子/
亀田誠治
亀田誠治 亀田誠治 2ndシングル
6 愛のせい 蒼山幸子 小名川高弘 小名川高弘 7th配信シングル、6thアルバム『FANFARE』収録曲
7 花まつり アンジェラ・アキ アンジェラ・アキ 河内肇 主演ミュージカル「この世界の片隅に」劇中歌 スタジオ音源未発売曲
8 サヨナラの準備は、もうできていた 亀田誠治 亀田誠治 亀田誠治 2ndベスト『Anniversary All Time Singes Best 2014-2024』収録曲 CRUDE PLAYのカバー
9 ちっぽけな愛のうた 亀田誠治 亀田誠治 亀田誠治 企画盤『映画 カノジョは嘘を愛しすぎてる-MUSIC BOX-』収録曲

 

DISC 2
No No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
C C=CD、配=配信(DL/ST) 配信版は「大好き」〜「READY GO!」まで1トラック扱い
1 10 大好き 大原櫻子/
亀田誠治
亀田誠治 亀田誠治 5thシングル
2 10 頑張ったっていいんじゃない 亀田誠治 亀田誠治 亀田誠治 大原櫻子(from MUSH & Co.) シングル
3 10 Hello My Fave MEG.ME 鈴木裕明 鈴木裕明 1stミニアルバム『スポットライト』収録曲
4 10 READY GO! 春和文 野崎心平 亀田誠治 1stアルバム『HAPPY』収録曲
5 11 サンキュー。 亀田誠治 亀田誠治 亀田誠治 1stシングル 
6 12 Annivesary 亀田誠治 亀田誠治 亀田誠治 2ndベスト『Anniversary All Time Singes Best 2014-2024』収録曲
7 13 明日も 亀田誠治 亀田誠治 亀田誠治 MUSH & Co. シングル
8 14 Close to you Sally#Cinnamon 多保孝一 多保孝一/UTA 3rdアルバム『Enjoy』収録曲、3rd配信シングル(カット)

リリースデータ

2025年3月12日 初登場59位(CD)
初登場10位圏外(総合16位)(Blu-ray)
初登場13位(総合20位)(DVD)
売上0.06万枚
売上0.09万枚
売上0.03万枚
ビクター

大原櫻子1stライブアルバム。2024年9月に全国7ヶ所で開催された10周年ツアー「10th Anniversary Tour 2024 “ハイッ!10ション!”」最終日2024年9月29日Zepp Haneda公演の模様を全曲収録Blu-ray、DVD、CDの3形態でのリリース。前回の『Zeppツアー2023「大原櫻子10(点)灯式」2023.10.12 @Zepp Haneda』ではBlu-ray、DVDの各初回盤にライブCDが付属するという形だったのでライブCDは2作目となるが単独発売は初となる。Blu-ray、DVD共に今回通常盤としての発売はなく、フォトブック付完全生産限定盤となっていて、CDが通常盤の役割を担っているようだ。

「花まつり」は2024年にWキャストで主演したミュージカル「この世界の片隅に」劇中歌でスタジオ音源未発売曲。作詞作曲を手掛けていたアンジェラ・アキが2024年4月に『アンジェラ・アキ sings『この世界の片隅に』』で自身の歌唱バージョンを音源化していたため、形式上はアンジェラ・アキのカバーということになる。

総収録時間は79分51秒なのでギリギリCD1枚に収録可能だが、CDは2枚組に分割されている。DISC-2冒頭の4曲は続けて演奏されているもののショートサイズのメドレーではないが、何故か配信版では「大好き」「頑張ったっていいんじゃない」「Hello My Fave」「READY GO!」の4曲が18分40秒に及ぶ1トラックにまとめられており、CD2枚組9曲+8曲の全17曲に対して配信は全14トラックの1作となっている。内容は同じで何故こうなったのかは不明。

10周年ベストを軸にしたベスト選曲。とはいえ案の定前半5年の曲が多めで、後半5年は少ない上にダンス路線に走った電子音全開の曲は1曲も選曲されないなどやや偏ってはいる。10周年のツアーファイナルでもホールクラスにまでは持っていけないのは現状ではあるが、さすがにライブがカラオケになってしまうほどではなくきちんとバックバンド編成。後半5年はCDが打ち込みで済まされた曲ばかりになっていくので、むしろライブでしっかりとしたバンドバージョンを聞かせてほしかった曲もあったが、まあ仕方ないか。近年両軸になっているミュージカル女優活動の部分も主演ミュージカル劇中歌「花まつり」を歌う事で少しだけ見せているが、全体には明るく元気な初期イメージのままだろうか。「Annivesary」「明日も」では亀田誠治がゲストとして登場したようで音源だけでは良く分からないが、登場を告げるMCが収録されているので音源だけでもかろうじて亀田誠治が来たのが分かるようになっている。ライブらしい熱さもありつつ、ボーカルはまだまだ若さ全開で当時のイメージを堅持しており(まだ28歳なので枯れた味わいが出始めるにはまだ早いけど喉の酷使次第では10年以上活動していれば激変してもおかしくはない)、安定の仕上がり

ただ1曲目が「おどるポンポコリン」は意表を突き過ぎ。映画『ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年』主題歌として当時起用されたカバーだが、このカバーは映画だけでTVで使われたわけでもなく、サントラの方に収録されただけで済まされ、挿入歌だった新曲「キミを忘れないよ」(今作には選曲されず)を当時シングルとしてリリースしていたので、正直カバーしていたという印象が無い。ベスト盤に唐突に収録されて改めて把握したくらいだった。確かに自身のどの曲よりも世間的には知名度抜群ではあるけど、大原櫻子のライブにわざわざ来たファンがいきなり聞きたい曲だったのだろうか。最後が特にラスト定番だったわけでもなく、5周年の時にはもうあった曲だけど5周年ツアーでも歌っていなかったのでオリジナルはたぶん発売当時のアルバムツアー以来(2022年のアコースティック編成のリクエストライブでは1曲目)というファンの間でもあまり代表曲認識がなさそうな「Close to you」でしっとり締め…というところも含めて最初と最後に妙なこだわりを感じられた。

B0DSHXMN9XCD  B0DSHTY77JBlu-ray B0DSHY39CMDVD

印象度★★★★☆

※今作はAmazon Musicのみで視聴したためCD(ブックレット)を手に取っていません。

戻る