100万人署名御礼日本縦断ツアー全記録
内容(計103分) |
1998.6.21 有明100万人署名最後の集い GREEN MAN |
1998.7.6 那覇市とまりんイベント会場(約10000人) Rapturous Blue Power |
1998.7.13 熊本城二ノ丸公園(約8000人) Red Angel |
1998.7.13 福岡キャナルシティ(約7000人) Yellow Yellow Happy My Diamond |
1998.7.26 高松中央公園(約11000人) Orange |
1998.7.26 神戸モザイクガーデン(約20000人) My Diamond Rapturous Blue(New Sound English Memorial Version) GREEN MAN |
1998.7.27 名古屋ナディアパーク(約6500人) White Summer Heaven Power |
1998.7.27 松本市・あがたの森公園(約20000人) Pink Princess |
1998.8.3 山形市・馬見ヶ崎川河川敷(約45000人) GREEN MAN |
1998.8.17 北彩都あさひかわ(約51000人) My Diamond Vilolet Moon Power Yellow Yellow Happy |
リリースデータ
1998年11月18日 | 売上不明 | VAP |
メンバー
ボーカル、コーラス | CHIAKI |
キーボード、コーラス | TERU |
ギター、コーラス | UDO |
ポケットビスケッツ3rdビデオ。前2作はヒストリー映像集だったので、今作が初のライブ映像作品となる。98年春、新曲「My Diamond」を制作したものの、ブラックビスケッツも新曲「Timing」を用意しており、「ウリナリ」からどちらかしかリリースできないと言われ、直接対決。結果ブラックビスケッツが勝利。「Timing」を発売し、番組史上最高のヒットを記録。「My Diamond」のマスターテープは鉄球で破壊された。再度のリリースをめざし、100万人の署名を集める事となり、6月21日の結果発表の日に1784892人の署名が集まった事が判明し、新曲リリースが決定した。「My Diamond」はこの1年後の99年まで音源化されず、新曲「Power」を引っ提げて全国に御礼のライブイベントツアーを開催。各地で1時間ほどのライブを行った。これらの模様は当時の番組内でもOAされていたが、それらを再編集し、TVでは未公開のライブ映像も収録してまとめたのが今作となる。各地から数曲ずつ抜粋して収録しているが、曲によってはTVサイズだったり、途中でぶった切られたりしている。またライブ以外にもライブ前後の3人の様子(バラエティ的な演出)も収録されている。VHSのみでDVD化はされていない。
当時の熱狂を記録したという意味では武道館ライブの様子よりもより鮮明な記録映像かもしれない。特に山形と北海道の人の数はハンパじゃなく、当時のTVの影響力の巨大さを改めて感じる。かなりバラエティ的な演出が施されていて今となってみれば実際にはどこまでが作ってあって、どこまでがマジだったのか判断できないところだが、ここに映っている若者たちも、当時の俺もポケビのストーリーに感動して熱狂していた。と言いながら実は署名してなかったりもするんだけど(「POWER」以降は全作買った)。千秋のキャラの不思議さは好みが分かれるところだろうし、当時も子供っぽい喋り方は少し苦手だったが、これも改めて見るとどこまでが計算でどこまでが素なのかさっぱり分からない。しかし歌声は確かだ。何よりこの3人のバランス感覚は他のどのバラエティ企画モノグループよりも絶妙だったと思う。バラエティ的な見所はやはり内村が実際にキーボードをプレイする場面や「Power」でウドのギターパートが増えていくところだろう。なお内村は当初からキーボード担当で、2ndシングル以降はソロを弾くというのが定番になっていたが、ウドの楽器は固定しておらず、今作で初めて担当楽器がギターに確定した。最初は最後の1音だけだったのが、途中からCメロが加わり、最後はBメロも加わる。今作での2人の「Power」の演奏を見ておくと、武道館ライブでの上達ぶりがより分かる。TVで放送された際は、パートを増やすと宣言するところなどもOAされていた記憶があるが、今作ではそのくだりがカットされているので、気がついたらパートが増えていく。一通りの流れは追えるものの、最初はビデオ用のコメント映像の部分から入り、随所でその映像が入るのにそこでのトークを締めないまま出てこなくなって「Yellow Yellow Happy」と同時にビデオが終了してしまったり、前述のギターパート増加のくだりがカットされたりと、完全版ではなくあくまで総集編であるところは少し残念だ。
印象度★★★★☆