THE PREMIUM BEST
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 備考 |
1 | M | 富田京子 | 奥居香 | 7thシングルC/W(カット) |
2 | DIAMONDS<ダイアモンド> | 中山加奈子 | 奥居香 | 7thシングル 最高1位 売上109.7万枚 |
3 | 世界でいちばん熱い夏 平成レコーディング | 富田京子 | 奥居香 | 2ndシングル 100位圏外 8thシングル(再発) 最高1位 売上86.5万枚 8thシングルC/W収録Ver.(ライブアレンジを基にした再録音バージョン) |
4 | 19 GROWING UP-ode to my buddy- | 富田京子 | 奥居香 | 4thシングル(アルバム同発) 最高62位 売上1.6万枚 |
5 | GET CRAZY! | 中山加奈子 | 奥居香 | 6thシングル 最高13位 売上11.9万枚 |
6 | KISS | 富田京子、 中山加奈子 |
奥居香 | 11thシングル 最高1位 売上40.1万枚 |
7 | HIGHWAY STAR | 渡辺敦子 | 渡辺敦子、 奥居香 |
5thアルバム『PRINCESS PRINCESS』収録曲 |
8 | パレードしようよ | 富田京子 | 奥居香 | 4thアルバム『LOVERS』収録曲 |
9 | ジュリアン | 中山加奈子 | 奥居香 | 10thシングル 最高1位 売上58.8万枚 |
10 | SEVEN YEARS AFTER | 富田京子 | 奥居香 | 12thシングル 最高3位 売上28.1万枚 |
11 | ジャングル プリンセス | 今野登茂子 | 中山加奈子 | 13thシングル(カット) 最高13位 売上13.4万枚 |
12 | パパ | 中山加奈子 | 奥居香 | 9thシングルC/W(カット) |
13 | だからハニー | 中山加奈子 | 奥井香 | 16thシングル 最高6位 売上18.6万枚 |
14 | GUITAR MAN | 奥居香 | 奥居香 | 7thアルバム『BEE-BEEP』収録曲 |
15 | OH YEAH! | 中山加奈子 | 奥居香 | 9thシングル 最高1位 売上57.5万枚 |
リリースデータ
2008年7月2日 | 初登場40位 | 売上1.0万枚 | Original Recording Producer:河合マイケル誠一&笹路正徳 | ソニー |
メンバー
ヴォーカル、ギター、ピアノ | 奥居香 |
ギター、コーラス | 中山加奈子 |
ベース、コーラス | 渡辺敦子 |
ドラムス | 富田京子 |
キーボード、コーラス | 今野登茂子 |
PRINCESS PRINCESS9thベストアルバム。06年から再びベスト盤が乱発されている中で、今回はRSPが「M〜もうひとつのラブストーリー〜」をリリースしたのに合わせて発売された。今作では全曲にニューミックスが施された。"オリジナル音源の旨みはそのままに"とされており、各楽器の音のバランスを整えたミックス変更&リマスターとなっている。前年の季節ベスト2作は300位圏外だったが今作はRSPカバーで話題になり、メディアでも発売情報がある程度流された効果もあって、チャートインを果たした。
また2012年には同じミックスエンジニアとマスタリングエンジニアによってさらに新たなミックス&マスタリングを施した『THE REBIRTH BEST〜再会〜』もリリースされている。今作とは「ジャングル プリンセス」以外は全曲被っているが、今作の音源の使い回しではなく新規でのリミックス&リマスターとなる。
イメージとしてはレベッカの『Complete Edition』の時にやっていたremixed editionみたいな感じ。06年のBOXでリマスターされたばかりだったとはいえ、ニューミックスの効果はなかなか抜群で『プリ2』の音と比べるとバンド感が前面に出ている。各楽器の音を持ち上げてくっきりさせているので、結果的に80年代〜90年代前半の頃のCDを聞くと感じる古さが無くなり、90年代半ば以降の"今の音"になり、ロック感が増した。これからプリプリを聞く若い世代は、昔のバンドという感覚をあまり受けずに違和感なく聞けると思う。既に原曲に馴染みがある人はじっくり聞いてその違いを楽しむことができるはずだ。『THE REBIRTH BEST〜再会〜』と15曲中14曲が被っているものの、ミックスの方向性はけっこう異なっており聞けば何となく違いは分かる程度には異なるので聞き比べても面白い。全体的な印象では今作の方が音が派手でロック色が強い攻撃的なミックスになっていると思う。『THE REBIRTH BEST〜再会〜』の方は今作ほど攻撃的ではないためポップ寄りな感じ。
それだけに当時の音の慣れ親しんでいると違和感を覚えたり、音がキツすぎると感じるようだ。個人的にはリアルタイムで聞いてこない完全な後追いリスナーで、当時の音には時代性を感じていたので今作の方が圧倒的にしっくり来た。
印象度★★★★☆
08年当時の感想を2017.7.1修正