HEARTLAND

No タイトル 作詞 作曲 備考
1 アンジェリーナ Angelina 佐野元春 佐野元春 1stシングル
2 冒険者たち Wild Hearts 佐野元春 佐野元春 19thシングル
3 君をさがしている Looking For You 佐野元春 佐野元春 2ndアルバム『Heart Beat』収録曲
4 ハートビート Heartbeat
小さなカサノバとナイチンゲールのバラッド
佐野元春 佐野元春 2ndアルバム『Heart Beat』収録曲
5 コンプリケーション・シェイクダウン
Complication Shakedown
佐野元春 佐野元春 12thシングル
6 ニューエイジ New Age 佐野元春 佐野元春 14thシングル
7 君を汚したのは誰 Shame 佐野元春 佐野元春 11thシングル『TONIGHT』C/W
8 インディビジュアリスト Individualists 佐野元春 佐野元春 6th12インチシングル C/W収録Live Versionと同一
9 勝手にしなよ Do What You Like 佐野元春 佐野元春 1stアルバム『BACK TO THE STREET』収録曲
10 奇妙な日々 Strange Days 佐野元春 佐野元春 17thシングル
11 プリーズ・ドント・テル・ミー・ア・ライ
Please Don't Tell Me A Lie
佐野元春 佐野元春 1stアルバム『BACK TO THE STREET』収録曲
12 99ブルース 99 Blues 佐野元春 佐野元春 5th12インチシングル
13 ロックンロール・ナイト R & R Night 佐野元春 佐野元春 3rdアルバム『SOMEDAY』収録曲
14 サムデイ Someday 佐野元春 佐野元春 4thシングル
15 ガラスのジェネレーション Crystal Generation 佐野元春 佐野元春 20thシングル 最高34位 売上1.9万枚
2ndシングル

リリースデータ

1988年4月21日
1991年7月1日
2005年12月21日(2枚組紙ジャケリマスター)
初登場1位
100位圏外
300位圏外
売上17.2万枚
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Produced by Moto'Lion'Sano EPIC
EPIC
Sony Music Direct

メンバー

The Heartland
Guitars,Vocal,Harmonica(on "Heartbeat") 佐野元春
Keyboard,Piano(on "R & R Night") 西本明
Piano,Vocal 阿部吉剛
Bass 小野田清文
Drums,Vocal 古田たかし
Guitars 長田進
Percussion,Vocal 里村美和
The Tokyo Be-Bop
Saxphone,Flute ダディ坂野
Trumpet,Flugelhorn 石垣三十郎
Trombone,Flute ボーン助谷

佐野元春1stライブアルバム。佐野元春 with THE HEARTLAND名義。1986年10月29日〜1987年9月15日までほぼ1年かけて行われたロングツアー「Cafe Bohemia Meeting」から「インディビジュアリスト」「奇妙な日々」は1987年5月28日の渋谷公会堂公演、残り13曲は最終日87年9月15日横浜スタジアム公演の模様を収録。2月に発売された20thシングル「ガラスのジェネレーション(LIVE)」は今作の先行シングルであり同一音源。また「インディビジュアリスト」も12インチシングルに収録されていたLive Versionが同一音源。20thシングルC/W「ダウンタウンボーイ(LIVE)」も同公演のライブ音源だったが未収録となった。『No Damage』『VISITORS』に続く3度目の1位を獲得、ライブ盤ながら好調な売上を記録した。1位獲得は今作が最後となっている。

CD、カセットでは1枚で発売されたが、レコードでは2枚組(「インディビジュアリスト」までの8曲と「勝手にしなよ」からの7曲)。今作はEPIC/SONY RECORDS創立10周年記念作品としても扱われた。このためか初回盤はLP/CT/CD共通でLPサイズのBOXケース仕様、LPサイズの大判28P写真集兼歌詞カード、エクストラノート封入など豪華な仕様となっていた。91年にCDのみ再発。長らくこれが現行盤だったが2005年に紙ジャケリマスターで復刻され、この際には初めてCDを当時のLPと同じ2枚組仕様に変更しての再発となっていた。2021年のBOX『MOTOHARU SANO THE COMPLETE ALBUM COLLECTION 1980-2004』では再度1枚に戻されて収録されている。

今作では楽曲表記が「日本語 英語」で統一されているため、初出の表記とは著しく異なる表記に変更されている曲もある。「Rock & Roll Night」だったはずが「ロックンロール・ナイト R & R Nightになっていたり、「君をさがしている(朝が来るまで)」だったはずが「君をさがしている Looking For Youになっていたり、「君をさがしている Looking For You」もうそうだが「ガラスのジェネレーション Crystal Generation」など英語タイトルが存在しなかったのに新たな英訳タイトルをつけている曲もある

NYから帰還して国内で改めてTHE HEATLANDとライブを重ねながら初めて佐野元春 with THE HEARTLAND名義で『Cafe Bohemia』を制作して更なるロングツアーを行い、単なるバックバンドではない確かなバンドの成長を確信していたであろうタイミングでの堂々『HEATLAND』を銘打ったライブ盤。という事で『Cafe Bohemia』以上にバンドメンバーがしっかり佐野元春と同格に表記された。

選曲はここまでのベスト的な内容だがTHE HEARTLANDで演奏を重ねていった中でライブ用に大きくアレンジが変更されていったのか、大半の曲のアレンジが変わっていてけっこう新鮮に聞ける。一方でMC一切なしどころかライブ音源特有の観客の歓声もほとんど聞こえない。意図的に演奏のみに絞って編集しているようでライブ感に乏しいところはあるが、1発録音のスタジオライブのような勢いがありながらクリアで聞きやすいサウンドだ。そういった点でライブの盛り上がりを記録するよりTHE HEARTLANDでの演奏を記録しておきたいという思いが強かったのかもしれない。

シングルカットされた「ガラスのジェネレーション」はスローバージョンにリメイクされているが、わざわざ先行シングルとするには随分と地味な改変をした既出曲をチョイスしたような…。

あとベスト盤辺りから薄々感じていたけど、既出曲の表記をコロコロ変更しすぎで正式表記がどれなのか混乱してくる。表記に対していい加減というかちょっとこだわりがなさすぎないか…。

B00005G4E691年盤  HEARTLAND(紙ジャケット仕様) 

印象度★★★★☆

2021.10.8更新

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