UNITY

No タイトル 作詞 作曲 備考
1 アオイトリ ORANGE RANGE ORANGE RANGE  
2 チラチラリズム-UNITY ver.- ORANGE RANGE ORANGE RANGE 沖縄ファミリーマート限定シングル
3 脳内ポップコーン ORANGE RANGE ORANGE RANGE  
4 Second Hand ORANGE RANGE ORANGE RANGE  
5 Carnation ORANGE RANGE ORANGE RANGE  

リリースデータ

2017年11月1日 初登場23位 売上0.36万枚 SPEEDSTAR RECORDS(SUPER ECHO LABEL)

メンバー

VOX YAMATO
VOX HIROKI
VOX RYO
GUITAR,BASS,PROGRAMMING,OTHER INSTRUMENTS NAOTO
BASS,ACOUSTIC GUITAR,三線,ELECTRIC GUITAR,PROGRAMMING YOH

ORANGE RANGE1stEP。コラボベスト『縁盤』から1年4ヵ月、10thアルバム『TEN』から2年2ヶ月ぶりの新作。インタビューでは"こういうミニアルバム的な作品はあまり作ったことなかったので、曲がどうのこうのと言うよりも、この形が面白い"という着想から今作が始まったとしていて、ミニアルバムと発言しているが公式にはミニアルバムではなくEPとして扱われている。EP枠ではレンタル&配信限定の『SUSHI食べたいEP』が過去にリリースされているので厳密には2作目のEPだが販売CD作品としては1作目。6月に沖縄のファミリーマート限定でリリースしたシングル「チラチラリズム」を収録。2016年が結成15周年、2017年がインディーズデビュー15周年だったため、2016年から2017年にかけては15周年記念の47都道府県ツアーを敢行していたが、全国発売の2017年の新作リリースは今作のみとなった。YOHの担当楽器にギターやプログラミングまでクレジットされているのは「Carnation」はYOHが中心となって制作したための模様。

とっちらかったアルバムだとメンバーが形容しているが、パブリックイメージのORANGE RANGEらしさが存分に発揮されたような5曲だ。ここ最近はバンド路線、打ち込み路線と極度に傾けた方針でのアルバムが続いた後に前作『TEN』でそれらを融合したど真ん中な作品を作り上げていた。その『TEN』は聞き疲れするというNAOTOの意向で10曲に絞った作品となったが今作は濃縮した『TEN』をさらに半分に濃縮したような濃さがある。ロックバンドとしてのカッコよさを追求したような「アオイトリ」、ブレイク時のORANGE RANGEのわちゃわちゃ楽しいイメージの「チラチラリズム」、振り切った打ち込み路線の「脳内ポップコーン」、クールにラップを聞かせる「Second Hand」、地元沖縄色を打ち出した暖かな「Carnation」…と5曲ともそれぞれにORANGE RANGEらしい曲で、かつてアルバムの大半を埋めていたワケの分からないような曲は無いので非常に聞きやすい。すっかりORANGE RANGEご無沙汰だというリスナーや全盛期の大量の曲数とその割にシングルと一部のリード曲以外はしんどくてあまりオリジナルアルバムにいい印象が無いというようなリスナーでも今作はさらっと聞けるんじゃないかと思う。あの頃の大ヒット曲ほどのインパクトは確かにもう無いかもしれないけど、ORANGE RANGEらしいなんでもありな感じや楽しさは失われていないことが改めて伝わりやすい1作

UNITY  

印象度★★★★☆

2018.2.8更新

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