BLOND SAURUS

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 BLOND SAURUS NOKKO 土橋安騎夫・高橋教之 REBECCA 12thシングルC/W(WILD REMIX)
2 Vanity Angel NOKKO 土橋安騎夫 REBECCA 11thシングル 最高12位 売上8.2万枚
3 Navy Blue NOKKO 土橋安騎夫 REBECCA  
4 Cotton Love NOKKO 土橋安騎夫 REBECCA  
5 Little Darling NOKKO 土橋安騎夫 REBECCA  
6 Lady Lady Lady NOKKO 土橋安騎夫 REBECCA  
7 Super Girl NOKKO 土橋安騎夫 REBECCA 12thシングル(カット) 最高11位 売上4.3万枚
シングル1曲目はSUPER REMIX、オリジナルはC/Wに収録
8 Naked Color NOKKO 土橋安騎夫 REBECCA  
9 When You Dance With Me KIM O'LEARY Nokko REBECCA  
10 One Way Or Another M.JESSLEY・
M.L.KORTES
土橋安騎夫 REBECCA 11thシングルC/W 「Vanity Angel」の英語詞Ver.

リリースデータ

1989年5月21日(LP/CD)
1991年8月23日(再発)
1994年11月2日(CD選書)
2007年9月19日(紙ジャケット/07年リマスター)
2013年2月20日(Blu-spec CD 2/13年リマスター)
初登場1位
100位圏外
100位圏外
300位圏外
300位圏外
売上47.3万枚
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Produced by REBECCA
Co-Produced by Michael Hutchinson&Francois Kevorkian
CBSソニー
ソニー
キューンミュージック
Sony Music Direct
Sony Music Direct

メンバー(クレジットなし)

NOKKO
土橋安騎夫
高橋教之
小田原豊

REBECCA7thアルバム。結果的に最後のオリジナルアルバム。88年にリリースされていた「One More Kiss」は未収録。先行シングル「Vanity Angel」とC/Wの英語詞バージョン「One Way Or Another」のみの収録だったが、9月に「Super Girl」が当時は珍しい12センチCDシングル「SUPER GIRL(SUPER REMIX)」としてリミックスでシングルカットされた。C/Wには「BLOND SAURUS」のリミックス(WILD REMIX)とオリジナルの「SUPER GIRL」(表記は大文字に変更)が収録された。今作リリース後にツアーを行い、11月に次のシングル「LITTLE ROCK」をリリースしたが結果的にこれが最後の新作となり、その直後から始まったツアー「BLOND SAURUSの逆襲」最終日の90年1月19日の日本武道館公演にて無期限活動休止を発表した。休止したまま1年後の91年2月に正式な解散を発表。オリジナルアルバムは今作が最後となったが、90年〜95年まで何らかの企画アルバムが毎年発売され続けた。

91年にSRCL品番で再発され、94年にはKSC2品番でCD選書シリーズの一環としてキューンから再発。04年のBOX収録時に初めてリマスターが施された。07年に24bitリマスター紙ジャケット仕様として一斉再発された(リマスターでの単独発売は初)。2013年にはBlu-spec CD 2による2013年最新リマスターで一斉再発された。2013年リマスターはソニーの塩月博之が担当。今回入手したのは2013年盤。2015年にはGO HOTODAによるリマスターにてハイレゾ配信が開始されており、現在ハイレゾ版が最新リマスター音源となる。

『Complete EditionU』ブックレットでは土橋が今作制作時に既にメンバーのまとまりがなくなっていたと語っている。前作に比べると明るさは戻っているんだけど、どうもあまりバンドっぽくない。「Vanity Angel」や「Super Girl」はさすがにシングル化されているだけあってレベッカらしいナンバーだとは思うけど、終盤は「Naked Color」の歌詞はバンドを飛び出して初心に戻りたい願望を歌っているかのようだし、Nokkoが初めて作曲を担当した「When You Dance With Me」なんかソロ作品みたいだし、ラストを飾る「One Way Or Another」は英語詞バージョンなのでボーナストラックみたいなもんだし…と終盤にかけてソロ色が強くなるのでこれが最終作品というのも妙に納得できてしまう。2013年リマスター盤の帯では「人気絶頂の最中発売されたダンサブルな」と書かれているほどだが、このダンサブルな感触に関してはリミックスアルバム『OLIVE』を担当したエンジニアのMichael Hutchinson&Francois Kevorkianを共同プロデューサーとミックスエンジニアに起用している事もかなり影響しているんじゃないかと思う。今作の音の雰囲気はかなり『OLIVE』に引きずられているような感じはある。

結局レベッカの活動は80年代の終焉とほぼ同時に終わってしまった。もし続けていたらどうなっていたのか、あまりに急速な流行りの変化に対応できずに淘汰されてしまっていたのか、90年代に適応して更なる進化を遂げたのか。気になるところではある。

B00AAKVXC42013年リマスターBlus-spec CD 2盤  B000T2IC3G2007年リマスター紙ジャケット盤  B00005G5X194年CD選書盤   

印象度★★★☆☆

2015.11.2執筆

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