MO' BETTER TRACKS

No タイトル 作詞 作曲 備考
1 I'll be with you 三好真美 三好誠  
2 HARD RAIN 三好真美 三好誠 6thシングル 100位圏外
3 free 三好真美 三好誠  
4 tender rain 三好真美 三好誠 7thシングル 100位圏外
5 Rain 三好真美 三好誠  
6 Sleeper 三好真美 三好誠  
7 life style 三好真美 三好誠  
8 TAXI 三好真美 三好誠 7thシングルC/W
9 Take my pain away 三好真美 三好誠  
10 my life(album version) 三好真美 三好誠 5thシングルC/W
11 All by myself 三好真美 三好誠  
12 start all over again(album version) 三好真美 三好誠 5thシングル 最高67位 売上0.3万枚

Sound Designed by 古井弘人(from GARNET CROW)(2,3,4,5,7,8,11,12)

リリースデータ

2002年2月6日 初登場49位 売上0.5万枚 Produced by 三好誠 GIZA studio

メンバー

Vocal,Drums 三好真美
Guitar 三好誠
Bass 麻越さとみ
Keyboard,Chorus 松田明子
Guitar,Chorus 間島和伸

rumania montevideo3rdアルバム。前作から2年ぶり。前作以降の3シングル、C/Wからは2曲を収録。今作では編曲表記が無いがSound Designという新表記がされており、古井弘人がクレジットされている。前2作と同様であればこの表記がある曲は三好誠と古井弘人の共同編曲、表記がない曲は三好誠の単独編曲と思われる。「start all over again」がシングル最後のチャートイン(100位集計)となり、後の2シングルはついに100位圏外と低迷。今作も49位に1週のみランクインしたが前作より半減以下と低迷。結果的にライブ活動も一切していなかったため今作が最終活動となり、休止も解散も発表も無いままに凍結・放置状態となった。三好誠は今作以降も06,7年頃まではGIZA studioで作編曲した作品が時々発表されていたが以降は消息不明となった。三好真美は何故か06年の上原あずみの2ndアルバム表題曲「生きたくはない僕等」で作曲として1度だけクレジットされていた。作詞しかしていなかったので初作曲だったが、これ以外は作詞も作曲も無く、以後消息不明。

5thシングル『start all over again』を00年8月にリリース後、00年11月に三好姉弟以外の間島和伸、松田明子、麻越さとみの3人がRAMJET PULLEYとしてデビュー。RAMJET PULLEYでは松田明子がボーカルとなり、麻越さとみが作詞とベース、間島和伸がギターと作曲を担当。今作までは2グループが並行して作品リリースをしていたが、01年はrumania montevideoがシングル2枚だったのに対してRAMJET PULLEYはシングル3枚、アルバム1枚をリリースするなどRAMJET PULLEYの方が活発にリリースしていた。またrumania montevideoが今作を最後に停止した後もRAMJET PULLEYは1年ほど活動を継続し、02年にシングル2枚、03年年明けにアルバムを発売した。以降は同じく休止も解散も発表されずに凍結・放置状態となった。麻越さとみはそれが最後となり、松田明子は03年8月にTAK MATSUMOTO featuring ZARDでリリースされた「異邦人」のC/W「雨の街」にTAK MATSUMOTO featuring 松田明子としてボーカル参加したのが最後。間島和伸は06年頃までGIZA studioで作曲した作品が時々発表されていたが以後消息不明となった。

00年代半ば頃までには作家としても全員が消息不明となり10数年が経過していたが2019年3月6日に三好誠が突如Twitterを開始rumania montevideoを再開してライブに向けて練習中と発表した。参加は三好真美・三好誠の師弟のみで三好真美はボーカルに専念、ドラムは演奏せず、RAMJET PULLEYの3人は不参加で、残りのバンドメンバーはサポートを迎える予定とされた。具体的なライブ開催時期も明かされていない。

 

今作では"雨"がキーワードになっていて雨が多用されている。曲の始まりの描写がやや暗めの曲が多いが、雨はいつか上がるというのが根底にあるようで、最終的には希望を見出していくような構成になっている曲が多い。「tender rain」は「Still for your love」に続く1曲になるかなとは思うし、「start all over again」も今作最古ながらも最後を締める1曲としていい感じではあるし、一定のテーマを設けた事で1stほどの無機質さにはならず、アルバムとしてのまとまりは3枚の中で1番あるんじゃないかと思う。ただ前作で少し出てきたバンド感は後退し、一応バンドサウンドにはなっているんだけど、どうにもこうにも淡々としすぎ。前作に続いて車谷啓介が1,5,9でドラムを担当しているのはいいとしても(前作より参加作減ってるし)、キーボードは古井弘人(2,3,4,5,7,8,10,11,12)、小林哲(12)、ピアノを小野塚晃(11)と大半の曲をサポートが演奏。松田明子はRAMJET PULLEYで歌うのに集中しててこっちに参加してないんじゃないかという勢いになっているのは気になる。こうなってくると三好誠が作編曲を一手に担い、姉が作詞して歌うという姉弟ユニットの方がむしろ自由度が高くなっていたような気も…。もう少し双方売れていたらrumania montevideoとRAMJET PULLEYは完全に分裂して活動するようになるなんて事もあったのだろうか。

B00005ULEU

印象度★★★☆☆

2019.5.21更新

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