朝顔
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | まめ電球 | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン | インディーズミニアルバム『フェスタ』収録曲 |
2 | 雨上がり | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン | 1stシングル(インディーズ) 最高43位 売上2.5万枚 |
3 | 日めくりカレンダー | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン | インディーズミニアルバム『フェスタ』収録曲 |
4 | ビールとプリン | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン | インディーズミニアルバム『フェスタ』収録曲 |
5 | 朝顔 | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン | |
6 | 昭和 | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン | 1stシングルC/W |
7 | すきま風 | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン | インディーズミニアルバム『フェスタ』収録曲 |
8 | フェスタ | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン | インディーズミニアルバム『フェスタ』収録曲 |
9 | 電話 | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン | 2ndシングル(メジャー第1弾) 最高29位 売上2.2万枚 |
10 | タクシードライバー | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン | 2ndシングルC/W |
11 | 追いかけっこ | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン |
リリースデータ
2003年11月19日(CCCD) 2007年12月19日(通常CD) 2009年7月15日(再発) |
初登場17位 - 初登場115位 |
売上11.3万枚 - 売上0.1万枚 |
Produced by レミオロメン&小林武史 | SPEEDSTAR RECORDS(ビクター) SPEEDSTAR RECORDS(ビクター) OORONG RECORDS(エイベックス) |
メンバー
Vocal,Guitar | 藤巻亮太 |
Bass | 前田啓介 |
Drums | 神宮司治 |
レミオロメン1stアルバム。02年3月にインディーズでの初の全国流通ミニアルバム『フェスタ』、5月に1stシングル『雨上がり』をリリース後に、8月に『電話』でメジャーデビュー。続けて今作が発売されたが、シングルをC/W含めて4曲全て、さらには『フェスタ』全6曲中5曲も収録したため、純粋な新曲は2曲のみとなった。『フェスタ』収録曲は再録音されている。今作は当時推進されていたコピーコントロールCD(CCCD)で発売されたが、シングルでは導入されておらず、事前告知も無く唐突にCCCDが採用され、さらに他のCCCDと比べて極めて小さく表記していたため、リスナーが猛反発。公式サイトの掲示板が荒れ放題になり閉鎖する事態に発展(同日発売のTRICERATOPSも同様に事前告知なしでCCCDだと判明した)。リスナーの拒絶を深刻に捉えたのかCCCD採用は今作のみで次のシングルからは普通のCD発売へ戻された。
初回盤は紙ジャケット仕様。通常盤はプラケース仕様。CCCD盤は初回・通常いずれも品番VICL-61237である。07年12月にはビクターが過去のCCCDを一斉に通常CDで再発し、今作も通常盤仕様で再発された。品番が変わり、VICL-62703となった。CCCD通常盤との見た目の差異は品番とジャケ裏隅に小さく書かれていたCCCDの文字が消滅している程度の違いしかない。またエイベックス(OORONG RECORDS)移籍時の09年には権利ごと移動したためオリジナルアルバム全作がエイベックスから再発され(品番はAVCO)、この際は1週だけランクインも果たした。このため今作には初回盤紙ジャケCCCD、通常盤CCCD、再発通常盤CD、エイベックス再発盤CDと4種類が存在する。活動休止後しばらくしてOORONG RECORDSが消滅したため、09年盤も廃盤となり現在全種が廃盤となっている。配信においては2014〜2015年にかけてSPEEDSTARに権利を戻して各シングル、アルバム全作が配信された。その後2019年10月1日には一転してOORONG-SHAへと権利を変更して再配信された。
メジャーデビュー間もなくの発売なので、デビュー前に用意されていた曲が多いどころかほぼ既出曲であり、新作というよりこれまでの集大成という意味合いが強かったようだ。プロデュースは小林武史との共同名義になっているが、キーボードで参加しているのは「追いかけっこ」のみ。基本的に3人のバンドサウンドだけで構成していて、『フェスタ』収録曲の再録音でも音がちょっと綺麗になった程度でアレンジは変わっていないので、小林武史が影響を与えたような様子は今作からは感じられない。
この余計な音がほぼ入ってない、3人だけの3ピースロックバンドという構成は結果的に今作だけだったので、後年になるほど神格化されていき、今作が1番だったとする初期リスナーが多いのも分かる気はする。メロディーの確かな良さは感じられるし、このまま進化し続けるだけでも十分だったんじゃないかと思わない事も無い。ただ今作はまとまっているとはいえ、音楽ファンが絶賛しそうな作風で、やや地味にも感じられる。なんだかんだ個人的には次回作は別格にして、売れ線ポップに行き過ぎた3rd『HORIZON』と比べても結局3rdの方が聞きやすい事は聞きやすい…という感じで突出して今作が良かったとかレミオロメンは今作までだったとは思わない。同じところに留まらない事こそがレミオロメンの魅力で、今作の魅力は3ピースのストレートなロックバンドだった(真髄がこれというわけではない)と捉えた方がいいのかも。
印象度★★★★☆
05年頃書いたものを基に2016.6.8修正