complete of PAMELAH at the BEING studio
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | LOOKING FOR THE TRUTH | 黒澤摩璃子 | 小澤正澄 | 小澤正澄 | 1stシングル 最高26位 売上13.3万枚 |
2 | I FEEL DOWN | 水原由貴 | 小澤正澄 | 小澤正澄 | 2ndシングル 最高30位 売上10.8万枚 |
3 | キレイになんか愛せない | 水原由貴 | 小澤正澄 | 小澤正澄 | 3rdシングル 最高31位 売上4.3万枚 |
4 | I shall be released | 水原由貴 | 小澤正澄 | 小澤正澄 | 4thシングル 最高26位 売上5.3万枚 |
5 | BLIND LOVE | 水原由貴 | 小澤正澄 | 小澤正澄 | 5thシングル 最高20位 売上8.3万枚 |
6 | 涙 | 水原由貴 | 小澤正澄 | 小澤正澄 | 6thシングル 最高24位 売上5.9万枚 |
7 | SPIRIT | 水原由貴 | 小澤正澄 | 小澤正澄 | 7thシングル 最高15位 売上13.8万枚 |
8 | いとしいキミ | 水原由貴 | 小澤正澄 | 小澤正澄 | 8thシングル 最高25位 売上3.1万枚 |
9 | CONFIDENCE | 水原由貴 | 小澤正澄 | 小澤正澄 | 9thシングル 最高37位 売上1.6万枚 |
10 | TWO OF HEARTS | 水原由貴 | 小澤正澄 | 小澤正澄 | 10thシングル 最高30位 売上2.2万枚 |
11 | キズナ | 水原由貴 | 小澤正澄 | 小澤正澄 | 11thシングル 最高34位 売上1.4万枚 |
12 | 記憶 | 水原由貴 | 小澤正澄 | 小澤正澄 | 12thシングル 最高50位 売上0.9万枚 |
13 | 許されない恋 | 水原由貴 | 小澤正澄 | 小澤正澄 | 13thシングル 最高49位 売上0.7万枚 |
14 | individualism | 水原由貴 | 小澤正澄 | 小澤正澄 | 14thシングル 最高50位 売上0.6万枚 |
15 | LOVE IS PAIN | 水原由貴 | 後藤康二 | 大島康祐 | 水原由貴ソロシングル 最高74位 売上0.3万枚 |
<Premium Track> | |||||
16 | 曖昧 | 水原由貴 | 小澤正澄 | 小澤正澄 | 未発表曲 |
リリースデータ
2003年1月25日 2012年9月26日 |
初登場154位、最高126位 | 売上0.5万枚 | Produced by DAIKOH NAGATO | B-Gram Records |
メンバー
Voice | 水原由貴 |
All Guitars,Keyboards&Computer Programming | 小澤正澄 |
PAMELAH2ndベストアルバム。at the BEING studioシリーズ第7弾。全シングルA面14曲+ソロ1曲+未発表1曲をリリース順に収録。「LOVE IS PAIN」はアルバム初収録。『HIT COLLECTION〜CONFIDENCE〜』以来2作目となるが全活動を総括してのベスト盤は初。99年9月の5thアルバム『ism』を最後に事実上活動停止となり00年になって水原由貴のソロシングル「LOVE IS PAIN」がリリースされたがこれを最後に水原は消息不明となり、小澤は作家としての活動のみ継続していた(同時期にPAMELAHのニューシングル告知もあったが中止になって消えた)。『ism』の時点でバックアップパーティー(FC前身で無料登録制)が設立された直後だったため、唐突な停止だったが、今作リリースと同時期にに久々の会報で正式な活動終了が告知されたらしい。2012年には1680円の廉価盤として期間限定再発されている。
曲順や選曲に一定のこだわりが見られるat the BEING studioシリーズの中でも今作はかなりシンプルでリリース順に並んでいるだけで水原ソロ曲が収録されたのは特筆すべき点だがアルバムからの選曲も無い。PAMELAHの楽曲は短めのものが多いので収録時間にもかなり余裕があり、アルバムから数曲余裕で選曲できただろうに今作だけ何故こんなシンプルな構成なんだろうか。まあストレートに歴史を終えるのでこれはこれでいいんだけど、こうしてシングルを並べると比較的アルバムアーティストだったなとも思う。どの曲も高品質で勢いのあるダンス系のデジタルサウンドが並んではいるんだけど、突出した1曲は無いのでシングル単位で大ヒットが出なかったのも分からなくもない。その点アルバムでも劣らない楽曲が多く並んでいたのでシングルだけ並べてベストアルバム、というタイプではなかったと思う。
後期にかけては実験要素が増していくが、シングルだけ並んだ今作の場合は最後まで実験色強めのまま終わるが、実際のオリジナルアルバム単位では1つ前の『HEARTS』が最も実験していて「記憶」「許されない恋」「individualism」が収録された『ism』はトータルではそこまで実験的ではなかったりもする。そういった全体のバランス感覚まではシングルだけは追いきれない。とはいえ最初に聞くには最適な1作ではあり、今作を聞いて少しでも良いと思えれば各アルバムを集めればもっと良いと思えるんじゃないかとは思う。
未発表曲の「曖昧」のサビでは"曖昧にはしたくないよ 自然消滅はいらない"とPAMELAHの末路を皮肉ったような言葉が飛び出して驚いた。実際はラブソングの中でこのような言葉が出てくるんだけどPAMELAHの末路が曖昧な自然消滅だっただけにドスレート過ぎて妙に意味深だ。WANDSでもそうだったけどビーイングの未発表曲って末路を皮肉ったようなの多くないか。
印象度★★★★☆
2021.10.27修正