Zooey
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
part one | |||||
1 | 世界は慈悲を待っている Grace |
佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | 13/1/30配信シングル |
2 | 虹をつかむ人 Catch the Rainbow |
佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | |
3 | La Vita e Bella La Vita e Bella |
佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | 12/8/29配信シングル |
4 | 愛のためにできたこと Things We Did For Love |
佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | |
5 | ポーラスタア PolaStar |
佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | |
6 | 君と往く道 Being Loved By You |
佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | |
part two | |||||
7 | ビートニクス Beatniks |
佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | |
8 | 君と一緒でなけりゃ Ship of Fools |
佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | |
9 | 詩人の恋 The Poet's Love |
佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | |
10 | スーパー・ナチュラル・ウーマン Super Natural Woman |
佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | |
11 | 食事とベッド Lovers Rock |
佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 | |
12 | Zooey Zooey |
佐野元春 | 佐野元春 | 佐野元春 |
リリースデータ
2013年3月13日 2022年12月21日(Blu-spec CD2) |
初登場11位 | 売上1.3万枚 | Produced by Moto'lion'Sano Co-Produced by 大井'スパム'洋輔 |
Daisy Music(ユニバーサル) Daisy Music(ソニー) |
Coyote Band are:
Vocal,6th.&12th.Guitars,Percussion&Keyboards | 佐野元春 |
Drums&Vocals | 小松シゲル |
Bass&Vocals | 高桑圭 |
Guitars&Vocals | 深沼元昭 |
Guitars&Vocals | 藤田顕 |
Keyboards&Vocals | 渡辺シュンスケ |
Sound Editor&Percussions | 大井'スパム'洋輔 |
佐野元春15thアルバム。名義は佐野元春&THE COYOTE BAND。『月と専制君主』からは2年2ヶ月、オリジナルアルバムとしては5年9ヵ月ぶり。自身57歳の誕生日当日の発売となった。12年5月に佐野元春&雪村いづみで配信リリースした「トーキョー・シック」は未収録(14年2月に同名ミニアルバムに収録)、12年8月に配信リリースした「La Vita e Bella」と1月に配信リリースした「世界は慈悲を待っている」を収録。前作に続いてレコードを想定して前半6曲をpart1、後半6曲をpart2として曲目に記載しているが今回もLPでの発売は無い。
初回生産限定デラックス盤は全12曲のInstrumentalとデモ4曲を収録したCD「'ZOOEY'
LANDSCAPE」、DVD「'ZOOEY' MOVIE Recording
Documents and Interviews」付属のBOX仕様。
初回盤はDVD「'ZOOEY'
MOVIE Recording Documents and Interviews」付属のデジパック仕様。
通常盤は本編CDのみ。3種で上位互換となっている。通常盤は本編しか無いので特に表記は無いが、デラックス盤と初回盤では本編CDは「'ZOOEY'
MASTER」と題されている。
2021年にはDaisy Musicの委託先がユニバーサルからソニーへ移動する事が発表された。これに伴い今作以降の全作品が一時廃盤となったが、2022年12月に通常盤がBlu-spec CD2仕様でソニーから再発された。
今作では前作の演奏メンバー小松シゲル、高桑圭、深沼元昭の3人に加えて新たに藤田顕、渡辺シュンスケ、前作にもCo-Produceと一部ドラム等の演奏で参加していた大井'スパム'洋輔の3人が加わり、佐野含めた7人を新たに前作のタイトルを冠したTHE COYOTE BANDと命名。THE COYOTE BAND名義は12年8月の「La Vita e Bella」の配信より使用されていた。以後オリジナルアルバムに関してはこのバンド名義での制作が続く事となった。
メンバーを補強して固定の7人組バンドとなったため、前作よりバンドサウンドに厚みがある。アコースティックなさらっとしたアレンジもあるがけっこうラウドなロックバンド調のアレンジの曲もあってそういう曲になった時に今までとは違う新バンドっぽさを感じる。元々佐野元春といえばサックスを多用する印象があり、前作でも4人でのシンプルなバンド演奏を軸にしてだいぶ出番は減っていたものの曲によっては管弦アレンジを導入していたが今作では管弦アレンジを一切導入せずに全曲が固定バンドメンバーの演奏表記のみとなっている(厳密には1曲ごとの演奏表記では大井洋輔は「世界は慈悲を待っている」でのPercussion表記以外は無く、11曲は6人の演奏表記のみ)。これが今作がよりストレートにストイックにロックバンドしているように感じられる原因だろう。全体にこれまで以上に言葉に重点を置いているというか単純に50代も終わりに差し掛かってきて人生を積み重ねての言葉に説得力がより増していると言った方が正確か。新たな演奏も良い。メロディーもそれなりにいい…んだけど、いわゆるシングルっぽいシングル曲というのはすっかり無くなってしまった。このためどれもいいんだけど曲単位では残りにくくなっていて、トータルアルバムとして好印象といったところか。
現行盤(通常盤Blu-spec CD2) デラックス盤(2CD+DVD) 初回盤(CD+DVD) 通常盤(CD)
印象度★★★★☆
2022.7.14更新