PORNO GRAFFITTI BEST JOKER

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 Love,too Death,too 新藤晴一 ak.homma ak.homma,Porno Graffitti 26thシングル 最高2位 売上7.4万枚
2 ROLL 岡野昭仁 岡野昭仁 ak.homma,Porno Graffitti 17thシングル『ネオメロドラマティック/ROLL』両A面曲
最高2位 売上22.6万枚
3 ジョバイロ 新藤晴一 ak.homma ak.homma,Porno Graffitti 19thシングル 最高3位 売上19.0万枚
4 痛い立ち位置 新藤晴一 新藤晴一 ak.homma,Porno Graffitti 24thシングル 最高3位 売上8.0万枚
5 グラヴィティ 新藤晴一 新藤晴一 ak.homma,Porno Graffitti 6thアルバム『m-CABI』収録曲
6 横浜リリー 新藤晴一 ak.homma ak.homma,Porno Graffitti 6thアルバム『m-CABI』収録曲
7 リンク 岡野昭仁 岡野昭仁 ak.homma,Porno Graffitti 22ndシングル 最高2位 売上11.6万枚
8 m-FLOOD 新藤晴一 岡野昭仁 ak.homma,Porno Graffitti 期間限定着うた配信曲 初CD化
9 DON'T CALL ME CRAZY 新藤晴一 新藤晴一 ak.homma,Porno Graffitti 19thシングル両A面曲
10 シスター 新藤晴一 ak.homma ak.homma,Porno Graffitti 15thシングル 最高2位 売上24.5万枚
11 うたかた 岡野昭仁 ak.homma ak.homma,Porno Graffitti 5thアルバム『THUMPx』収録曲
12 ベアーズ 新藤晴一 新藤晴一 ak.homma,Porno Graffitti 7thアルバム『ポルノグラフィティ』収録曲
13 約束の朝 新藤晴一 ak.homma ak.homma,Porno Graffitti 新曲

リリースデータ

2008年10月29日 初登場2位 売上14.9万枚 Produced by Porno Graffitti、田村充義、本間昭光 SME Records

メンバー

Vocal,Chorus,Guitar 岡野昭仁
Guitar,Chorus 新藤晴一

ポルノグラフィティ4thベストアルバム。前ベスト『RED'S』『BLUE'S』と同様に今回も『ACE』との2枚同時発売。シングル7曲、C/Wとアルバムから5曲、新曲1曲という構成も前回を踏襲している。今回はデビュー10年目突入記念とされ、9周年(9月8日)を過ぎたタイミングでの発売となった。今回も直前にシングルを連続で4作発売しており、「Love,too Death,too」「痛い立ち位置」がアルバム初収録となり、オリジナルアルバムには未収録となった。前ベスト同様の1位2位ランクインを達成したものの、売上は絶不調となり、初の20万割れだった前作『ポルノグラフィティ』をさらに下回り、この時点での最低売上を2作揃って更新した。

「m-FLOOD」はアルバム『m-CABI』のインタールードとして収録されていた「m-NAVI」1〜4をフルバージョンとして再構築して1曲にしたもので着うた、着うたフルで2007年2月28日〜6月17日まで期間限定配信していた楽曲。全A面を網羅した2013年の『PORNOGRAFFITTI 15th Anniversary"ALL TIME SINGLES"』発売以降は初CD化の「m-FLOOD」、新曲の「フィルムズ」が今作でしか聞けない曲となる。

ACEに比べるとサウンドに凝ったようなややクセのある曲が多い。ヒットチャートではほとんど取り上げられなかった両A面の2曲目が2曲入っているので何だかシングル曲が少ない気もするが、この時期の通常時よりもヒットした基準である20万越えは今作では「シスター」のみでそれに準ずるのが「ジョバイロ」。「ROLL」は両A面2曲目なのでこのシングルのヒットの印象は『ACE』収録の「ネオメロドラマティック」にはあるけど「ROLL」がヒットしたという感覚は無いだろう。また「シスター」はこの時期で最大売上だが、2人になって最初のシングルでベスト盤ヒット直後の勢いもあって売れたので「ハネウマライダー」「ジョバイロ」「ネオメロドラマティック」を上回るほどのヒット曲という認識は持たれていないように思う。そんなわけで今作の方が目玉となるヒット曲がない感じはする。ACEとJOKERなのでまさに今作はJOKERというか、王道ヒット狙いとは少し外したこだわりの楽曲集といった趣きもあり、より聞き込むほどに味が出てくる。

ヒット曲満載のベスト盤という需要を考えれば今作が最も弱いのは否めず前作を踏襲しての2枚同時発売は無理があったようにも感じられてしまう。素直に2枚組でDISC ACEとDISC JOKERだった方が2枚のコントラストもよりハッキリしたのではないか。2人になってからのポルノグラフィティは以前よりもバンドサウンドを重視して、パッと聞いて強烈なインパクトやキャッチーさはないものの、安定していい曲を生み出して新たな進化を遂げてきた。サウンド面での深みと耐用年数は増してきていて進化は確かに感じられる。

B001FCNZJU

印象度★★★★☆

2022.11.15修正

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