ORANGE RANGE

No タイトル 作詞 作曲 備考
1 MIRACLE ORANGE RANGE ORANGE RANGE  
2 チャンピオーネ ORANGE RANGE ORANGE RANGE 13thシングル 最高1位 売上22.1万枚
3 DANCE2 feat.ソイソース ORANGE RANGE ORANGE RANGE
feat.ソイソース
 
4 FAT ORANGE RANGE ORANGE RANGE  
5 BEAUTIFUL DAY ORANGE RANGE ORANGE RANGE  
6 風林火山 ORANGE RANGE 低音一家 14thシングルC/W
7 Everysing ORANGE RANGE ORANGE RANGE  
8 Walk on ORANGE RANGE ORANGE RANGE 13thシングルC/W
9 So Little Time feat.ペチュニアロックス ORANGE RANGE ORANGE RANGE
feat.ペチュニアロックス
 
10 FIRE BUN feat.GOD MAKING RYO,TSK,NEWMAN 低音一家  
11 UN ROCK STAR ORANGE RANGE ORANGE RANGE 14thシングル(10万枚限定) 最高3位 売上8.0万枚
12 Hello ORANGE RANGE ORANGE RANGE  
13 LIGHTS ORANGE RANGE ORANGE RANGE  
14 Great Escape ORANGE RANGE ORANGE RANGE  
15 STEP BY STEP ORANGE RANGE ORANGE RANGE  
16 SAYONARA ORANGE RANGE ORANGE RANGE 15thシングル 最高3位 売上10.5万枚
17 Silent Night ORANGE RANGE ORANGE RANGE  
18       シークレットトラック インスト

Strings Arrangement:吉俣良(2,5,8,12,15,16,17)

リリースデータ

2006年12月6日 初登場2位 売上34.8万枚 Produced by シライシ紗トリ gr8!records(ソニー)

メンバー

HAPPY MC YAMATO
MC NAOKI
MC RYO
Programming,Other Instruments,ソイソース,g NAOTO
BASS YOH

ORANGE RANGE4thアルバム。前作から1年2ヵ月ぶり。3シングルとC/W2曲を収録。「チャンピオーネ」はNHKサッカーW杯テーマ曲となっていてヒットしたが前3作からほぼ半減。10万枚限定だった「UN ROCK STAR」を経て、「SAYONARA」でさらに半減してしまった。今作も初日こそ1位だったものの、2日目以降は福山雅治『5年モノ』に1位を譲り、初登場2位となった。累計では前作から大幅に売上が下がった。アルバム初の初回盤DVD付となり、3シングルのMV及び1st〜12thまでのPV&メイキングをダイジェストにした映像を収録。今作で初めてMVが商品化されたが、08年の『裏 SHOPPING』、及び10年の『ALL the SINGLES』初回盤DVDはどちらもその時点でのMVを網羅したMV集となっているため現在は内容が重複している。

4作目にしてバンド名を冠したアルバムという事でこれぞORANGE RANGEという自身作…なのかと思いきや、そんな雰囲気はまるでない。相変わらずのおふざけやノリの良さはあるものの、真面目に聞かせるところでこれまでよりもグッとメッセージを届けようとする姿勢が垣間見え、大人になってきた事を感じるのは確かだが…。それよりもいよいよNAOTOのクレジットトップであるProgrammingとOther Instrumentsがバンドサウンドを侵食する勢いで炸裂していて全体にヘンテコポップ色が強い。相変わらずの曲数の多さと長さでどうにも集中が続かない。NAOTOがこれまで以上に意欲的に実験を重ねた感じはあるけど、今作にバンド名を冠するっていうのは…?

実際のところ、NAOTOは『ORANGE RANGE』というタイトルにバンド名ではなく、「メーターのオレンジ色の部分」をモチーフとして、「振り切った」「いっちゃってる」という意味を込めていたという。そう聞くと確かにNAOTO色が強まった今作で「振り切った」「いっちゃってる」はなんとなく納得できなくもない。さらには1stの頃からずっとNAOTOはこのタイトルを使いたくて毎回提案していたが没になっていて、今回は特に強く主張し、今回ダメなら次つけるとまで発言した事からみんなが折れて決まった…とされている。

というわけで半ば強引にNAOTOが決めたタイトルで、メンバー総意でのこれぞORANGE RANGEというアルバムでは全く無く、もちろんORANGE RANGEというグループを冠した集大成的な作品とか1つの到達点という立ち位置のアルバムでもないようだ。正直5人になってバンドの基本体制が崩れたためか、なんでもありになりすぎて収拾がつかなくなってきた感じもあるし、いつまでも初期の若さ押し、ノリ重視のままでもいられない難しい局面に早くも立たされている感じもあり、06年になって急速に飽きられていってしまったのも納得できてしまうところもある。個人的にはそんな中で生まれた「SAYONARA」は起死回生の名曲だと思ったんだけど、ついにはタイアップ先ドラマが大コケしてしまった。これまで大型タイアップは軒並み当ててきていたのにここで運にも見放されてしまう形となり、ブームは完全に終わったんだなと感じた。

ORANGE RANGE (初回限定盤)(DVD付)初回盤DVD付  ORANGE RANGE (通常盤)通常盤 

印象度★★★☆☆

2017.9.14更新

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