How's it going?
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Intro | ||||
2 | Jammin' | 内田壮志 | さかいゆう | さかいゆう | |
3 | パスポート | ふかわりょう | さかいゆう | さかいゆう | |
4 | LOVE&LIVE LETTER〜さかいゆう trio ver.〜 | さかいゆう | さかいゆう | さかいゆう | 福耳へ提供 セルフカバー(発売は今作が先) |
5 | もしも あの朝に… | さかいゆう | さかいゆう | さかいゆう | |
6 | Lalalai | さかいゆう | さかいゆう | さかいゆう | 配信限定シングル |
7 | ペテン師と臆病者 | 森雪之丞 | さかいゆう | さかいゆう | |
8 | How Beautiful〜English ver.〜 | 土岐麻子・川口大輔 英訳:内田壮志 |
さかいゆう | さかいゆう | 1stシングル『ストーリー』C/W 英語リメイク |
9 | サンバ☆エロティカ | 森雪之丞 | さかいゆう | さかいゆう | |
10 | されど僕らの日々 | 今西太一 | さかいゆう | さかいゆう | |
11 | 君と僕の挽歌〜Album ver.〜 | さかいゆう | さかいゆう | さかいゆう | 3rdシングル 最高85位 売上0.1万枚 |
12 | パズル | 小谷美紗子 | さかいゆう | さかいゆう |
※シングル200位以内データ
リリースデータ
2012年5月23日 2018年1月3日(再発) |
初登場40位 | 売上0.2万枚 | all songs produced by さかいゆう | Ariola Japan AUGUSTA RECORDS(ユニバーサル) |
さかいゆう2ndアルバム。ミニアルバムを挟んで通算ではメジャー3作目。これまでは作詞作曲編曲を基本的に1人で手掛けていたが今作では作詞に関しては半数ほどの曲で外部提供を受けている。「LOVE&LIVE LETTER」は所属事務所オフィスオーガスタのオールスターユニットである福耳への提供曲(事務所に入ったのが福耳の前シングル発売時より後なので、事務所加入後いきなり福耳シングルA面に抜擢された形)となるが、シングルが発売されたのが1ヶ月後だったので、今作の方が先に発売されている。扱いはあくまで福耳提供曲のセルフカバーであり、福耳がさかいゆうの曲をカバーしたという形にはなっていない。
演奏は自身のピアノ、種子田健のベース、FUYUのドラムと3人の演奏が基本で、曲によってストリングスやホーンセクションを入れているもののギターを使用していない。純然たるピアノポップアルバムである。ポップスである事にこだわっているようで、かなり聞きやすい曲があるが突き抜けてしまうようなストレートな曲は少なく、主にアレンジでひねりを加えていて飽きさせない仕上がりになっている。このバランスはやりすぎるとマニアックなだけでポップな雰囲気が無くなってしまうのでなかなか絶妙だと思う。福耳の「LOVE&LIVE LETTER」が物凄く良かったので提供者で見慣れない名前だったさかいゆう単独の作品も聞いてみたわけだけど、予想以上に良かった。ピアノを生かしたポップスをやるミュージシャンは決まって売れにくい(風味堂、末光篤、Chicago Poodle)というジンクスでもあるのかどうにも知名度が上がらない感じがある。流行っている曲でピアノというとバラードの伴奏として重厚な使われ方をしているのが主流である(小林武史系のあの感じ)。今作にもそういったバラードはあるが正直そんなに印象に残らない。それよりもメインであるベースやドラムと絡み合いながらはじけているピアノサウンドは非常にワクワクするし聞いていて楽しい。メロディーに関しては非常に残る曲もあるもののそうでもない曲もあって(主に聞かせるバラード系)最強のメロディーメイカーという印象にまでは至らなかったけど、アレンジ面でそこを補っているので全体の印象は非常に良い。そういったグルーヴ感のあるピアノサウンドを聞きたい人には非常におススメだし、前述のようにピアノ=バラードの伴奏のイメージしか無い人は聞いて驚くと思う。
印象度★★★★☆