SARD UNDERGROUND LIVE TOUR 2020
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | ZARD原曲 | 備考 |
1 | OP | |||||
2 | Good-bye My Loneliness | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 鶴澤夢人・長戸大幸 | 1stシングル | 1stシングル初回盤,通常盤のみC/W |
3 | 息もできない | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 鶴澤夢人・長戸大幸 | 24thシングル | 2ndトリビュート盤『ZARD tributeU』収録曲 |
4 | 揺れる想い | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 鶴澤夢人・長戸大幸 | 8thシングル | 1stトリビュート盤『ZARD tribute』収録曲 |
5 | MC | |||||
6 | 君に逢いたくなったら… | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 鶴澤夢人・長戸大幸 | 20thシングル | 2ndトリビュート盤『ZARD tributeU』収録曲 |
7 | 心を開いて | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 徳永暁人・長戸大幸 | 18thシングル | 1stトリビュート盤『ZARD tribute』収録曲 |
8 | 眠れない夜を抱いて | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 鶴澤夢人・長戸大幸 | 4thシングル | 2ndトリビュート盤『ZARD tributeU』収録曲 |
9 | あなたを感じていたい | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 鶴澤夢人・長戸大幸 | 13thシングル | 2ndトリビュート盤『ZARD tributeU』収録曲 |
10 | MC | |||||
11 | 少しずつ 少しずつ | 坂井泉水 | 大野愛果 | 鶴澤夢人・長戸大幸 | - | 1stシングル |
12 | かけがえのないもの | 坂井泉水 | 大野愛果 | 鶴澤夢人・長戸大幸 | 38thシングル | 2ndシングル初回盤A,BのみC/W |
13 | 永遠 | 坂井泉水 | 徳永暁人 | 徳永暁人・長戸大幸 | 22ndシングル | 1stトリビュート盤『ZARD tribute』収録曲 |
14 | マイ フレンド | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 鶴澤夢人・長戸大幸 | 17thシングル | 1stトリビュート盤『ZARD tribute』収録曲 |
15 | 好きなように踊りたいの | 坂井泉水 | 和泉一弥 | 麻井寛史・長戸大幸 | 3rdアルバム『HOLD ME』収録曲 | 2ndトリビュート盤『ZARD tributeU』収録曲 |
16 | 星のかがやきよ | 坂井泉水 | 大野愛果 | 鶴澤夢人・長戸大幸 | 40thシングル | 2ndトリビュート盤『ZARD tributeU』収録曲 |
17 | 瞳そらさないで | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 鶴澤夢人・長戸大幸 | DEEN 5thシングル 6thアルバム『forever you』収録曲 |
2ndトリビュート盤『ZARD tributeU』収録曲 |
18 | DAN DAN 心魅かれてく | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 鶴澤夢人・長戸大幸 | 7thアルバム『TODAY IS ANOTHER DAY』収録曲 FIELD OF VIEW 4thシングル |
1stトリビュート盤『ZARD tribute』収録曲 |
19 | Don't you see! | 坂井泉水 | 栗林誠一郎 | 徳永暁人・長戸大幸 | 19thシングル | 1stトリビュート盤『ZARD tribute』収録曲 |
20 | あの微笑みを忘れないで | 坂井泉水 | 川島だりあ | GAK・長戸大幸 | 3rdアルバム『HOLD ME』収録曲 | 1stトリビュート盤『ZARD tribute』収録曲 |
21 | アンコール | |||||
22 | これからの君に乾杯 | 坂井泉水 | 川島だりあ ・Chris |
鶴澤夢人・長戸大幸 | - | 2ndシングル |
23 | Oh my love | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 鶴澤夢人・長戸大幸 | 5thアルバム『OH MY LOVE』収録曲 | 2ndトリビュート盤『ZARD tributeU』収録曲 |
24 | 負けないで | 坂井泉水 | 織田哲郎 | 鶴澤夢人・長戸大幸 | 6thシングル | 1stトリビュート盤『ZARD tribute』収録曲 |
25 | エンドロール | |||||
Making of SARD UNDERGROUND LIVE TOUR 2020 | ||||||
26 | 大阪 | |||||
27 | 大阪 | |||||
28 | 東京 | |||||
29 | 東京 |
リリースデータ
