Ring
Ring+
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | CUE! | R | 石井健太郎 | 石井健太郎 | |
2 | RISE | R | 石井健太郎 | 石井健太郎 | 3rdシングル |
3 | NO FADE OUT | R | 石井健太郎 | 石井健太郎 | 2ndシングル |
4 | WARM PRAYER 祈りver. | R | 石井健太郎 | 石井健太郎 | 1stシングル |
5 | Mellow | R | 石井健太郎 | 石井健太郎 | 4thシングル |
6 | KISS KISS KISS | R | 石井健太郎 | 石井健太郎 | |
7 | メイサイ | R | 石井健太郎 | 石井健太郎 | |
8 | NOPE | R | 石井健太郎 | 石井健太郎 | |
9 | PLAY HIGH feat.TKQ | R | 石井健太郎 | 石井健太郎 | |
10 | Ring | R | 石井健太郎 | 石井健太郎 | |
11 | Mellow viloin inst. | 石井健太郎 | Instrumental | ||
2023年『Ring+』追加収録 | |||||
12 | NOPE 2023ver. | R | 石井健太郎 | リミックス |
リリースデータ
2020年3月23日 2023年5月31日(愛内里菜『Ring+』として再配信) 2023年7月15日(愛内里菜『Ring+』として再発売) |
クラウドファンディング・自社通販限定 配信限定 自社通販限定 |
Produce:R Sound Produce:石井健太郎 |
Running Rabbit |
R1stアルバム。2010年に引退した愛内里菜のR名義でのほぼ10年ぶりの再始動作。引退後、愛犬の病気をきっかけに2012年にドッグブランドを立ち上げ、以降は垣内りか(元愛内里菜)名義で実業家としてあの人は今系のTV出演等を行っていたが、徐々に歌手活動再開への意欲が沸いてきたのか2015年にカラオケ番組に出演して以降はトーク&ライブイベントという形での小規模でのライブ活動を開始。2018年4月にアーティスト名義をRとして配信シングル「WARM PRAYER」を発売して本格的に歌手活動を再開した。以後発売されていた4曲の配信シングルを収録。
今作制作に向けてはクラウドファンディングでの制作となり、発売直前になり、公式サイトのオンラインショップがオープンし、クラファン参加者以外の購入も可能となった。またシングルは一般発売は配信限定だったが、ライブイベント等でのCD販売は行っていたらしく、公式通販にてシングルのCD販売も同時に開始された。
Ring+
愛内里菜9thアルバム。アルバム発売から1年後の2021年にプロデューサーによりセクハラ被害を受けていたとしてGIZA相手に裁判を起こすと同時に今後は愛内里菜名義で活動すると宣言。しかしGIZA側は愛内里菜の芸名を使うなとして提訴するなど泥沼状態となった。2022年の判決ではセクハラの訴えが認められなかったものの、愛内里菜の芸名使用を使うなというGIZA側の訴えも認められず、愛内里菜の芸名使用は裁判でも認められる事となった。なおセクハラ裁判は愛内側が控訴していたが2023年4月に棄却された。一連の裁判に決着がつき、2023年5月になって今作を配信で愛内里菜名義で再リリースすると発表。これに伴いR名義での配信は撤収し、愛内里菜名義で『Ring+』となり、ジャケット刷新、12曲目に新規制作リミックス「NOPE
2023ver.」が追加収録された。同時にRでの配信4シングルも配信から撤収され、これに伴い「WARM
PRAYER 温もりver.」の配信での入手が不可能となった。公式サイト限定でのR名義での各シングルの販売は継続されており、そこでのみ入手可能となる。愛内里菜名義となった事で『Ring+』は『LAST
SCENE』に続く愛内里菜の9枚目のオリジナルアルバムとなった。6月23日に正式に和解を発表。その後7月15日よりCDでも販売を開始。
R名義においては愛内里菜時代の最終作『LAST SCENE』に作編曲で参加していた石井健太郎が全面的に作編曲を担当。これ以外には本人コーラスと田中竜夫のギタークレジットのみで、5,9,11には高久知也によるバイオリン(5,11のみ)、ボーカル(TKQとして9のみ)がクレジットされている。
石井健太郎は一応愛内里菜時代の作家…とはいえ1番最後の『LAST SCENE』に参加していただけで特に代表曲を担当していた作家というわけでもなく、どんな曲を書いていたかも正直覚えていない。ただ声も変わってないし、作風も打ち込みバンド風のデジロック系で当時やっていても違和感が無く、今作もそのまま久々に聞いた愛内里菜の新作といった印象。バラードがバラードとしか印象に残らずかったるいところがあるが、思い返せば愛内里菜でもバラードはそんな感じだった。作家が1人しかいないガッツリとタッグ状態というのは不安だったけど、思ったより作風は幅広いし、現役時代も途中から迷走しているような時期もあっただけに今作はそれなりに軸がしっかりしていて最大公約数で愛内里菜を聞いていたリスナーが愛内里菜だなと思うような範囲内でやっているので基本今作を購入して聞くくらい愛内里菜に関心があるならガッカリすることはない1作だと思う。
90年代ビーイング勢は近年離脱者でもビーイングに復帰したり円満の関係を再構築しつつあるが、00年代以降のGIZA勢はその辺で厳しいものがあるのか、歌手活動再開への道のりが物凄く何かに気を遣っているかのようにトークライブイベントという形を取って再開したり、垣内りか名義ですらないRという絶対に検索に引っかからないようなアルファベット1文字にしたり、その割には"元愛内里菜"がTV出演時の芸名みたいになっていて愛内里菜の名前をアピールしたいけど堂々とは使えないのがひしひし伝わってくるかのような使い方だったり、スペシャルサンクスもかなり長々色々な名前が書いてあるのに知らない名前ばかりでGIZA関係者が無い辺りからも複雑な事情が垣間見える。
実際に1年後の2021年3月には当時のGIZAのプロデューサー(KANONJI)にセクハラ被害を受けていたとして裁判を起こし、その目的としてこっそり活動するのではなく大々的に歌手活動を行いたいと語るなど活動に制限がかけられているような事を示唆。ただ別に名前が法的に使用不可能なわけでは無いようで、裁判を起こした直後、デビュー21周年記念日に愛内里菜名義での再始動を発表した。同時にGIZA側は名前使用禁止で裁判を起こしていた事も後に判明。セクハラ裁判は愛内里菜側の主張が退けられ、名前使用はGIZA側の主張が退けられた。これに伴い、愛内里菜の名前を使用することが法的に認められたことになったためか、愛内里菜名義で配信し直す事にしたのかも。
印象度★★★★☆