m-CABI(初回盤)

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 m-NAVI 1 "Ride on!! Blue vehicle!"   岡野昭仁 ak.homma,Porno Graffitti Instrumental
2 ハネウマライダー 新藤晴一 ak.homma ak.homma,Porno Graffitti 20thシングル 最高2位 売上20.9万枚
3 BLUE SKY 岡野昭仁 岡野昭仁 ak.homma,Porno Graffitti  
4 BLUE SNOW 新藤晴一 ak.homma ak.homma,Porno Graffitti  
5 m-NAVI 2 "Keep on having fun with the MUSIC CABINET"   岡野昭仁 ak.homma,Porno Graffitti Instrumental
6 Winding Road 岡野昭仁 岡野昭仁 ak.homma,Porno Graffitti 21stシングル 最高1位 売上14.4万枚
7 休日 岡野昭仁 ak.homma ak.homma,Porno Graffitti  
8 NaNaNa サマーガール 新藤晴一 新藤晴一 ak.homma,Porno Graffitti 18thシングル 最高3位 売上11.6万枚
9 DONT CALL ME CRAZY 新藤晴一 新藤晴一 ak.homma,Porno Graffitti 19thシングル両A面曲
10 ジョバイロ 新藤晴一 ak.homma ak.homma,Porno Graffitti 19thシングル 最高3位 売上19.0万枚
11 m-NAVI 3 "Ready? Silvia, Geronimo, and Lily?" 新藤晴一 岡野昭仁 ak.homma,Porno Graffitti  
12 月明りのシルビア 岡野昭仁 新藤晴一 Porno Graffitti,野崎ブラザーズ  
13 Mr.ジェロニモ 岡野昭仁 岡野昭仁 ak.homma,Porno Graffitti  
14 横浜リリー 新藤晴一 ak.homma ak.homma,Porno Graffitti  
15 m-NAVI 4 "Let's enjoy till the end" 新藤晴一 岡野昭仁 ak.homma,Porno Graffitti  
16 ライン 新藤晴一 岡野昭仁 ak.homma,Porno Graffitti  
17 グラヴィティ 新藤晴一 新藤晴一 ak.homma,Porno Graffitti  

英語補作詞:Quanaca(15)

Extra-Track CD(初回盤のみ)
No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 NaNaNa ウィンターガール 新藤晴一 新藤晴一 ak.homma,Porno Graffitti 18thシングルの歌詞・アレンジ違いバージョン

リリースデータ

2006年11月22日 初登場2位 売上29.2万枚 Produed by 田村充義、本間昭光 SME Records

メンバー

Vocal,Chorus,Guitar 岡野昭仁
Guitar,Chorus 新藤晴一

ポルノグラフィティ6thアルバム。前作から1年7ヶ月ぶり。前作以降のシングル4作5曲を収録。インタールード「m-NAVI」を4ヵ所で仕切りのように配置した構成になっている。この4曲はフルバージョン「m-FLOOD」として07年2月28日に配信限定でリリースされ、後にベスト盤(『JOKER』)で初CD化されている。「月明りのシルビア」のみベースとドラムのサポートメンバー(野崎真助と野崎森男の兄弟)とアレンジ、演奏しており、エンジニアの手伝いの元でメンバー自身がカセットMTRで録音を行ったとされブックレットにも小さく説明が書かれている。この曲のみak.hommaは参加していない。また曲の最初と最後にカセット録音のスタートストップのガチャ音が入っているが実際のものではなくカセット録音っぽさを示すための演出である(機材の進歩により当初想定したアマチュア時代のカセット録音よりもいい音になってカセットMTRっぽさが出なかったので演出で足した)。

初回盤はExtra-Track CD付属、スリーブケース仕様「NaNaNa サマーガール」の歌詞とアレンジを完全に別物に変更した「NaNaNa ウィンターガール」が収録されており、この曲ではサポートドラマーがメインでドラムを担当しているもののAdditionalという形で昭仁と晴一にもドラムがクレジットされている。

シングル5曲の方向性がどれも異なるのでそれらを1曲ずつ生かすためにアルバムを4分割したのかと思ったら、1曲(「ハネウマライダー」)を生かす形になっているのは1つ目のブロックのみ。2ブロック目で残りのシングル4曲を一気に放出するシングルゾーンを展開。3ブロック目は人名シリーズ、4ブロック目は締めのバラード系と後半はアルバム曲で固めている。このためパッと聞きは前半だけ勢いがあって、後半が地味。後半部分に味わい深さを感じられるかが今作のポイントになってくるんじゃないかと思う。シングルを散らしたら散らしたでアルバム曲が隙間を埋めるみたいな役割にもなってしまうし、あえてシングルを前半で固めて後半は構成力、全体の流れで勝負してアルバム曲を聞かせようというのもありといえばありだ。初期のヒットチューンのような勢いではなく完全にトータルで聞かせる方向にシフトしてきた感じもするので、それ相応に聞き方も変える必要がある。いつまでも初期のヒット曲のイメージで聞いていればそれはパワーダウンしたの一言で話が終わってしまう。それゆえに今作でのいかにアルバムを聞かせるかというところからの4分割というアイデアは面白いし、こういう構成だったからこそアルバム全体の完成度は高くなっているように思う。シングル級のアルバムリード曲が無いのは微妙なところではあるが…シングルが5曲もあったからなぁ…。

「NaNaNa ウィンターガール」は「グラヴィティ」のラスト部分と音が繋がっていて、アルバム本編からのExtra-Trackというこだわりを強く感じる。CDだといちいち入れ替えなきゃいけないので面倒だが、デジタルプレイヤーやCD-Rなどで繋げて配置しておけばより単なるボーナスCDではないこのExtraな感じ(?)が分かるかも。曲の方はメロディーは一緒なんだけど思いっきりアレンジが変わっているのでほとんど別の曲に聞こえる。しかも物凄い勢いで大滝詠一の「君は天然色」まんまパロディ(歌詞にも「君は天然色」と出てくる)というのが面白い。

B000J4S5ZO初回盤  B000J4S5ZY通常盤 

印象度★★★★☆

2022.10.26修正

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