DOLLS IN ACTION
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Dear | 富田京子 | 奥居香 | PRINCESS PRINCESS&笹路正徳 | |
2 | 名前のない町 | 中山加奈子 | 奥居香 | PRINCESS PRINCESS&笹路正徳 | |
3 | ジャングル プリンセス | 今野登茂子 | 中山加奈子 | PRINCESS PRINCESS&笹路正徳 | 13thシングル(カット) 最高13位 売上13.4万枚 |
4 | 空より海より(プリプリサンバ'91) | 富田京子 | 奥居香 | PRINCESS PRINCESS&笹路正徳 | 13thシングルC/W(カット) |
5 | 砂漠の太陽 | 奥居香 | 奥居香 | PRINCESS PRINCESS&笹路正徳 | 14thシングル『パイロットになりたくて』C/W |
6 | ジョーカーと100人の亡者 | 中山加奈子 | 中山加奈子、奥居香 | PRINCESS PRINCESS,土方隆行&笹路正徳 | |
7 | SEVEN YEARS AFTER | 富田京子 | 奥居香 | PRINCESS PRINCESS&笹路正徳 | 12thシングル 最高3位 売上28.1万枚 |
8 | SUMMER MADNESS | 渡辺敦子 | 奥居香、渡辺敦子 | PRINCESS PRINCESS&笹路正徳 | |
9 | COME BACK | 今野登茂子 | 今野登茂子 | PRINCESS PRINCESS&笹路正徳 | |
10 | ロマンス | 中山加奈子 | 奥居香 | PRINCESS PRINCESS&笹路正徳 | |
11 | I LOVE YOU | 中山加奈子 | 奥居香 | PRINCESS PRINCESS&笹路正徳 | 12thシングルC/W 別歌詞バージョン C/W収録時のタイトルは「I LOVE YOU〜窓辺にて〜」 |
リリースデータ
1991年12月7日 1996年6月21日(再発) |
初登場1位 100位圏外 |
売上95.0万枚 - |
Produced by PRINCESS PRINCESS&笹路正徳 | ソニー |
メンバー
Vocal,Guitar | 奥居香 |
Guitar,Vocal | 中山加奈子 |
Bass | 渡辺敦子 |
Drums | 富田京子 |
Keyboards | 今野登茂子 |
PRINCESS PRINCESS6thアルバム。1ヵ月前の先行シングル「SEVEN YEARS AFTER」とC/W「I LOVE YOU」(歌詞変更)を収録。その前のシングル「KISS」は未収録。翌年2月に「ジャングル プリンセス」がシングルカットされ、C/Wには「空より海より(プリプリサンバ'91)」がカットされた。さらに次のシングル「パイロットになりたくて」C/Wとして「砂漠の太陽」もカットされた。今作では初めてアレンジ表記がされており、同時にプロデュースがバンドと笹路正徳の共同名義となった。
「KISS」までシングルで5作連続1位を記録していたが、「SEVEN YEARS AFTER」は3位となり連続1位記録は途絶え、結果的に「KISS」が最後のシングル1位、「SEVEN YEARS AFTER」も最後のトップ3入りとなった。今作は1位を獲得したが、前2作で達成していたミリオンには届かなかった。翌年2月の「ジャングル プリンセス」はシングルカットが響いていきなりトップ10入りを逃してしまい売上も大きく落としたが、結果的にこれ以降で「ジャングル プリンセス」の売上を越えたシングルは1作のみ(トップ10入りはその後3作で果たした)となった。
96年の解散後にラストアルバム以外の全オリジナルアルバムが一斉再発された。単独での再発は96年が最後。06年のアルバムBOX『10 Years After〜PRINCESS PRINCESS Premium Box〜』収録時にはリマスターされている。
今作はまだミリオンに迫る大ヒットだったが、シングル売上が急落し始めた時期で人気面でのピークを越え始めた頃のアルバム。シングルカットした「ジャングル プリンセス」も「空より海より(プリプリサンバ'91)」も同時期のTUBEがやり始めていたイケイケ路線みたいなかなり楽しい曲だが、シングルカットするには随分チャレンジな曲で、人気急落のきっかけみたいになってしまった。前作がバンド名を冠したアルバムでPRINCESS PRINCESSの王道をひとまず完成させたのもあったのか、今作は積極的に新たな境地を切り開こうと色々な曲調や今までやっていない方向性に挑んだ意欲作といった印象。元気なだけではないセツナ系疾走ナンバー「SEVEN YEARS AFTER」はトップクラスに好きな曲だが、今までのヒット曲や人気曲のようなこれぞプリプリという王道の元気なポップロックナンバーが無く、変にはじけた曲やこれまでよりも大人っぽく聞かせる曲などここまでのイメージから期待されるプリプリ像をビミョーにハズしたような曲が続くため、リアルタイムで聞いていたらけっこう戸惑っていたと思う。
次のシングルコレクションを経てこのままどうにもどういう方向でやっていきたいのか良く分からないまま迷走といえるほどのチャレンジもなく、失速していってしまうような印象があるが、この先を踏まえると今作はまだハッキリはしていないが新しいところを目指そうという意欲と勢いが感じられるだけ面白いアルバムになっているかなと思う。解散した後に後追いで印象が良くなったリスナーも多いのでは。
印象度★★★★☆
2017.5.27更新