Yu Are Something
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Get it together | Michael Kaneko | さかいゆう | さかいゆう | |
2 | 煙のLADY | 土岐麻子 | さかいゆう | さかいゆう | |
3 | I'm A Sin Loving Man | Michael Kaneko | さかいゆう | さかいゆう | |
4 | 桜の闇のシナトラ | 売野雅勇 | さかいゆう | さかいゆう | |
5 | Brooklyn Sky | さかいゆう | さかいゆう | さかいゆう | 2ndサブスクリプション限定先行配信曲 初CD化 |
6 | SoDaRaw | サイプレス上野, さかいゆう |
さかいゆう | 岩崎太整, さかいゆう |
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7 | Magic Waltz | さかいゆう | さかいゆう | さかいゆう | |
8 | Silent Couple | さかいゆう | さかいゆう | さかいゆう | |
9 | Tokyo Lovers | Zeebra,さかいゆう | さかいゆう | さかいゆう | |
10 | 確信MAYBE | おかもとえみ(フレンズ) | さかいゆう | さかいゆう | 1stサブスクリプション限定先行配信曲 初CD化 |
11 | Fight & Kiss(Something Mix) | さかいゆう | さかいゆう | さかいゆう | 2ndEP『Fight & Kiss』収録曲 |
12 | 最後栄光 | さかいゆう | 蔦谷好位置, さかいゆう |
谷口尚久, さかいゆう |
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13 | You're Something | Hussy_R & Naughty_G | さかいゆう | さかいゆう | 3rdサブスクリプション限定先行配信曲 初CD化 |
リリースデータ
2019年1月23日 | 初登場52位 | 売上0.15万枚 | All Songs Produced by さかいゆう | Augusta Records(ユニバーサル) |
さかいゆう5thアルバム。前作から3年ぶり。EP『Fight & Kiss』(アルバム扱い)からは7ヵ月ぶり。前作以降2016年11月にリリースされていたシングル「再燃SHOW」は未収録。『Fight & Kiss』の表題曲「Fight & Kiss」がSomething Mixで収録された。また2018年10〜12月に3ヵ月連続新曲サブスク配信企画としてApple Music,LINE MUSIC,Spotify等各種サブスプリクションのみで配信(購入不可)されていた3曲が初CD化で収録された。配信時は音源だけでは分からないためか「確信MAYBE feat.おかもとえみ(フレンズ)」、「Brooklyn Sky feat. 黒田卓也」とコラボ相手がfeat.表記されていたが、今作ではクレジットはされているがタイトルへのfeat.表記はされていない。初回盤は「Fight & Kiss」「You're Something」MV、「(THEY LONG TO BE)CLOSE TO YOU」カバー映像、アルバムドキュメントを収録したDVD付。
今作はNY、LA、東京でレコーディングされ海外、国内の凄腕ミュージシャンも多数参加。各種インタビューでもその凄さが伝えられている。"Zeebraやサイプレス上野といった国内ヒップホップ勢、黒田卓也や大林武司らニューヨークで活動する日本人ジャズミュージシャン、ジョン・スコフィールド、スティーブ・スワロウ、ビル・スチュワートといったUSジャズシーンのビッグネーム、さらにはジェームス・ギャドソン、レイ・パーカーJr.といったソウル、ファンクのレジェンド"などと書かれているが、Zeebraやサイプレス上野はまだしもそれ以外の方々は正直分からなかった。ただ聞いてみたところ何だか尋常じゃない演奏が繰り広げられていて良く分からずとも今作がかなりとんでもない作品だという事は分かった。あまり使わない言葉だが正直なんか震えた。なんなんだこれは。なんかスゲー。最早なんかスゲーとしか言いようがなく、なんかスゲーとアホみたいに繰り返すしかない。
以前からかなりセンスのいい独自のポップスをやっているという印象はあったけど、今作はR&Bやファンクを軸にしつつJ-POPっぽさ、ヒット曲っぽさからはかなり遠ざかったようには思う。さかいゆうの楽曲の中ではアニメタイアップによりある程度は知られているであろう初期の「まなざし☆デイドリーム」や「君と僕の挽歌」辺りならまだしも、今作は売れるか売れないかというとJ-POPの売れ線ではない。強いメロディーの分かりやすいインパクトも今作には正直あまり無いと思うけど、トータルのサウンドがとにかく心地いいし、とても上質な味わい。本人自らおじさん向けだとか最近すっかりJ-POPを聞かくなったおじさんにウケがいいはずだみたいな事も言っているが(想定として自身(39歳)より年上、具体的に45歳以上とも語っている)、確かに今作には年齢を重ねてヒット曲を聞かなくなってしまったような人でも心地よく聞けるような音楽だと思う。またそうでなくとも、好みではなかったとして今作が何だか凄い事は聞けば分かるようなそれくらいの仕上がりの1作。それを名盤と言うのだろう。
印象度★★★★★
2019.4.14更新