“Your Songs” with strings at Yokohama Arena

No タイトル 備考
1 Opening Theme インスト
2 3月9日(10th Anniversaty Ver.) 3rdシングル
予約限定BOX『レミオロメン
10th ANNIVERSARY BOX』及び
10th Anniversary SPECIAL CD BOX『Your Song』収録Ver.
3 春夏秋冬 2ndアルバム『ether[エーテル]』収録曲
4 Sakura ベスト『レミオベスト』収録曲
5 夢の蕾 14thシングル
6 永遠と一瞬 2ndアルバム『ether[エーテル]』収録曲
7 Wonderful&Beautiful 12thシングル
8 プログラム 3rdアルバム『HORIZON』収録曲
9 海のバラッド 2ndアルバム『ether[エーテル]』収録曲
10 傘クラゲ 3rdアルバム『HORIZON』収録曲
11 流星 3rdアルバム『HORIZON』収録曲
12 アイランド ライブ盤『Flash and Gleam』収録曲

※Composed by 前田啓介(1)、Strings Arranged by 前田啓介(2,12)

No タイトル 備考
1 Strings Medley(茜空〜コスモス〜波) インスト
原曲は10thシングル〜2ndアルバム『ether[エーテル]』収録曲〜インディーズミニアルバム『フェスタ』収録曲
2 リズム 12thシングルC/W
3 五月雨 4thシングル『アカシア』C/W
4 雨上がり 1stシングル
予約限定BOX『レミオロメン 10th ANNIVERSARY BOX』収録のリアレンジVer.
5 まめ電球 インディーズミニアルバム『フェスタ』収録曲、1stアルバム『朝顔』収録曲
6 モラトリアム 5thシングル
7 スタンドバイミー 3rdアルバム『HORIZON』収録曲
8 太陽の下 9thシングル
9 粉雪 8thシングル
10 Your Song 10th Anniversary SPECIAL CD BOX『Your Song』収録曲
ENCORE
11 南風 6thシングル
12 明日に架かる橋 3rdアルバム『HORIZON』収録曲
13 もっと遠くへ 13thシングル 予約限定BOX『レミオロメン 10th ANNIVERSARY BOX』収録Ver.
14 3月9日 3rdシングル シングルバージョン

Strings Live Arranged by 皆川真人(DISC2-12以外)、岡村美央(12)
Brass Arranged by 前田啓介、Brass Co-Arranged by TABU ZOMBIE&YOSHIHIRO GOSEKI(DISC2-5,6,12,13)

リリースデータ

2011年4月27日 初登場14位 売上0.9万枚 OORONG RECORDS

メンバー

Vocal,Guitar 藤巻亮太
Bass 前田啓介
Drums 神宮司治

レミオロメン2ndライブアルバム。2011年3月9,10日に横浜、26,27日に神戸で2箇所4公演のみの開催だったストリングスを従えたスペシャルライブの中から初日の2011年3月9日横浜アリーナの模様を収録している。MCは曲中に喋っている箇所以外は全面的にカットされている。初回盤は同じ内容に加えてドキュメントを収録したライブDVDが付属する。恒例のサポートキーボード皆川真人に加えて今回はギターのサポートミュージシャンも起用している。ストリングス隊は9人、さらにブラス隊が3名参加している。結果的に今作が活動休止前最後の作品となり、2011年は震災の影響もあってか活動がほとんど無く、7月にap bank fesに出演したのが最後のライブ、年末に藤巻のソロ活動が告知され、2012年2月に活動休止を発表した。

以前のライブ盤『Flash and Gleam』に比べると演奏もボーカルも格段に安定感がある。ボーカル藤巻は声の張り方がかなり喉に負担がかかりそうで、TVでも前のライブ盤でも高音が出にくい時が多い印象があったが、今作では「こなぁぁぁゆきぃぃぃ」もちゃんと出ていて調子がいい(ただこれでもイマイチ、神戸の方が良かったという意見もあるようだ)。近年のストリングス多用傾向の極みともいえるストリングスを従えてのライブだが、CDでもストリングス全開だった楽曲中心の選曲なので、ストリングスが主役すぎてバンドが後退しているシンフォニックなライブという印象は無く、いつもより豪華な編成によるあくまでバンドのライブという印象。前半はバラードも多く、大きな盛り上がりは無くじっくり聞かせる曲が多い。DISC-2に入ると3ピース時代のロック色の強い楽曲も登場し、ロックバンドとしても盛り上がっていく。元々ストリングスを使っておらず大きくアレンジを変えない限り入れる余地もなさそうな「モラトリアム」ではストリングスではなくブラスアレンジを導入しているが、これも味付け程度で派手にイメージを変えてはいない。元々ストリングスが無い曲にまで無理にストリングスを入れるということはしておらず、何が何でもストリングスということではない。またラストはもう1度「3月9日」でここでは余計な音を入れずに3人の音で勝負しているのは良かった。気になるのは新作が『Your Song』くらいしか無く、『レミオベスト』より後の曲が皆無。3rdアルバムが1番多いので、5年も前にリリースした前のライブ盤と大差ない選曲になってしまっている。近年の曲でもストリングスは多用し続けているだけに「花鳥風月」やシングルにもなった「恋の予感から」辺りは聞きたかった。確かに売上的なピークは過ぎているもののそこまで現在の知名度がヤバいわけでもないのに、どうしてこんな過去中心に選曲になってしまったのだろうか。個人的にレミオロメンのストリングス多用傾向はあまり好ましく思っていないし、主たる要因だった小林武史を離れても影響を受けたまま多用傾向が変わらなかったので少しガッカリしていたのだが、今作に関してはそこまで違和感なく聞くことが出来た。必要以上の味付けを加えたりしておらず、生の迫力がそのまま増しているからだと思う(むしろ今までこれだけストリングス曲が大半を占めているのに全部同期でやってたのかっていう)。演奏も歌もいいし、選曲も『レミオベスト』辺りで止まっているようなライトファンでも楽しめる内容になっているのでコアファン以外にもおススメできるけっこう開いたライブ盤だと思う。

B004LZS6X8初回盤DVD付  B004LZS6TM通常盤 

印象度★★★★☆

戻る