CIRCLE
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考、追加楽器 |
1 | overture | 引地洋輔・ 奥村政佳 |
引地洋輔 | 「at the circle」コーラスパートによるイントロダクション | |
2 | Old Fashioned Love Song(Album Ver.) | グ スーヨン | オオゼキタク | 幾見雅博&RAG FAIR | 8thシングル 最高4位 売上5.5万枚 Acoustic Guitar |
3 | Dip! Dip! Dip! | RAG FAIR | 土屋礼央 | 光田健一&RAG FAIR | 9thシングルC/W |
4 | Seed of Love | 加藤五月 | 田村直樹 | 幾見雅博&RAG FAIR | Electric Piano |
5 | Drive me blue | 引地洋輔 | 深沼元昭 | 光田健一&RAG FAIR | Acoustic Piano |
6 | 昼寝 | 奥村政佳 | 加藤慶之 | 光田健一&RAG FAIR | Acoustic Piano |
7 | A.MAZE | 奥村政佳 | 奥村政佳 | 幾見雅博&RAG FAIR | |
8 | HANA | 近藤金吾・ 引地洋輔 |
近藤金吾 | 光田健一&RAG FAIR | 9thシングル 最高4位 売上3.7万枚 Electric Piano+Acoustic Guitar |
9 | Happy Wedding | 引地洋輔 | This Time | 引地洋輔・ 幾見雅博&RAG FAIR |
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10 | 嘘をつかないで | BARGAINS | BARGAINS | 幾見雅博&RAG FAIR | Strings Quartet+Vibraphone |
11 | GOOD LUCK!〜旅立ちのエール〜 | 奥村政佳 | 幾見雅博 | 幾見雅博&RAG FAIR | Electric Guitar |
12 | 君でなければ(Album Ver.) | 財津和夫 | 財津和夫 | 光田健一&RAG FAIR | 10thシングル(同発) 最高8位 売上3.4万枚 Acoustic Piano |
13 | at the circle | 奥村政佳・ 引地洋輔 |
引地洋輔・ 奥村政佳 |
引地洋輔・ 光田健一&RAG FAIR |
Electric Piano |
ギターアレンジ:押尾コータロー(2)
リリースデータ
2004年9月8日 | 初登場7位 | 売上4.9万枚 | Sound Produced by 幾見雅博(2,4,7,9,10,11)、光田健一(3,5,6,8,12,13) | TOY'S FACTORY |
メンバー
加藤慶之 |
引地洋輔 |
荒井健一 |
土屋礼央 |
奥村政佳 |
加納孝政 |
RAG FAIR2ndアルバム。フルアルバムとしては2作目。ミニアルバム『PON』から1年2ヵ月ぶり。『PON』以降のシングルのうち最も古い「白い天使が降りてくる」は未収録。「Old Fashioned Love Song」「HANA」とC/Wから「Dip! Dip! Dip!」、同時発売の「君でなければ」をAlbum Ver.として収録。今作では目次ページにAcappella+○○という表記があり、アカペラ以外の楽器を使用した場合は楽器名と演奏者が併記されている。アカペラブームが終息し、ブームの中で最も成功したRAG FAIRだけはかろうじてトップ10人気を保っていたものの売上は出すたびに低下していった。今作も『PON』よりさらに売上を落とす結果となった。
『AIR』に比べると若干楽器を増やした感じはするけど、あくまでアカペラを主体とした結果的に最後のアカペラアルバム。彩りとしてギターやピアノを導入して共存させていて、これまで通りに"アカペラバンド"といえる6人の声で構成された楽曲を楽しむことができる。今回はジャケットでもスーツ姿でキメているが、シングルで聞かせる系統の楽曲を連投していたように、デビュー当初のチャラついたイメージを払拭するような落ち着いた雰囲気の楽曲が並んでいるのがこれまでとの大きな違い。今作ではポップさや楽しさを保ちながらもメロディアスさやアカペラアレンジを練りこみ、適宜楽器を足すことでアカペラバンドとしてより高みを目指したかのように感じられる。「HANA」などいくつかの曲でもそうだが、実質的なタイトル曲「at the circle」ではこれまで無かった壮大さを感じられ、アカペラ+αでここまで表現できるのかと驚いた。
結果的にアカペラ主体での路線は今作と次のベスト盤で完結してしまい、以降はバンドサウンド主体のコーラスグループへ変化してしまうが、アカペラを主体としたアカペラバンドとしてのRAG FAIRの到達点は間違いなく今作だったと思う。初期イメージを覆すことができずに実力派として受け止めてもらえなかったのは惜しかった。
印象度★★★★☆
2017.7.17更新