Flexible Strategies
No | タイトル | 年 | 備考 |
1 | Dead End Job | 1978 | 2ndシングル『Can't Stand Losing You』B面 |
2 | Landlord | 1979 | 5thシングル『Message in a Bottle』B面 |
3 | Visions Of The Night | 1979 | 6thシングル『Walking on the Moon』B面 |
4 | Friends | 1980 | 7thシングル『Don't Stand So Close to Me』B面 |
5 | A Sermon | 1980 | 8thシングル『De Do Do Do, De Da Da Da』B面 |
6 | Shambelle | 1981 | 9thシングル『Invisible Sun』B面 |
7 | Flexible Strategies | 1981 | 10thシングル『Every Little Thing She Does Is Magic』B面 |
8 | Low Life | 1981 | 11thシングル『Spirits in the Material World』B面 |
9 | Murder By Numbers | 1983 | 12thシングル『Every Breath You Take』B面 5thアルバム『Synchronicity』カセット、CD化以降追加収録曲 |
10 | Truth Hits Everybody(Remix) | 1983 | 12thシングルイギリス限定2枚組盤の2枚目に収録 初CD化 1stアルバム『Outlandos d'Amour』収録曲のリメイク |
11 | Someone To Talk To | 1983 | 13thシングル『Wrapped Around Your Finger』B面 |
12 | Once Upon A Daydream | 1983 | 14thシングル『SynchronicityU』B面 |
リリースデータ
2021年8月25日(MQA/UHQCD) | 初登場263位 | 売上0.02万枚 | ユニバーサル |
BOX『Every Move You Make:The Studio Recordings』DISC-6はオリジナルアルバム未収録のB面集。今作用に新たに編集された。A&MでのシングルB面からアルバム未収録のスタジオトラックを収録している。「Truth Hits Everybody(Remix)」は初CD化(日本語ライナーでは9が初CD化と誤植されているが10の誤り)。1977年に自主制作レーベルからリリースしたデビューシングル「Fall Out」とB面「Nothing Achieving」、活動休止を経て復活した1986年にシングルリリースしたリメイク版の「Don't Stand So Close To Me '86(高校教師'86)」、そしてサントラ盤『Brimstone & Treacle』収録曲「How Stupid Mr. Bates」「I Burn For You」「A Kind Of Loving」は未収録。また現在単独発売されている5thアルバム『Synchronicity』には「Murder By Numbers」が追加収録されているが今回のBOXと2021年盤ではオリジナルLP準拠に戻され、「Murder By Numbers」はこちらに回されている。
BOX自体がパッケージに作詞作曲の表記が一切なく、日本語ブックレットにも表記が無く、唯一作者の表記があるのが各CDのレーベル面のみという仕様となっているが、このDISC-6だけはCDレーベル面も含めて一貫して発表年の併記しかされていない。
2021年にMQA/UHQCDとしてオリジナルアルバム5作と86年の『Every Breath You Take:The Singles』が復活発売された際には初めて単独発売された。英国オリジナル・アナログ・テープを基にした2021年DSDマスターを352.8kHz/24bitに変換して収録とされていてこれが最新リマスターとなる模様。
あくまで今作はA&Mでの"The Studio Recordings"なので、インディーズでの1stシングル、ライブ音源、サントラ盤『Brimstone & Treacle』と86年のリメイク版はカットされたようだ。今作収録曲は基本的に93年の全曲集BOX『Message in a Box』以来の収録となっていて久々の新規リマスターで聞けるようになった模様。『Message in a Box』には前述の今作未収録になった楽曲も収録されているが「Truth Hits Everybody(Remix)」は収録されていなかったので「Truth Hits Everybody(Remix)」だけ初CD化という事になっている。
B面コレクションという事で馴染みのある曲は皆無ながら時系列になっているのでパンク色の強いロック路線から徐々に幅を広げていくバンドの変化の過程をアナザーサイドから足早に振り返る事ができる。なんか台詞が聞こえてきたり、インストだったりといかにもB面らしい曲も多いものの資料的な価値は高い1作だと思う。収録時間にも余裕があるんだし、他の未収録曲も網羅してくれれば『Message in a Box』に代わる最新リマスターでのコンプリートな全曲集BOXになっただけにその点は惜しい。
なお初CD化となった「Truth Hits Everybody(Remix)」はリミックスという表記になっているが、ミックス変更でもトラックメイカー系のリミックスでもなくどう聞いても普通にアレンジ変えてのリメイクである。
2019年BOX(初出) 2021年MQA/UHQCD単独発売盤
印象度★★★★☆
2020.4.12更新