青春の声が聴こえる

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 エールソング 北清水雄太 北清水雄太 YASS 新曲
2 青いベンチ 10th Anniversary-New Mix Ver.- 北清水雄太 北清水雄太 YASS 1stシングル
HMV大宮アルシェ限定シングル及び1stアルバム『sasuke』収録Ver.のNew Mix
3 キセキ-New Recording Ver.- 北清水雄太 北清水雄太 YASS 1stシングルC/W 新録音
4 紫陽花の花-New Recording Ver.- 北清水雄太 北清水雄太 YASS 1stミニアルバム『Smile』収録曲 新録音
5 雨の遊園地-New Recording Ver.- 北清水雄太 北清水雄太 YASS 1stミニアルバム『Smile』収録曲 新録音
6 12月のリング-New Recording Ver.- 北清水雄太 北清水雄太 YASS 1stミニアルバム『Smile』収録曲 新録音
7 永遠の夏-New Recording Ver.- 北清水雄太 北清水雄太 YASS 2ndシングル 新録音
8 卒業の日-Piano Ver.- 北清水雄太 北清水雄太 YASS 3rdシングル 2ndミニアルバム(ライブ&通販限定)『虹を探すひと』収録Ver.
9 青いラブソング 北清水雄太 北清水雄太 YASS 1stアルバム『sasuke』収録曲
10 虹を探すひと 北清水雄太 北清水雄太 YASS 2ndミニアルバム(ライブ&通販限定)『虹を探すひと』収録曲
11 この人生を闘う戦友たちへ 北清水雄太 北清水雄太 YASS 2ndミニアルバム(ライブ&通販限定)『虹を探すひと』収録曲
12 茜空 北清水雄太 北清水雄太 YASS 新曲

リリースデータ

2016年8月31日 300位圏外 All Produced by YASS ユニバーサル

メンバー

Vocal,Acoustic Guitar(8以外),Blues Harp(2,3,7,9,10,11)) 北清水雄太
Vocal&Pianica(3,4) 奥山裕次

サスケ2ndベストアルバム。15年3月のライブ会場&通販限定ミニアルバム『虹を探すひと』以来の作品で再結成後3作目のアルバム。新曲2曲と再結成以降に発表した音源はそのまま、解散前の5曲を新録音で収録したベストアルバムとして発売された。全く話題にならず300位圏外となった。以降公式サイトは簡素化され、ディスコグラフィーコーナーも消失、プロフィールとバイオグラフィーのみとなり、主な活動報告はTwitterへ移行した。

再結成したもののほとんど話題にならずに苦境に立たされるという事態となっていたが、1年後の2017年6月には「しくじり先生」に出演し、09年の解散理由を売れなくなって事務所をクビになっただけだったと明かした(ただし解雇時には盛大にパーティーを開いてくれたとも明かしており、一方的な解雇というより更新無しの契約終了だったと思われる)。さらには2014年の再結成についても自分勝手に舞い上がって勝手に再結成するもんじゃないとバッサリ言い放ち、再結成需要が全くなかった(世間が喜ばなかった)と窮状を赤裸々に明かした。

なお色々暴露した「しくじり先生」においてもsong writing supported by 西脇唯の謎と真相については一切触れなかった「青いベンチ」以降の次の新曲がなかなか出せなくなり、結局シングルで出した曲がほぼ西脇唯のサポート表記が入った曲(状況からして「青いベンチ」頃までのストック)だったというのはその辺も絡んでいたんじゃないかと思われるが…。再結成時のアルバム『sasuke』では「青いベンチ」に西脇のサポート表記を加えていたが今作では西脇の名前は一切表記されていない

かなり中途半端なベストアルバムだが、「エールソング」はバンド演奏でかなり気合の入ったいわゆるA面として出したかったであろう現時点での自信作だったと思われる。その後「しくじり先生」で新曲を歌っても盛り上がらないとも言っている事から既に再結成してもほとんど話題になっていない状況だったので、「青いベンチ」需要+ベストアルバムという形で新曲を何とか聞いてもらえないかと画策したのが今作なんじゃないかと思う。

現役時代はほぼ全面的にアコースティック+簡易打ち込みというかなり味気ないサウンドだったが、「青いベンチ 10th Anniversary」「青いラブソング」など再結成直後のレコーディング作品はバンド演奏で録音しなおされており、単純に曲がかなりがっしりとした感じがあった。ただミニアルバム『虹を探すひと』時点で既に厳しくなっていたのか、ミニアルバム『虹を探すひと』収録曲及び今作で新録音された5曲は全てかつてのアコースティック+簡易打ち込みの体制に戻ってしまっていて、結局新曲2曲だけをバンド演奏で二点集中。本当に今届けたかったのはたぶんこの新曲2曲だけで、新録音5曲はなんかとってつけでベストアルバムという形にするためにやり直しただけだったんじゃないだろうか。ほとんど当時と同じような感じになってしまい、「青いベンチ 10th Anniversary」のような新録音した醍醐味がほとんど感じられなかったのは残念。

「エールソング」も「この人生を闘う戦友たちへ」も恐らく窮状に立たされている自分たち含めて直球で今も聞き続けているファンに向けてエールを送るような曲で単独で聞けば今のサスケも悪くないとは思うんだけど、今作自体はどうしても中途半端なベストアルバムという印象にはなってしまう。

青春の声が聴こえる  

印象度★★★☆☆

2018.7.15更新

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