THE BARN

No タイトル 作詞 作曲 備考
1 逃亡アルマジロのテーマ(Instrumental)
Theme of 'Armadillo on the Run'
  佐野元春 Instrumental
2 ヤング・フォーエバー
Young Forever
佐野元春 佐野元春 35thシングル 最高39位 売上2.0万枚
3 7日じゃたりない
Seven Days (are not enough)
佐野元春 佐野元春  
4 マナサス
Manassas
佐野元春 佐野元春  
5 ヘイ・ラ・ラ
Hey La La
佐野元春 佐野元春  
6 風の手のひらの上
The Answer
佐野元春 佐野元春  
7 ドクター
Doctor
佐野元春 佐野元春 36thシングル(カット) 最高93位 売上0.3万枚
8 どこにでもいる娘
An Ordinary Girl
佐野元春 佐野元春  
9 誰も気にしちゃいない
Nobody Cares
佐野元春 佐野元春 36thシングルC/W(カット)
10 ドライブ
Drive
佐野元春 佐野元春  
11 ロックンロール・ハート
Rock and Roll Heart
佐野元春 佐野元春  
12 ズッキーニ − ホーボーキングの夢(Instrumental)
Zucchini - The Hobo King Dream
  John Simon Instrumental

リリースデータ

1997年12月1日
2016年3月23日(Blue-spec CD 2)
2018年3月28日(DELUXE EDITION)
初登場31位、最高17位
300位圏外
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売上5.1万枚
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Produced by John Simon&Moto'Lion'Sano EPIC
Sony Music Direct
Sony Music Direct

The Hobo King Bandメンバー

Vocal,Guitar 佐野元春
Backing Vocal,Guitar 佐橋'Koro-chan'佳幸
Backing Vocal,Guitar,Piano,Organ,Accordion,Mandolin Kyon
Backing Vocal,Bass 井上'Tommy'富雄
Drums,Percussion 小田原"Yuta-not Oklahoma"豊
Organ,Keyboards 西本'Senpai'明

佐野元春11thアルバム。佐野元春 and The Hobo King Band名義。前作から1年5ヶ月ぶり。前作以降のシングル「ヤング・フォーエバー」を収録。翌98年4月に「ドクター」がシングルカットされ、C/Wに「誰も気にしちゃいない」がシングルカットされた。前作に参加したメンバーを中心にツアーも経て正式に新たなバックバンドをThe International Hobo King Bandと命名しメンバーが固まった。そしてバンド名が長すぎるという事でInternationalを外してThe Hobo King Bandへと改称した。新バンドを強調したかったのかシングル「ヤング・フォーエバー」はTHE HOBO KING BAND featuring 佐野元春としてリリースされたためO社では佐野元春の作品として扱われずに別名義扱いされる事態となった。今作では佐野元春 and The Hobo King Bandとなり、「ドクター」のシングルカットも佐野元春 and The Hobo King Band名義。12月1日は月曜日だったため、週末に入荷された分が先行して初登場31位となり、翌週に17位に浮上したがトップ10入りを逃す事態となり、売上も前作から10万以上一気に落とす結果となった。

2009年に公式通販限定BOX『MOTOHARU SANO 1990-1999 Original Album Remastered』では90年代のオリジナルアルバムが初めてリマスターされていたが、2016年のBlu-spec CD2再発でようやく単独再発となった。2021年のBOX『MOTOHARU SANO THE COMPLETE ALBUM COLLECTION 1980-2004』ではTed Jensenによるリマスターが施され、これが最新リマスターとなる。今回聞いたのは2021年BOX盤。

7作目の記念盤となる2018年のDELUXE EDITIONCDが無く、2016年リマスターを新たにカッティングしたLP(追加収録なし)、ライブを収録したBlu-ray、ドキュメントを収録したDVD、フォトブックを収録した内容。O社では何故かLP(アルバム)ではなくBlu-rayメインの作品として扱われた。

今作では新たに固まったThe Hobo King Bandと共にウッドストックで海外レコーディングが行われ、プロデュースにはJohn Simonが参加。アルバムタイトルはレコーディングを行ったスタジオの通称The Barnからそのままつけられた。オリジナル盤CDの歌詞カードには制作の経緯や現地スタッフの説明が記載されている。

The Hobo King Bandに手応えを感じて全員引き連れて海外レコーディングしてきた今作は全体にタイトなバンドサウンドで統一感がある。これぞという強い1曲はシングルにもなった「ヤング・フォーエバー」くらいかなという気もするが(「ドクター」はシングルカットしなくても…)、全体の統一感と以前よりも落ち着きつつも聞き応えのある新しいバンドサウンドの感触が新鮮で好印象な1作だ。しかし佐橋佳幸とか小田原豊ってこの時点でもトップ級に有名なスタジオミュージシャンであちこち呼ばれていたんじゃないかと思うんだけど、よくここまで帯同できたな…。

B00005G4NT  B01B3IKE1M2016年リマスターBlu-spec CD2盤  B077Y3QTS22018年DELUXE EDITION(LP+Blu-ray+DVD)

印象度★★★★☆

2021.12.15更新

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