自由の岸辺
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 原曲 |
1 | ハッピーエンド Happy End | 佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | 8thアルバム『sweet 16』収録曲 |
2 | 僕にできることは Things I could do | 佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | 10thアルバム『FRUITS』収録曲 |
3 | 夜に揺れて Night Swinger | 佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | 1stアルバム『BACK TO THE STREET』収録曲「夜のスウィンガー」改題 17/11/1配信シングル(配信時のタイトルは「こんな夜には」) |
4 | メッセージ The Message | 佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | 12thアルバム『Stones and Eggs』収録曲 |
5 | ブルーの見解 Visions Of Blue | 佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | 6thアルバム『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』収録曲 |
6 | エンジェル・フライ Angel fly | 佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | 12thアルバム『Stones and Eggs』収録曲 |
7 | ナポレオンフィッシュと泳ぐ日 A Napoleon Fish Day |
佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | 6thアルバム『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』収録曲、23rdシングル(カット) |
8 | 自由の岸辺 La Costa Libre | Blue | Blue | Blue | コンピ盤『mf VARIOUS ARTISTS Vol.1』収録曲 佐野元春と石川ひろみによるブルーベルズ名義で発表していた曲 |
9 | 最新マシンを手にした子供達 Pop Children With The New Machine |
佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | 8thアルバム『sweet 16』収録曲 「ポップチルドレン(最新マシンを手にした陽気な子供たち)」改題 17/11/1配信シングルC/W |
10 | ふたりの理由、その後 The Soul Mate Story |
佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | 6thアルバム『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』収録曲、25thシングルC/W(カット) 「ふたりの理由」改題 |
11 | グッドタイムス&バッドタイムス Good Times & Bad Times |
佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | 1stアルバム『BACK TO THE STREET』収録曲 |
リリースデータ
2018年5月23日 2022年12月21日(Blu-spec CD2) |
初登場17位 | 売上0.7万枚 | Produced by 佐野元春 | Daisy Music(ユニバーサル) Daisy Music(ソニー) |
The Hobo King Bandメンバー
Vocal,Guitar | 佐野元春 |
Drums | 古田たかし |
Bass, | 井上富雄 |
Guitar | 長田進 |
Piano&Organ | Dr.Kyon |
佐野元春2ndセルフカバーアルバム。2011年の『月と専制君主』に続く2作目のセルフカバーアルバムで、今作は名義が佐野元春&The Hobo King Bandとなっている。2016年5,6,7月,2017年1,3,12月にレコーディングが行われているが、「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」のみ2001年7月のレコーディングと時期がかけ離れている。これは40thシングル『君の魂 大事な魂』C/Wに収録していたセルフカバー音源を編集して短くしたものとなっている模様。「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」のみ当時のバンドメンバーである佐橋佳幸がギターを担当していて長田進は参加していない。
初回盤は収録曲のMV2曲、ライブ映像3曲を収録したDVD付。
通常盤はCDのみ。
LPでも発売されたが曲順変更に加えて「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」をカットした10曲仕様となっている。
2021年にはDaisy Musicの委託先がユニバーサルからソニーへ移動する事が発表された。これに伴い今作以降の全作品が一時廃盤となったが、2022年12月に通常盤がBlu-spec CD2仕様でソニーから再発された。
The Coyote Bandでのアルバム制作が続いていたため、The Hobo King Bandでのレコーディングは『THE SUN』以来となったが(『月と専制君主』はTHE HEARTLANDとの混合メンバーだった)、前述のように佐橋佳幸から長田進へとギターが交代しているほか、今作にサックスが使用されていないため山本拓夫も不参加となっている。セルフカバーが今回も現在進行形で新曲を制作しているThe Coyote Bandによるリアレンジで今を表現するのではなく、The Hobo King Bandで演奏しているというのはどういう意図があるのだろうか。今回も『月と専制君主』同様にアコースティック、カントリーロックっぽい方向性でまとまっている。
相変わらず演奏はいいものの前作以上に選曲はマニアック。該当アルバム自体は好印象でもこの曲は…覚えてないぞ…というような重箱の隅をつつくような選曲でコアファン向け。いわゆる代表曲と言われるような曲はせいぜい「ナポレオンフィッシュと泳ぐ日」くらいなので、原曲と比べてどう変わったというよりも埋もれていた曲を新たな装いで改めて再提示するといった趣き。リメイクアルバムというよりも新作アルバムとして聞いてしまうなこれは…。
現行盤(通常盤Blu-spec CD2) 初回盤DVD付 通常盤 アナログ盤
印象度★★★☆☆
2022.8.11更新