irodori
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Introduction | ryosuke | Roomania | Instrumental 新曲 | |
2 | ミケネコ | fuya | fuya | Roomania | 2nd配信シングル |
3 | 雨に唄えば | ryosuke | ryosuke | Roomania | 3rd配信シングル |
4 | 夏空 | fuya | fuya | Roomania | 4th配信シングル |
5 | 三日月になれたら | ryosuke | ryosuke | Roomania | 1st配信EP『akaneiro EP』収録曲 |
6 | ガーデニア | fuya | fuya | Roomania | 1st配信EP『akaneiro EP』収録曲 |
7 | 惑星 | fuya | fuya | Roomania | 5th配信シングル |
8 | 白いマフラー | ryosuke | ryosuke | Roomania | 6th配信シングル |
9 | スノウドロップ | ryosuke | ryosuke | Roomania | 1st配信シングル |
10 | 黄色い午後 | fuya | fuya | Roomania | 新曲 |
11 | ハロー&グッドバイ | fuya | fuya | Roomania | 1st配信EP『akaneiro EP』収録曲 |
リリースデータ
2022年3月12日 | 配信限定 | Yamaha Music Entertainment |
メンバー
Vocal | hiro |
Guitar | ryosuke |
Bass | fuya |
Drums | andy |
Roomania1stアルバム。配信限定。2018年12月結成、山陰地方(鳥取県米子市, 島根県松江市)を拠点に2019年に活動を開始し、20年3月には初の音源『エントランス』をリリースしていたが直後にボーカルが脱退(現在この前ボーカル時代の音源は配信されておらず、前ボーカルの情報も公開されていないため前ボーカルの名前すら不明)。20年10月に現ボーカルhiroが加入したが、新コロ状況下での始動となり東京在住のhiroと鳥取・島根在住のryosuke, fuya, andyでリモートを通して楽曲を制作を行って4曲入り1st配信EP『akaneiro EP』で再始動。以降数ヶ月おきに新曲を配信して、今作が1stアルバムとなる。現メンバーになってから配信してきた全10曲のうち9曲と新曲「黄色い午後」を収録。1st配信EP『akaneiro EP』収録曲「魔法」のみ未収録となった。
聞いてみたきっかけは今作がまだリリースされる前に勧められたんだけど、同じ山陰地方の髭男のラジオで曲がかかったとか、ちょいちょいタイアップやメディアで取り上げられるようになってきているとの事。まあ勧められてもピンと来ない事の方が多いしなぁ…とあまり期待しないで聞いてみたところ今時珍しいくらいのストレートなギターポップ系のシンプルな良メロバンド、そうこれが聞きたかったバンドだというようなサウンドが流れてきたので、1曲だけのつもりが思わずそのまま全曲聞いていた。どこか懐かしいようなサウンド面での初期のスピッツのようなギターポップ感があるようにも感じられるが、こういう普遍的なギターベースドラムにキーボード少々なバンドサウンドは時代に関係なく良い。30年前(90年代)でも違和感は無いし、30年後どんな流行りになっていてもたぶん変わらず普遍的な良さがあるんじゃないだろうか。ボーカルもスーッと入ってくる心地いい系。ほとんどリリース順になっているが、季節に合わせての配信シングルを出してきた事もあって、夏手前くらいから秋冬を越えて春がやってくるまでの季節の流れに沿って並んでいるので四季を感じられる1作でもある。突出した1曲というのは無いが何度も聞けて馴染んでくる曲が並んでいる。基本的に感想を書いてまとめた後はどうしても聞き返す事が無くなるのが大半になってしまうが気がつけば2022年上半期で唯一繰り返し聞いた定着した1作になった。
ここ5,6年は期待していた新人バンドはみな散っていってしまい、ストバラ時代が終わったと思ったら電子音時代になってしまい、少々辟易としていたという個人的な背景もあったが、こういう普遍的な新人バンドが聞きたかったのでドンピシャで良かった。この厳しい昨今で生き抜くのも難しそうだけど陰ながら期待していきたい。惜しむべきはアルバムも配信限定なので結局ストリーミングにおいては単曲配信されていたのをプレイリスト化してイントロダクションと新曲1曲を加えただけになってしまうところで、せめてCDパッケージか無理なら歌詞ブックレットをPDF配布くらいは望んでしまうところ(前述のように今作が出るより前に聞いていたので今作が出た時点で初聞きの曲が「Introduction」と「黄色い午後」だけになってしまっていた)。これがサブスク時代なのだろうか。
印象度★★★★☆
2022.6.25更新
※Amazon Musicにもありますが、OTOTOYにてDLしたCD音質相当FLAC(16bit/44.1kHz)にて視聴しています。