2021年4月28日 | 音楽Blu-rayチャート初登場6位(総合20位) | 売上0.2万枚 | Produced by 長戸大幸 | GIZA studio |
メンバー
Vocal | 神野友亜 |
Guitar,Chorus | 赤坂美羽 |
Bass,Chorus | 杉岡泉美 |
Keyboard,Chorus | 坂本ひろ美 |
-Support Member- | |
Drums | 車谷啓介(from Sensation) |
Guitar | 岩井勇一郎 |
SARD UNDERGROUND1stライブBlu-ray。DVDでの発売は無くBlu-rayのみ。大阪と東京の2公演だけだが初のホールツアーとして2020年11月8日大阪堂島リバーフォーラム、2020年11月13日東京ヒューリックホール東京で行われたライブの模様を収録。どちらを収録したと明記されていないがMCの様子から13日ヒューリックホール東京公演と思われる。メイキング映像は大阪・東京両方の様子が収録された。7日に発売されたWANDSと同様だがWANDSはBlu-ray用のケースだったのに対して何故か今作はDVD用のトールケースとなっている。
このライブの開催は2020年6月1日に発表され、新コロの状況次第で変更、中止もあるとしていた。結果的に同時期に開催予定だったWANDSのツアーは中止になりストリーミングライブへ変更、5月のライブを延期していたFIELD OF VIEWは規模を縮小して1公演のみとしていたが、SARD UNDERGROUNDは観客上限、強制マスク、声出し禁止、手拍子のみなどの制約は当然課せられたものの延期も中止もされずに2本とも開催された。
せっかくの初のホールツアーが観客制限となってしまったが、逆にライブハウスだったら中止になっていたかもしれないので席数に余裕があり間引いてもそこそこ入るホールにしておいたのが結果的に良かったのかもしれない。ライブの映像化は『ZARD tributeU』初回盤DVDに収録されていた2019年11月公演以来なので今作はほぼ1年後のライブとなる。サポートメンバーも変わらずの6人体制。選曲は前作時はアルバム1作しかなかったので全曲披露だったが今回は新作の『ZARD tributeU』からは披露されない曲も出てきた。これはどうしても『ZARD tribute』の方に有名曲が偏っているので、外せない曲を選んでいたらこぼれる曲が出てしまったという感じ。ライブ演奏での「Get U're Dream」は聞きたかったけど…。
前のライブでは生バンド演奏により『ZARD tribute』の安っぽい打ち込みリズムやファミコンアレンジのようなヤバいキーボード・シンセ音が一掃されていたが、C/Wで発表された「Good-bye My Loneliness」や『ZARD tributeU』ではCDの段階で既にそれらのアレンジ面を大幅改善していたので、今回新たに演奏された曲はライブになっても前回ほどの激変っぷりは無い。それでも安定感のあるボーカルや演奏はCD以上の迫力が感じられて好印象。
特に1年前はギターソロはほぼ全て岩井勇一郎が弾いていて、岩井勇一郎が完全にリードギター状態だったのに対して今作では赤坂美羽が1年で急成長を見せて大半のギターソロを演奏。「かけがえのないもの」「星のかがやきよ」では岩井勇一郎が間奏ギターソロを弾いているがエンディング部分やその他の部分では赤坂美羽がソロを弾いたりメインのフレーズを弾いているので、1年前のようにほぼバッキング状態なのは最後の「負けないで」くらい(これだけ間奏ギターソロもエンディングのソロも全部岩井勇一郎)。またMCでも『ZARD
tributeU』以降使用するようになったと言ってスライドバーを観客にも示すシーンがあるようにスライドギター奏法も会得したようで随所で披露(いやそもそも会得してなかったんかい…というツッコミは無しで…)。加えてメンバーで最も笑顔を振りまきながら楽しそうに演奏しているのでボーカル以外の3人の中ではけっこう映りこむカットも多い。これにより大半の曲でメインのフレーズを赤坂美羽が弾いているのが視覚的にも分かりやすく、前回はほぼリードでギュインギュイン弾きまくっていた岩井勇一郎はほぼバックに徹する存在感となった。坂本ひろ美もキーボードでのメインパートやソロがあるので(ZARD原曲ではギターソロだったのを丸々キーボードソロに置き換えている曲もある)まだ映るんだけど、ソロのような見せ場が無い杉岡泉美があまり映らないのはベーシストの宿命か…(T-BOLANの上野さんとかもライブ映像だとあまり映らなかったし)
正直CDではメンバーは弾いてないと思っていたし、1年前のライブ映像でもまだまだボーカル以外はお飾りの印象が拭えなかったが、ここに来てようやくメンバー4人を主体としたバンドにちゃんとなってきてバンドの成長が目に見えて形になっているところは大きな見どころだと思う。これは思った以上にバンドとしての成長も楽しみになってきたが…バンドが意思を持ち始めると急に切り捨てるのもまたB社の芸風だし、何よりPが飽きたり見切ったりしたら一瞬で終わりそうだからあまり期待しすぎない方がいいのかもしれない。
5/28追記:
赤坂美羽が突如体調不良を理由に即日脱退契約終了となってしまい、今作が実質最終参加ライブ、在籍時最終作品となってしまった。前述のようにせっかく大半のギターソロを弾けるようになり、バンドとしての存在感を増していただけにギターとドラマーがいないとなるとMi状態(「未来の地図」のヒットで知られる)であり、これはちょっとバンドとしては厳しい。今作のライブでも最もにこやかに演奏しており、直近まで普通にTwitterを更新して活動していただけに以前から体調不良を抱えていたとか即日脱退契約終了は信じがたく、違う理由があるようにしか…。
印象度★★★★☆
2021.5.23更新