ZAMANNA
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Intro. | STEVIE WONDER, CLARENCE PAUL, ERVIN MORRIS BROADNAX |
さかいゆう | 「Until you come back to me」を使用したイントロダクション | |
2 | Midnight U... | さかいゆう | さかいゆう | さかいゆう | |
3 | 二人乗り | さかいゆう | さかいゆう | さかいゆう | |
4 | Until you come back to me | STEVIE WONDER, CLARENCE PAUL, ERVIN MORRIS BROADNAX |
さかいゆう&SWING-O | Aretha Franklinのカバー | |
5 | 恋日和 | さかいゆう | さかいゆう | さかいゆう | |
6 | すまいる。。。 | さかいゆう | さかいゆう | さかいゆう | |
7 | 月明りのメランコリック | さかいゆう | さかいゆう | さかいゆう |
リリースデータ
2006年4月5日 | 300位圏外 | produced by YU SAKAI | 江戸屋 |
さかいゆうインディーズ1stアルバム。デビュー作。他アーティストの楽曲へのゲスト参加は前年頃より行っていたが、自身の作品としては今作が最古の作品となる模様。インディーズ時代の作品は次回作と合わせて現在の公式サイトには非掲載となっている。
帯には"天才スウィートボイスの珍獣"と書かれているが、これに合わせたのか、写真が先なのか、歌詞カードではまさに珍獣のごとく大口を開けたあくびの瞬間のような本人の写真が左右対称にドデーンと掲載され珍獣感を醸し出している。裏ジャケではファンキーな感じでやはり大口を開けているが、佇まいはなんかラップ系ミュージシャンのようにも見える…。次回作では妙にスカした感じのグラサンでカッコつけるし、背が低く小太り体型の眼鏡というルックスのさかいゆうをどういうビジュアルイメージで売っていくかは全く定まっていないか、スタッフが迷走していたものと思われる。今作での珍獣扱いは奇をてらいすぎているし、次回作はスカしすぎだし、結局何も強調しない音楽勝負のメジャーデビューはなんだかんださすがメジャーレーベルだなと思う。
一方で楽曲では新人らしい初々しさや拙さは全く感じられない。今作では凝ったバンド演奏を聞かせる方向性でもなく、ピアノ+αという程度でそんなに音数は多くない。しかしジャズやソウル系のコクのあるバラードが多く、センスの良さとボーカルの魅力は十分に伝わる内容。洋楽的な要素が強く、バラード以外の曲でもメジャー以降に見られるある程度のポップさや凝ったバンド演奏は今作では聞くことはできないが、溢れんばかりの才能は早くも感じられ、"天才スウィートボイス"と形容しただけの事はあるなと。
印象度★★★☆☆
2021.7.12更新