FOREVER DAZE

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 海馬 野田洋次郎 野田洋次郎 RADWIMPS  
2 SHIWAKUCHA feat.Awich 野田洋次郎,Awich 野田洋次郎 RADWIMPS  
3 匿名希望 野田洋次郎 野田洋次郎 RADWIMPS  
4 TWILIGHT 野田洋次郎 野田洋次郎 RADWIMPS 7/23配信シングル
5 夏のせい 野田洋次郎 野田洋次郎 RADWIMPS 1stEP『夏のせい ep』収録曲
6 MAKAFUKA 野田洋次郎 野田洋次郎 RADWIMPS 11/5先行配信
7 Tokyo feat.iri 野田洋次郎 野田洋次郎 RADWIMPS  
8 うたかた歌 feat.菅田将暉 野田洋次郎,iri 野田洋次郎 RADWIMPS 8/6配信シングル
9 犬じゃらし 野田洋次郎 野田洋次郎 RADWIMPS 1stEP『夏のせい ep』収録曲「猫じゃらし」の別アレンジ
10 グランドエスケープ 野田洋次郎 野田洋次郎 RADWIMPS サントラ盤『天気の子 complete version』収録曲 セルフカバー
11 かたわれ 野田洋次郎 野田洋次郎 RADWIMPS  
12 鋼の羽根 野田洋次郎 野田洋次郎 RADWIMPS 4/5配信シングル 
13 SUMMER DAZE 2021 野田洋次郎 野田洋次郎 RADWIMPS 8/18You Tube、SoundCloudにて「SUMMER DAZE」として無料公開

オーケストラ・アレンジ: 徳澤青弦(10)

リースデータ

2021年11月23日 初登場3位 売上3.5万枚 ユニバーサル

メンバー

Vocal&Guitar&Piano 野田洋次郎
Guitar 桑原彰
Bass 武田祐介
 
Drum Support 森瑞希

RADWIMPS10thアルバム。2005年11月23日のメジャーデビュー記念日(1stシングル『25コ目の染色体』発売日)に合わせてか、水曜24日発売ではなく火曜23日発売。サントラ盤『天気の子』『天気の子 complete version』、EP『夏のせい ep』、コンピ盤『2+0+2+1+3+1+1= 10 years 10 songs』を経て2年11ヶ月ぶりのオリジナルアルバム。『夏のせい ep』から表題曲「夏のせい」と「猫じゃらし」をリアレンジ改題した「犬じゃらし」、配信シングル3曲を収録。「SUMMER DAZE 2021」はYou Tube、SoundCloudにて「SUMMER DAZE」として無料公開されていた楽曲。「MAKAFUKA」はアルバムと同じジャケットで先行配信された。また三浦透子が歌唱していた「グランドエスケープ」は野田メインボーカルでのセルフカバーで収録。このバージョンでは三浦透子がコーラス参加している。既出曲の収録は多いが前作以降シングルCD発売は無く、シングルCD曲が無いのは10作目にして初となる。

15th Anniversary Box(初回限定盤)はライブ映像「15th Anniversary Special Concert」@横浜アリーナ [2020.11.23]」、「TWILIGHT」Music Videoを収録したBlu-ray付もしくは2DVD付、ニューアルバムアートワーク+横浜アリーナライブ写真で構成された68Pフォトブック付属。
完全受注生産限定15th Anniversary Boxにはこれに加えてグッズ付で15th Anniversary ビッグTシャツ(フリーサイズ、ポスター(8つ折)、ステッカー封入。
通常盤はCDのみ。

ギター桑原彰が週刊誌による不倫報道を喰らったため、9月17日に活動休止を発表。今作の発売告知後、完成後だったためアルバムには全面参加しているが、プロモーション活動やその後のツアーには全面不参加となり、正規メンバーは野田、武田の2人のみの稼働となった(ドラム山口は無期限休養中扱い)。全体にCD売れなくなりすぎているのでそのまま比較はできないが、オリジナルアルバムでは3rd以降10万越えをキープしていたところ、今回は1st、2ndの9万枚も下回って最低売上を大幅更新する事態となり別名義でリリースした『ME SO SHE LOOSE』並となった。

以前のRADWIMPSは難解で良く分からないながらもそれでも迫りくるとてつもない迫力や凄みで圧倒されるような勢いがあって、良く分からないけど何か凄ぇ…(頭の悪い感想)という印象だった。売れはしていたが聞いている人が聞いているという感じで割と外野の変な声が入ってくることも無くそこそこ自由に活動できている様子だった。ところが『君の名は』での馴染みやすいポップな曲調と広く認知されたのがきっかけにどうにも大衆の目に晒されるようになった事で今までのままではいられなくなったというか、前作の「PAPARAZZI〜*この物語はフィクションです〜」が象徴的なような今更そんな事言い出す?というような事を曲にしてしまうなど、あの大ヒットをきっかけにブレイクとみなされて大衆の目が負担になっているのが伺えた。ついには不倫報道なんていうゴシップまで喰らってしまう始末でなんか大衆に対して心閉ざしちゃいそうだなという感じがあったが、どうにも今作は平静を保っているようで(コラボとかも引き続きやっているし)、難解で良く分からないのが分からないまま終わってしまうようなそんな1作。打ち込み電子音主体の曲が非常に多くなってしまい、バンドの枠を越えて幅広くはなっているんだけど、以前のようなバンドサウンドを突き詰めた凄みが無く、なんか流行りに乗った電子音を多用して複雑にこねくり回しているなぁ…という印象にしかならず…。しかも中盤以降5分越え6分越えの曲が多くなってくるので13曲で70分を越える長尺となってしまっているのも重たく、今回はちょっと今までで1番良さを感じられないまま終わってしまった。サブスク送りで聞いたので歌詞カードをじっくり見て聞いてないという集中力的な問題もあるのかもしれないが…(ただしハイレゾ相当なのでスペック上はCDよりいい音で聞けてしま)。少なくとも『君の名は』『天気の子』で入ったリスナーにとっては「グランドエスケープ」セルフカバーは収録されているものの、あの手のヒットチューンは全く出てこないので映画バブルも完全にはじけたんじゃないかなと思う。それどころか映画前よりもコアファンしか聞いてない状態にまで閉じているかもしれない。

あとFOREVERだぜとかSUMMERだぜとか何を言っているんだ今更スギちゃんかと思ったらデイズ=daysっていう先入観があって勝手にローマ字読みしてただけでDAZEも英単語なのでフォーエバーデイズ、サマーデイズが正しい読みだった。

B099VYH45415th Anniversary Box初回盤Blu-ray付  B099VX27ZL15th Anniversary Box初回盤2DVD付  B099VMSRGJ通常盤 

印象度★★★☆☆

2021.12.18更新

※今作はAmazon Musicのみで視聴したためCD(ブックレット)を手に取っていません。

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