NEO POP STANDARD
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | Restart | ORANGE RANGE | ORANGE RANGE | |
2 | Subway | ORANGE RANGE | ORANGE RANGE | |
3 | Soul to Soul | ORANGE RANGE | ORANGE RANGE | |
4 | Hello Sunshine Hello Future | ORANGE RANGE | ORANGE RANGE | |
5 | Warning!! | ORANGE RANGE | ORANGE RANGE | |
6 | Lion | ORANGE RANGE | ORANGE RANGE | |
7 | Dry Hard | ORANGE RANGE | ORANGE RANGE | |
8 | Morning View | ORANGE RANGE | ORANGE RANGE | |
9 | Deep Blue Sea Flower | ORANGE RANGE | ORANGE RANGE | |
10 | Baby Baby | ORANGE RANGE | ORANGE RANGE | |
11 | Backpack | ORANGE RANGE | ORANGE RANGE | |
12 | Magical Mystery Hunter | ORANGE RANGE | ORANGE RANGE | |
13 | Anniversary Song〜10th〜 | ORANGE RANGE | ORANGE RANGE | 10周年記念無料配信曲 初CD化 |
リリースデータ
2012年4月18日 | 初登場6位 | 売上1.2万枚 | Produced by ORANGE RANGE | SPEEDSTAR RECORDS(SUPER ECHO LABEL) |
メンバー
VOX | YAMATO |
VOX | HIROKI |
VOX | RYO |
PROGRAMMING,CHO,PERCUSSION,BASS,DRUMS,OTHER INSTRUMENTS | NAOTO |
BASS | YOH |
ORANGE RANGE8thアルバム。前作から1年半ぶり。02年2月22日のインディーズミニアルバム『オレンジボール』からのデビュー10周年を記念して2月22日には「Anniversary Song〜10th〜」が無料配信されていた。2011年に東日本大震災復興を願って無料配信した「one」は未収録。自主レーベルSUPER ECHO LABELを設立し、前作ではインディーズでのリリースだったが、今作ではビクターのSPEEDSTAR RECORDSと提携したため、早くもメジャー復帰となった。これによりSUPER ECHO LABELはレーベルロゴが極めて小さく印字されているに留まり、ほぼビクター所属の扱いとなった。品番もビクターが使用しているVIZL、VICLになり、レコード会社表記やロゴマークも全てビクターのものが大きく表記されている。初回盤は「Hello Sunshine Hello Future」「Anniversary Song〜10th〜」のMV、「オレンジレンジ10周年緊急記者会見」、「Anniversary Song〜10th〜」の振付映像&メイキングを収録したDVD付。
メジャーを離れてインディーズに戻った…というところで記憶が止まっていたが、実はインディーズは1作限りでこんなにあっさり実質的にメジャー復帰していた。基本的にビクターの名称ばかりが記載されていて、前作で設立を大々的に発表したSUPER ECHO LABELは表記もロゴも注意深く探さないと見つけられない。立ち上げたばかりの自主レーベルの名称が超縮小していて驚いた。
今作は全面打ち込みのエレクトロサウンドで構成されており(NAOTOのクレジットにドラムもあるが一部でしか使用していない)、サポートメンバーがいない。それどころか録音ミックスもNAOTO単独(一方マスタリングはTom Coyneに海外発注)、録音スタジオも普通のスタジオとNAOTOnoHEYA(つまり自宅)となっている。良く見るとNAOTOのクレジットからギターを示す「G」が初めて削除されており、実際ギターの音は全面的に聞こえない。本当に打ち込み全開だが、タイトルを『NEO POP STANDARD』としただけあって、比較的ポップである事を意識した楽曲が多く、ヘンテコな印象だけに終始していない。この点は以前の打ち込みを乱用していた曲とは少し違うところかもしれない。
ロックバンドを追求した前作と鮮やかなまでの正反対っぷりは面白い。かつてのようにごちゃまぜでやるよりも振り切って打ち込みで統一したのは良かったと思う。基本的にORANGE RANGEの打ち込み主体、NAOTOの遊び満載な楽曲にはヘンテコな曲という印象しかなかったが、今作に関してはヘンテコながらもポップで聞きやすさを感じる事ができた。
10周年を記念した「Anniversary Song〜10th〜」は誰がどっから聞いても10周年ソング以外の何物でもない10周年ソング。というのもほぼひたすらじゅっしゅうねん!1じゅっしゅうねん!オレンジレンジはじゅっしゅうねん!とほのぼの連呼しまくるというユルさである。派手に構えないどころかあえてバカっぽいノリでほのぼのやるところがいかにもORANGE RANGEらしい。
印象度★★★☆☆
2017.10.15更新