花鳥風月
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Starting Over | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン&皆川真人 | 15thシングル 最高4位 売上3.3万枚 |
2 | ロックンロール | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン&皆川真人 | |
3 | 虹をこえて | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン&皆川真人 | |
4 | ありがとう | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン&Tore Johansson | |
5 | 君は太陽 | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン&皆川真人 | |
6 | 花になる | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン | |
7 | 恋の予感から | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン&Tore Johansson | 16thシングル 最高10位 売上2.1万枚 |
8 | 花鳥風月 | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン&Tore Johansson | 配信シングル、TSUTAYAレンタル先行シングル |
9 | 大晦日の歌 | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン&皆川真人 | |
10 | Tomorrow | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン&皆川真人 | |
11 | 東京 | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン&皆川真人 | |
12 | 小さな幸せ | 藤巻亮太 | 藤巻亮太 | レミオロメン |
Strings Arranged by 皆川真人(10)、Martin Gjerstad(4,7,8)
Horn Arranged by Tore Johansson(4)
リリースデータ
2010年3月3日 | 初登場2位 | 売上8.9万枚 | Produced by レミオロメン Tore Johansson(4,7,8) |
OORONG RECORDS(エイベックス) |
メンバー
Vocal&Guitar | 藤巻亮太 |
Bass | 前田啓介 |
Drums | 神宮司治 |
レミオロメン5thアルバム。ベスト盤を挟んで1年半ぶりのオリジナルアルバム。ベスト盤に収録された「夢の蕾」は未収録でベスト以降の2シングルが収録された。「花鳥風月」は配信限定及びTSUTAYAのレンタル限定シングルとして先行リリースされていた。メジャーデビュー以来プロデューサーとしてアレンジに関わっていた小林武史は今回は制作に一切関わっておらず初のセルフプロデュースとなった。小林武史は事務所の社長なのでExecutive Producerとしてはクレジットされている。DVD付にはアルバム全曲の撮り下ろしライブ映像が収録されている。さらにORS MOBILE SHOP限定はDVDに加えてバッグやキーホルダー、スペシャルフォトブックなどのグッズが付属する。DVD付は初回限定ではないが、DVD付にもCDのみにもそれぞれ初回盤が存在し、初回仕様パッケージになっている。今作以降シングル「立つんだジョー」、本とのセットシングル「Your Songs」(チャート対象外)をリリースするもこれらはアルバム未収録のまま、2012年に活動休止が発表された。活動休止後しばらくしてOORONG RECORDSが消滅したため、現在廃盤となっている。配信においては2014〜2015年にかけてSPEEDSTARに権利を移動させて各シングル、アルバム全作が配信された。その後2019年10月1日には一転してOORONG-SHAへと権利を変更して再配信された。
いきなり小林離れが実現するとはビックリだが、『レミオベスト』の後に自分たちからセルフプロデュースで行きたいと直訴し、小林もその時期が来たと考えていて快諾したと語られている。その小林武史によるストリングスが近年あまりに過剰だったので元に戻るかと思いきや、先行シングルがけっこうストリングス全開であまり変化が無かったので正直今作には不安があった。そんな「Starting Over」から始まる今作だが1番派手にアレンジされているのがこの曲であった。2曲目「ロックンロール」以降、キーボードや随所でのストリングス導入はあるものの、基本シンプルなバンドアレンジになっている。なのでアルバムの雰囲気とは少し違う「Starting Over」は置く場所が最初しかなかったと思われる。小林武史のストリングスは全体的に重くて壮大すぎるところが目立つが、今回それが無いのでかなりライトな雰囲気になった。中には久々にキーボードも無しで3人の音で攻めた曲もあったりと、初期を彷彿とさせながらも今の進化したレミオロメンを聞かせる。当初抱いていた不安は2曲目以降にすぐに消し飛んだ。聞き終えてみれば期待以上の傑作。ロックに攻めた曲もあるけど全体にはここまでのアルバムで1番穏やか暖かさを感じるのが今作の特徴だろうか。ここからもう少し軸を定めつつ進んでいくものと思っていただけに結果的に今作が最後になってしまったのは残念。
それにしても他のアーティストが既に使ったことのあるタイトルの曲が妙に多い気がするんだけど(スピッツ筆頭にミスチルとかDEENとか)狙ってやったのか、単にシンプルなタイトルで攻めたら被っただけなのか…。
印象度★★★★☆