Poison
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | POISON MIND | NOKKO | 土橋安騎夫 | REBECCA | |
2 | MOON | NOKKO | 土橋安騎夫 | REBECCA | 9thシングル(カット) 最高20位 売上4.6万枚 |
3 | 真夏の雨 | NOKKO | 土橋安騎夫 | REBECCA | 8thシングルC/W |
4 | TENSION LIVING WITH MUSCLE | NOKKO | 土橋安騎夫 | REBECCA | |
5 | DEAD SLEEP(INSTRUMENTAL) | 土橋安騎夫 | REBECCA | Instrumental | |
6 | KILLING ME WITH YOUR VOICE | NOKKO | 土橋安騎夫 | REBECCA | |
7 | NERVOUS BUT GLAMOROUS | NOKKO | 土橋安騎夫 | REBECCA | 8thシングル 最高7位 売上9.8万枚 |
8 | CHERRY SHUFFLE | NOKKO | 土橋安騎夫 | REBECCA | |
9 | TROUBLE OF LOVE | NOKKO | 土橋安騎夫 | REBECCA | |
10 | OLIVE | NOKKO | 土橋安騎夫 | REBECCA |
リリースデータ
1987年11月28日(LP/CT/CD) 1991年8月23日(再発) 1994年11月2日(CD選書) 2007年9月19日(紙ジャケット/07年リマスター) 2013年2月20日(Blu-spec CD 2/13年リマスター) |
初登場1位 100位圏外 100位圏外 300位圏外 300位圏外 |
売上63.1万枚 - - - - |
Produced by REBECCA | CBSソニー ソニー キューンミュージック Sony Music Direct Sony Music Direct |
メンバー
Vocal,Chorus | NOKKO |
Synthesizers&Programming,Chorus | 土橋安騎夫 |
Bass&Programming,Chorus | 高橋教之 |
Drums | 小田原豊 |
REBECCA6thアルバム。1年1ヵ月ぶりのオリジナルアルバム。「MONOTONE BOY」は未収録で先行シングル「NERVOUS BUT GLAMOROUS」とC/W「真夏の雨」が収録された。「MONOTONE BOY」は作詞が松本隆だったが未収録になったため、初めてインスト除くアルバム全曲がNOKKOの作詞となっている。翌年2月には「MOON」がシングルカットされた。当時は「MOON」の2番Aメロ直後に"せんぱーい"と聞こえる謎の声が入っていたため幽霊の声だとファンの間で騒動になったが、後にフェイクをミスしたNOKKOの声だと釈明されている(ミスが何故そのまま残っているのかは不明)。この声は後のremixed editionでは消されているがリマスター盤では特に修正されていない。91年にSRCL品番で再発され、94年にはKSC2品番でCD選書シリーズの一環としてキューンから再発。04年のBOX収録時に初めてリマスターが施された。07年に24bitリマスター紙ジャケット仕様として一斉再発された(リマスターでの単独発売は初)。2013年にはBlu-spec CD 2による2013年最新リマスターで一斉再発された。2013年リマスターはソニーの塩月博之が担当。今回入手したのは2013年盤。2015年にはGO HOTODAによるリマスターにてハイレゾ配信が開始されており、現在ハイレゾ版が最新リマスター音源となる。
コアなファンの間では『REBECCAW』も傑作だけどという前置き付でトータルでの最高傑作は今作である、とするリスナーが多い。今作には『REBECCAW』の頃のような元気でポップな曲はほとんどない。元々NOKKOの歌詞には皮肉めいたものも多かったが、今作ではアルバムタイトルがPoisonだし、曲名にもPOISON、DEAD、KILLING、NERVOUSなど毒々しい単語が並んでいて、シックでダークな雰囲気も漂うアーティスト性の強い作品になっている。これは確かに通受けしそうな成熟した作風だなと思うものの、後追いでベスト盤を入り口にする場合どうしても『REBECCAW』からの選曲が多いために元気でポップなイメージで最初に認識されるため、個人的にはポップさが薄くて今作はなんかちょっと違うかな、とっつきにくいなという印象も受けた。ただ印象としては地味さが先行してしまう前作『TIME』に比べると今作は単に暗くて地味なだけではないものを感じる時点で成功しているというかバンドとしての成熟を感じるのは確かで最高傑作とするリスナーが多いのも納得ではある。80年代後半を一気に駆け抜けてあっという間に解散してしまったわけだし、同じところにとどまるようなバンドでも無かったと思うけど、この変化のスピードは00年代以降の"長く続ける"という音楽シーンに慣れているとちょっと生き急いでるようにも映るかも。
2013年リマスターBlus-spec CD 2盤 07年リマスター紙ジャケ盤 94年CD選書盤
印象度★★★★☆
2015.10.25執筆