オレンジボール

No タイトル 備考
1 奏重鼓 3rdアルバム『ИATURAL』収録曲「夢人」サビ部分の原曲
2 ガジェットグルーヴ  
3 キリキリマイ 1stシングルの原曲
4 フラワーガーデン  
5 中毒  
6 ベロシティー 3rdシングル『ビバ★ロック』C/W「ベロシティー3000」の原曲
7 ファンクテューン  
8 奏重鼓-RKDRMX- リミックス

リリースデータ

2002年2月22日
2002年4月21日
2004年10月20日(再発)
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最高258位
初登場50位

売上0.09万枚
売上1.4万枚
プロデューサー:平良園美 SPICE RECORDS

メンバー表記無し

ORANGE RANGEインディーズミニアルバム。インディーズでの唯一のアルバム。8月にインディーズでシングル『ミチシルベ/ミッドナイトゲージ』をリリースしているが、その後でメジャーデビューしたため、そちらはアルバム未収録となっている。後にメジャーでリメイクされた曲も収録されている。何故かスタッフクレジットはあるが、メンバークレジットや作詞作曲編曲のクレジットが無い。メジャーデビュー後は1回ランクインしただけだったが、シングル「花」と同時発売で再発された際に人気がピークに達していたのと重なり本格的にランクインした。

当時流行っていたいわゆるミクスチャーロックなどと呼ばれていたジャンルで、ゴリゴリなサウンド+ハイテンションかつイキのいい若者の若気の至りみたいな自信満々なリリックによるラップが展開するという構成でほぼ1作通していてメロウな曲や聞かせる曲は皆無。メジャー以降知られている一連のヒット曲のような曲が全くないので、「キリキリマイ」や「チェスト」などが好きでない限りは良さを見出すのが難しい作品だと思う。その「キリキリマイ」の原曲もメジャー版に比べるとかなり薄〜いので後追いだと面食らうと同時にメジャー以降での成長をビシバシ感じられる。

この頃はミクスチャーロックに乗せて好きな事を好きなようにやっていたのか、露骨にどこかで聞いたような要素が出てくる感じは無い。メジャー以降に失われたものも確かにあるように感じられるし、同じ沖縄発にしてORANGE RANGEより少し早く同じようにイキがったリリックのラップが炸裂するミクスチャーロックからスタートしたHYとの根本的な姿勢の違いなども比べれば面白い…かも。

全体にボーカル3人がメジャーデビュー以降よりも高い声とテンションで好き放題にラップをしていて、特にRYOのスタイルがメジャー以降とまるで違う。メジャー以降では地声の低音でクールなラップを展開するスタイルになるが、今作ではやけに高い声でハイテンションでラップしているが不慣れ全開なので別人のようだ。1年4ヶ月後に「キリキリマイ」をリメイクした際にはもう低音地声スタイルに変わっているのでこの間にスタイルが確立された模様。

オレンジボール04年再発盤 

印象度★★★☆☆

2017.8.28更新

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