a cup of day

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 Final way 麻越さとみ 間島和伸 RAMJET PULLEY&小林哲 4thシングル 100位圏外
2 overjoyed 麻越さとみ 間島和伸 RAMJET PULLEY&小林哲 2ndシングル 最高90位 売上0.2万枚
3 Hello...good bye 麻越さとみ 間島和伸 RAMJET PULLEY&小林哲 1stシングル 100位圏外
4 NEWS & bed & TRIP 麻越さとみ 間島和伸 RAMJET PULLEY&小林哲  
5 destiny〜21 another one〜 麻越さとみ 間島和伸 RAMJET PULLEY&小林哲 3rdシングル 100位圏外
1stシングルC/Wの別アレンジ
6 The night falls(instrumental)   間島和伸 RAMJET PULLEY&小林哲  
7 a cup of day 麻越さとみ 間島和伸 RAMJET PULLEY&小林哲  
8 bulanco 麻越さとみ 間島和伸 RAMJET PULLEY&小林哲  
9 I'evenement d'un jour (instrumental)   間島和伸 RAMJET PULLEY&小林哲  
10 Yes...no 麻越さとみ 間島和伸 RAMJET PULLEY&小林哲 2ndシングルC/W
11 Shopping in my village(instrumental)   間島和伸 RAMJET PULLEY&小林哲  
12 good bye yesterday 麻越さとみ 間島和伸 RAMJET PULLEY&小林哲  
13 Je t'aime 麻越さとみ 間島和伸 RAMJET PULLEY&小林哲  
14 Always〜in my heart〜 麻越さとみ 間島和伸 RAMJET PULLEY&小林哲  

リリースデータ

2001年9月27日 初登場100位 売上0.3万枚 Produced by RAMJET PULLEY GIZA studio

メンバー

Vocals 松田明子
Music 間島和伸
Words 麻越さとみ

RAMJET PULLEY1stアルバム。99年にデビューしていた5人組バンドrumania montevideoの三好姉弟以外の3人で結成され、rumania montevideoと並行して活動する形で00年11月にデビュー。ここまでの4シングルとC/W1曲を収録。3人はrumania montevideoでは一切の作詞作曲編曲に関与していなかったが、rumania montevideoではサックス&キーボードだった松田明子がボーカルとなり、麻越さとみが作詞、間島和伸が作曲、編曲もグループ名義で全面的に参加している。しかしメンバーの担当楽器は表記されず、松田明子のVocal以外は間島和伸はMusic、麻越さとみはWords表記のみとなっている。一方でAdditional Musician枠で「destiny〜21 another one〜」のAcoustic Guitarを寺島良一、「bulanco」のDrumsを石川雅春、Wood Bassを納浩一、Guitarを増崎孝司、Pianoを小野塚晃、Tenor Saxを勝田一樹が演奏している事が表記されている。当時100位集計で2ndシングルがかろうじてトップ100入りした以外は3シングルが100位圏外、今作もギリ100位ランクインとなった。

「destiny」は松橋未樹によるシングルが『名探偵コナン』OPとなり、そちらの知名度が高いがRAMJET PULLEYによる提供曲ではなく、RAMJET PULLEYバージョンはセルフカバーでもない。元々00年11月の1stシングルC/Wだったものを松橋未樹がカバーしたのが01年6月。RAMJET PULLEYサイドがこれに便乗したのかは不明だがその1ヶ月後の01年7月に3rdシングル「destiny〜21 another one〜」としてリメイクしてリリースしたのでシングル表題曲のリリース日だけ見ると1ヶ月でセルフカバーしたみたいな感じになった、という時系列。

当時の公式サイトプロフィールでは結成の経緯を"rumania montevideoのリハの際など3人で暇を見つけてはスタジオに入って音を出して遊んでいました。そのうちノリで曲なんかをつくって演奏するようになり、自然な流れの中でこの形を発見しました。特に意図があってとか、企画を練ってとかじゃなく、自分達的にはいつもの生活の延長線上で無意識にスタートしていた感じです。"と説明していたが、まあB社のこの手の説明はでっちあげである事も多いのでそんなノリでデビューできるわけでもないだろう。

rumania montevideoは作編曲プロデュースまで三好誠がほぼ1人で手掛けていたのでメンバー3人が制作に参加する余地がほとんどなく、演奏メンバーとしても明らかに演奏すらしてなさそうな打ち込み曲があったり、2ndアルバム以降は松田の担当楽器のはずのキーボードのサポート表記が入りまくったりしていた(しかも松田は当初サックス担当だったはずがサックスの音など全く入っておらず、後からキーボードも追記されるようになったが前述のようにサポートキーボードがかなり入っていた)。ライブ活動も全く行っていなかったのでライブ要員としてすら活動の場は無く、3人はほとんどバンド活動をしてないのではないかというような状態だった。そんな3人がメインで活躍する場がRAMJET PULLEYとなり、そりゃこっちに傾くのも当然かのようにこの後rumania montevideoは先に凍結する事に…とどうも不穏な感じはする。いずれにせよrumania montevideoで演奏メンバーとしては完全に空気だった3人がボーカル、作詞、作曲という別分野で才能を発揮したというのがRAMJET PULLEYである。といっても3人ともこれ以外のGIZAに多数提供したとかヒットさせたという事も無く、GIZAサイドもそんなに積極的に提供させることも無く、コナンタイアップ始め当時GIZAが抱えていたタイアップでプッシュする事も無く、シングルA面だけ大野愛果や徳永暁人のインパクトある曲を持ってきて売ろうとか、当時のGIZAが売り出そうとした時に積極的に使う手法を一切やっていないので当然売れなかった

ジャケットのイメージからカフェとか似合う感じのボサノヴァとかジャズ系の方向性がメインかと思いきやそういう曲もあるがそれだけでもなく、地味な中でも意外と多彩。これまた地味であまり存在感が無いようにも思えるが、良く捉えれば透明感があってヒーリング系にも近いような松田明子のボーカルは聞いていると地味なだけではなく、どこか心の落ち着きが得られるようにも感じるし、そこを生かした静かで味わい深い曲が多い。派手さは全くないが、BGM的な心地よさは確かにある。また大半は地味でいかにも当時のGIZAっぽい軽めの曲続きの中で「overjoyed」にしても「destniy」にしてもふいにサビメロはけっこう強くて印象的な曲も出てきたりするのでなかなか侮れない。

B00005NRUF 

印象度★★★☆☆

2021.6.28更新

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