HORIZON
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | スタンドバイミー | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン&小林武史 | |
2 | 1-2 Love Forever | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン&小林武史 | |
3 | プログラム | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン&小林武史 | |
4 | 蒼の世界 | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン&小林武史 | 7thシングル 最高2位 売上5.4万枚 |
5 | シフト | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン&小林武史 | |
6 | 傘クラゲ | 藤巻亮太 | 前田啓介 | レミオロメン&小林武史 | |
7 | 太陽の下 | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン&小林武史 | 9thシングル 最高2位 売上18.5万枚 |
8 | MONSTER | 藤巻亮太 | 前田啓介 | レミオロメン&小林武史 | |
9 | 明日に架かる橋 | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン&小林武史 | |
10 | 紙ふぶき | 藤巻亮太 | 前田啓介 | レミオロメン&小林武史 | |
11 | 粉雪 | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン&小林武史 | 8thシングル 最高2位 売上85.9万枚 |
12 | 流星 | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン&小林武史 |
Strings Arrangement:小林武史&四家卯大(1,7,11,)、小林武史(10)
リリースデータ
2006年5月17日 2009年7月15日(再発) |
初登場1位 初登場286位 |
売上67.7万枚 売上0.05万枚 |
Produced by 小林武史&レミオロメン | SPEEDSTAR RECORDS(ビクター) OORONG RECORDS(エイベックス) |
メンバー
Vocal,Guitar | 藤巻亮太 |
Drums | 神宮司治 |
Bass | 前田啓介 |
レミオロメン3rdアルバム。前作以降の3シングルを収録。今回はC/Wは収録されていない。ストリングスの使用は減ったが、初めて小林武史が演奏に全曲参加しており、小林武史のキーボード演奏表記はAll Tracksとなった。ドラマ『1リットルの涙』挿入歌に起用された「粉雪」が全作品中最大のヒットを記録。今作も初の1位を獲得し、「粉雪」には及ばなかったがアルバムでは最大のヒットを記録した。初回盤はスペシャルパッケージ仕様(スリーブケース&デジパック仕様)。エイベックス(OORONG RECORDS)移籍時の09年には権利ごと移動したためオリジナルアルバム全作がエイベックスから再発され、この際は1週だけランクインも果たした。活動休止後しばらくしてOORONG RECORDSが消滅したため、09年盤も廃盤となり現在2種とも廃盤となっている。配信においては2014〜2015年にかけてSPEEDSTARに権利を戻して各シングル、アルバム全作が配信された。その後2019年10月1日には一転してOORONG-SHAへと権利を変更して再配信された。
最も売れたアルバムだが、そのまま売れたとか躍進して売れたというより、小林武史と共に売れ線を狙っていって結果が出た(同時に売れ線否定派でストイックな3ピースを期待する以前のリスナーが大量離脱した)、といった趣きのポップロックアルバム。前作では使い分けていたが今作では全面的にキーボードを導入していてレミオロメンのアルバムの中でも最もキラキラしている。なんだかんだバンドを軸にしてキーボードや打ち込みで枠を拡大しているのでバンドが完全に埋もれたわけでもなく、ギターが遠くに行ってしまったわけでもない。「太陽の下」などピアノやストリングスを前に出し過ぎるとオーバープロデュース気味だとは思うけど、ピアノメインのような曲はそんなにないし、ストリングス使用は4曲に留まっているし、全体にはギリギリでバランスは保たれているように思う。このまま迷いなく進めれば良かったんだろうけど、やはりどこか無理しているというか本質的に向いていないところを無理やりポップに勢いづけたかのような感じはあるし実際そうだったからこそ直後に「アイランド」みたいな曲が生まれてそれ以降しばし激重なシングルが続くことにもなったんだろう。
「スタンドバイミー」のワクワク感はレミオロメンの中でも屈指だし、いい曲は揃っているとは思う。ただアルバム全体通して聞くと何か面白みに欠けるというか優等生になり過ぎてしまったようなところもある。前作と今作まで一気に盛り上がってこれで終わってしまったリスナーが多かったけど、これでレミオロメンを判断しない方がいいアルバム。
印象度★★★★☆
発売当時の感想を2016.6.19修正