君の名は。
No | タイトル | 備考 |
1 | 夢灯籠 | 歌入りの新曲 |
2 | 三葉の通学 | |
3 | 糸守高校 | |
4 | はじめての、東京 | |
5 | 憧れカフェ | |
6 | 奥寺先輩のテーマ | |
7 | ふたりの異変 | |
8 | 前前前世(movie ver.) | 歌入りの新曲 |
9 | 御神体 | |
10 | デート | |
11 | 秋祭り | |
12 | 記憶を呼び起こす瀧 | |
13 | 飛騨探訪 | |
14 | 消えた町 | |
15 | 図書館 | |
16 | 旅館の夜 | |
17 | 御神体へ再び | |
18 | 口噛み酒トリップ | |
19 | 作戦会議 | |
20 | 町長説得 | |
21 | 三葉のテーマ | |
22 | 見えないふたり | |
23 | かたわれ時 | |
24 | スパークル(movie ver.) | 歌入りの新曲 |
25 | デート2 | |
26 | なんでもないや(movie edit.) | 歌入りの新曲 |
27 | なんでもないや(movie ver.) | 歌入りの新曲 |
Strings Arrangement:RADWIMPS
リリースデータ
2016年8月24日 2019年11月27日(初回盤アンコールプレス) 2023年4月14日(アナログ盤) |
初登場1位 初登場39位 初登場10位 |
売上43.9万枚 売上0.2万枚 売上0.4万枚 |
EMI Records(ユニバーサル) |
メンバー
Vocal&Guitar&Piano | 野田洋次郎 |
Guitar | 桑原彰 |
Bass | 武田祐介 |
RADWIMPS、アニメーション映画『君の名は。』サウンドトラックアルバム。映画『君の名は。』の主題歌だけでなく劇中音楽全てをRADWIMPSが担当し、それらの楽曲を収録したサウンドトラックとなっているが、帯には"『君の名は。』のために制作したオリジナルアルバム"と書かれており、RADWIMPSのニューアルバムとして扱われていた。歌の入った通常の新曲は4曲(+バージョン違い1曲)で、残り22曲はインスト曲となる。movie ver.と題された3曲のうち「前前前世」「スパークル」は11月に発売されたオリジナルアルバム『人間開花』でoriginal ver.として収録されたが、「なんでもないや」はoriginal ver.が発表されていない。主人公の1人である三葉を演じた上白石萌音が10月にカバーミニアルバム『chouchou』でカバーした際も「なんでもないや(movie ver.)」とわざわざmovie ver.と題されていた。映画が空前の大ヒットを記録した事で、今作も2週連続1位を獲得。4th、5thアルバム頃の売上ピーク時を上回り、自身最大のヒット作となった。初回盤はドキュメント映像やインタビュー映像を収録したDVDとLPサイズの本が付属した巨大パッケージ仕様。予想外の大ヒットにより速攻で品切れとなった。
また15年9月にドラムの山口智史が持病悪化を理由に無期限休養に入っていたが、休養以降に発表されたシングルではメンバー表記がされていなかったため、今作は山口休養以降で初のアルバムにして初めてメンバーが3人として表記されたCDとなった。サポートドラマ―は別枠にて「Drums Supported by 森瑞希」と表記されている。
基本的に映画のサントラなので、BGMが大量収録されている。サントラで歌が入る事もあるが、大概が主題歌や挿入歌は単独で発売した方がヒットするので単独発売するものだが、ここまで大ヒットするとも思っていなかったのか、配信限定でいいと思っていたのか、シングルCDとして発売されず、結果今作に需要が集中した…という流れと思われ、普段サントラを聞かない人の心にまで響くような他と違うすさまじいサントラ…というわけではないんじゃないかと思う。というか映画をまだ見てないので見たら変わるのかもしれないが、仮に映画がどんなに名作だったとしてもBGMでかかっていた曲とか案外覚えてないし、改めて聞きたいとも思わないだろうから個人的にはたぶんそのままかなと。
数少ない歌の入った楽曲のうちバージョン記載が無い「夢灯籠」は短い曲。「スパークル」「なんでもないや」は最近よりは少し前のRADWIMPSっぽいなと感じる曲だが、最大の代表曲にまでなった「前前前世」は突然どうした?というくらい聞きやすくてヒット性の高いロックナンバー。RADWIMPSは以前からかなり複雑な曲が多かったが、近年はかなりコアファン向けになりつつあり、正直聞いてもあまり良さがよく分からない(以前もあまり分かってなかったが何かしら凄さを感じるところはあった)状態になってきていたので、まさかここでブレイク期よりもストレートな曲を出してくるとは思わなかった。これは確かに問答無用でいい曲だ。
アルバムとしてはまあ普通にサントラなので、今作全体が素晴らしいとはどうにも思えなかったし、曲を聞きたいなら『人間開花』が出た以上はそちらを聞いた方が普通にいいと思う。ただ「夢灯籠」「なんでもないや」は取り残されてしまうので、CDで聞きたい場合今作を結局聞くしかない。もしくは配信で済ませるか。配信で済ませずに、最高ヒットになるくらい売れたという事はサントラ需要が今更40万クラスにまで高まっているとはいくら映画がヒットしたとしても考えにくいし、数曲のためだけでもCDで聞きたいと思ったリスナーもかなりいたということで、なんだかんだCDパッケージとしての価値はまだまだ高いなと思ったりも。
印象度★★★☆☆
2017.2.3更新