sweet 16
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | ミスター・アウトサイド MR. OUTSIDE | 佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | |
2 | スウィート16 SWEET 16 | 佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | 30thシングル『約束の橋』(再録音版)C/W(カット) |
3 | レインボー・イン・マイ・ソウル RAINBOW IN MY SOUL | 佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | 31stシングル『彼女の隣人/レインボー・イン・マイ・ソウル』両A面曲(カット) |
4 | ポップチルドレン(最新マシンを手にした陽気な子供たち) POP CHILDREN(WITH THE NEW MACHINE) |
佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | |
5 | 廃虚の街 THE WASTE TOWN | 佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | |
6 | 誰かが君のドアを叩いている SOMEONE'S KNOCKING ON YOUR DOOR |
佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | 29thシングル 最高9位 売上8.3万枚 |
7 | 君のせいじゃない CRY | 佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | |
8 | ボヘミアン・グレイブヤード BOHEMIAN GRAVEYARD | 佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | |
9 | ハッピーエンド HAPPY END | 佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | |
10 | ミスター・アウトサイド(リプリーズ) MR. OUTSIDE(REPRISE) | 佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | |
11 | エイジアン・フラワーズ ASIAN FLOWERS | 佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | |
12 | また明日... IF WE MEET AGAIN | 佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | 28thシングル 最高22位 売上2.8万枚 |
リリースデータ
1992年7月22日 2016年3月23日(Blue-spec CD 2) 2023年3月29日(30th Anniversary Edition) |
初登場2位 初登場264位 初登場21位 |
売上24.0万枚 売上0.03万枚 売上0.3万枚 |
Produced by Moto'Lion'Sano | EPIC Sony Music Direct Sony Music Direct |
メンバー
The Heartland | |
Vocal,Guitars,Mandolin,Bagpipe,Keyboards(5) | 佐野元春 |
Drums,Percussions | 古田たかし |
Bass | 小野田清文 |
Guitars | 長田進 |
Keyboards | 阿部吉剛 |
Piano(3) | 西本明 |
Tokyo Be-Bop | |
Saxphone | ダディ坂野 |
Trombone | ボーン助谷 |
Trumpet | 石垣三十郎 |
佐野元春8thアルバム。ジャケットにはmotoharu sanoと単独表記だが佐野元春 with The Heartland名義。前作から1年8ヶ月ぶり。91年はシングルカットの「ぼくは大人になった」、バラードベスト『Slow Songs』以外に新作発表はなく、リメイクを除くと新曲が1曲も発売されなかったが、92年になると1月に「また明日...」をリリース、4月に「誰かが君のドアを叩いている」をリリースして今作が発売された。さらにC/W、両A面2曲目という形で「スウィート16」「レインボー・イン・マイ・ソウル」がシングルカットされた。「誰かが君のドアを叩いている」は久々のトップ10ヒットを記録、これに引っ張られるように今作も復調して20万枚を突破した。CDに移行してからの記録としてはオリジナルアルバムでは自身最高、『No DamageU』に続く売上となった。
初回盤はスリーブケース仕様。2009年に公式通販限定BOX『MOTOHARU SANO 1990-1999 Original Album Remastered』では今作以降の90年代のオリジナルアルバムが初めてリマスターされていたが、2016年のBlu-spec CD2再発でようやく単独再発となった。2021年のBOX『MOTOHARU SANO THE COMPLETE ALBUM COLLECTION 1980-2004』ではTed Jensenによるリマスターが施された。今回聞いたのは2021年BOX盤。
2023年には発売30周年を記念した30th Anniversary Editionとして再発。Randy Merrillによる更なる最新リマスター、未発表アウトテイクや既出の別バージョン音源を収録したボーナスCD、当時のツアー音源神奈川県民ホールと横浜アリーナの2本のライブCD(4枚)、このうちの横浜アリーナ公演の映像(Blu-ray)の6CD+Blu-ray+豪華ブックレット仕様。
前作でのどこか行き詰っている感じと父親の急死も重なって新作制作に取り掛かるのに少し時間がかかったが、今作では30代半ばを過ぎて改めて10代を思い返しての視点を軸に全体に吹っ切れたような勢いが感じられる。「スウィート16」では改めて外へと出ていく意志を表明して復活を印象付けているし、「レインボー・イン・マイ・ソウル」は「Someday」のような曲を今改めて作ったらこうなるというような作風になっているし、全体的には前向きな印象。ただ今作を経て今のままで再度走っていくというのは何か違うというのも薄々感じ始めたというのはこの次のアルバムをもってThe Heartlandを解散させたことからも伺える。
「ミスター・アウトサイド」で始まり、リプライズが10曲目に来ているように本編は全10曲、残り2曲は「エイジアン・フラワーズ」ではジョン・レノンの妻オノ・ヨーコと息子ショーン・レノンがゲスト参加、「また明日...」では矢野顕子がゲスト参加…とコラボ曲が2曲続いてボーナストラックといった感じ。
2016年Blue-spec CD 2盤 30th Anniversary Edition
印象度★★★★☆
2021.11.9更新