ИATURAL
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | yumekase | ORANGE RANGE | ORANGE RANGE | |
2 | 夢人 | ORANGE RANGE | ORANGE RANGE | |
3 | お願い!セニョリータ | ORANGE RANGE | ORANGE RANGE | 11thシングル 最高1位 売上41.7万枚 |
4 | Winter Winner | ORANGE RANGE | ORANGE RANGE | |
5 | CRAZY BAND | ORANGE RANGE | ORANGE RANGE | |
6 | 雨 | ORANGE RANGE | ORANGE RANGE | |
7 | GOD69 | ORANGE RANGE | ORANGE RANGE | |
8 | HYSTERIC TAXI | ORANGE RANGE | ORANGE RANGE | |
9 | pe nyom pong | ORANGE RANGE | ORANGE RANGE | |
10 | 盃Jammer | RTO,TKC,アルシオネ | 低音兄弟 | 低音兄弟=YOHとRYOの兄弟ユニット名 |
11 | *〜アスタリスク〜 | ORANGE RANGE | ORANGE RANGE | 9thシングル 最高1位 売上62.8万枚 |
12 | sunrise | ORANGE RANGE | ORANGE RANGE | |
13 | U topia | ORANGE RANGE | ORANGE RANGE | |
14 | BETWEEN | ORANGE RANGE | ORANGE RANGE | |
15 | re-cycle | ORANGE RANGE | ORANGE RANGE | |
16 | キズナ | ORANGE RANGE | ORANGE RANGE | 12thシングル 最高1位 売上41.3万枚 |
17 | ラヴ・パレード | ORANGE RANGE | ORANGE RANGE | 10thシングル 最高1位 売上44.7万枚 |
18 | Иatural Pop | ORANGE RANGE | ORANGE RANGE | |
19 | Kirikirimai〜Fantastic Four Remix〜 | Remix by Josh Deutsch | 1stシングル『キリキリマイ』のリミックス |
Strings Arrangement:吉俣良(1,16)
二胡 Arrangement:上田盃(16)
リリースデータ
2005年10月12日 | 初登場1位 | 売上93.3万枚 | Produced by シライシ紗トリ | gr8!records(ソニー) |
メンバー
MC,♂,Alien"YMT",ルーキー,リベロ | YAMATO |
MC,お酢 | HIROKI |
MC,押忍! | RYO |
Programming,Other Instruments,ソイソース,g | NAOTO |
BASS | YOH |
ORANGE RANGE3rdアルバム。前作から10ヶ月でのリリース。前作以降の4シングルを収録。シングル「お願い!セニョリータ」発売直後にドラムのKATCHANが全治2ヶ月の腱鞘炎を理由に活動休止を発表。7月31日には腱鞘炎が直接の理由ではなく、休止中に"バンド内での自分のあり方等をじっくり考えた結果"として音楽性の違いによる脱退を表明。休止直前の「お願い!セニョリータ」プロモーションでの『ミュージックステーション』出演が6人での最後のメディア出演となった。今作ではシングル3曲と原曲をリミックスした「Kirikirimai〜Fantastic Four Remix〜」はKATCHANがAdditional Musician枠で他のサポートメンバーと一緒に表記されているほか、TO KATCHANとしてKATCHANへの激励メッセージも掲載されている。現在も双方の関係は良好で、KATCHANのSNSではORANGE RANGEについて触れることもある。
シングル4作全て1位を獲得し、安定した売上を記録。今作は初動50万枚を越え、2週連続1位を記録したものの、最終的にミリオンにも届かないなど260万枚を越えた前作からは大失速となった。これによりあっという間に落ち目のイメージがつき、ブーム的な人気は沈静化。盗作叩きもブーム終了と同時にほとんどされなくなった。現在今作が2番ヒット作となっている。
ネット上では盗作騒動で叩かれまくりながらも、その総本山である2ちゃんねる発の『電車男』映画版主題歌を担当するという大胆不敵さを見せるなど前年ほどではないが安定してヒット曲を出していたが、KATCHAN脱退は色々な意味でターニングポイントになったんじゃないかと思う。ドラムはサポートメンバーとして桜井正宏をメインとしてそうる透も参加しているが、今作では打ち込み要素が増え、ゴリゴリのロック色がほぼ無くなっている。今作が今までよりも落ち着いたと形容される事が多いのはロックな曲が減ったためだと思う。これまでは変な曲でも爆音ロックサウンドで押していたのでよく分からなくてもカッコいい雰囲気に持って行けていたが、今作では変な曲にさらに奇怪な打ち込みを駆使したり、ボーカルを加工したりした結果、変な曲がそのまま変な曲にしか聞こえなくなっていて、シングル曲と一部の気合いの入ったアルバム曲以外の大半が正直ワケ分からない。
冒頭4曲までは比較的掴みを意識しているのかボーカル加工等の実験をしながらも人気が出そうな曲を並べているし、「キズナ」「ラヴ・パレード」とメロディー勝負のシングル曲に続けてこれまた人気曲になりそうなポップな装いの「Иatural Pop」を持ってくるなど最初と最後にはかなりの気合いを感じられるんだけど、それ以外は自由すぎてついていけない。とりあえずシングル曲の「*〜アスタリスク〜」を真ん中付近に配置してバランスを取っているものの、リミックス含めてほぼ80分近いフルボリュームはしんどかった。「re-cycle」なんかは「yumekaze」でボツになったメロディーをリサイクルして作られた曲だと明かされているし、それがボツでも素晴らしいとかならまだしもそうは聞こえない。そういう曲はどんどん落としてもう少し曲数を絞り込んでいればもう少し好印象なアルバムになっていたと思う。
印象度★★★☆☆
2017.9.11更新