11pieces
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Dream | Я・K | Я・K | 土方隆行 | 7thシングル 最高53位 売上0.6万枚 |
2 | escape | Я・K | Я・K | 土方隆行 | 7thシングルC/W |
3 | figure | Я・K | Я・K | 土方隆行 | 4thシングルC/W |
4 | 一周 | Я・K | Я・K | 土方隆行 | 6thシングルC/W |
5 | 進化 | Я・K | Я・K | 土方隆行 | |
6 | like or love | Я・K | Я・K | 土方隆行 | 4thシングル 最高27位 売上1.1万枚 |
7 | 星の数だけ | Я・K | Я・K | 土方隆行 | 5thシングルC/W |
8 | Yes No | Я・K | Я・K | 土方隆行 | 5thシングル 最高44位 売上0.8万枚 |
9 | ラララ | Я・K | Я・K | 土方隆行 | |
10 | Kiss me | Я・K | Я・K | 土方隆行 | 6thシングル 最高46位 売上0.5万枚 |
11 | 花 | Я・K | Я・K | 土方隆行 |
Strings Arrangement by 桑野聖(10)
リリースデータ
1999年8月25日 | 初登場29位 | 売上1.6万枚 | Produced by Я・K works Sound Produced by 土方隆行 |
バリアフリー/東芝EMI |
メンバー
田口理恵 |
大櫛江里加 |
片桐華子 |
Say a Little Prayer2ndアルバム。前作から1年ぶり。前作以降の4シングルから8曲全てを収録。レコード会社バリアフリーは販売元がポニーキャニオンだったが、1ヶ月前のシングル「Dream」より販売元が東芝EMIに変わった(品番はBFCAで変化なし)。前作以降さらに低迷して出すたびに下がっていく状況となり、今作もシングル4作の売上こそ上回るも前作のほぼ1/10にまで低迷。特に明確な理由が明かされないままに3ヶ月後に解散となった。解散時ベスト盤に新曲は無く、新作としては結果的に最終作品。前作を踏襲したスリーブケース仕様、フォトブック封入。
前作同様に歌詞カードの1番最初にЯ・Kのコメントが書かれているが前作よりも圧倒的に長文で語っている。これで最後とは書いていないが、出会ってから2年経過した事が綴られていて今作が2年間の集大成ともしていて、3ヶ月後にはベスト盤を出して早急に解散してしまった事からもこれが最後と上から言われていたのかもしれない。
2001年の河村隆一のソロ活動においてはセルフカバーだとは特に公表せずにしれっとC/WやアルバムでSay a Little Prayerの楽曲が再利用された。「Kiss me」は「Stay with me」(5thシングル『Ne』C/W)へと改作され、「like or love」は「Break an anxious night」(9thシングル『恋をしようよ』C/W)へと改作されている。
ジャケット(初回スリーブの方)は笑顔全開だが、作風自体は爽やかポップス然とした要素が減り、どっしりとした重厚なミディアムロック系やバラードなどじっくり聞かせる曲が増えた。率直に全体に暗〜いアルバムで1曲目の「Dream」の爽やかさが浮いてしまっている勢い。もう少しこの系統の爽やかな曲もあればバランスが良かったとは思うが…。しかしこれがなかなか侮れない。正直前作の歌唱のままでこの作風だと厳しかったと思うんだけど、今作では3人の歌唱の素人っぽさが薄れて飛躍的に良くなった。ゆったりしたテンポで歌い上げる曲が続いても聞き入る事ができる歌唱になっているし、ドリーミーな要素も無くなり現実を生きている女性像になっているような…(Я・Kコメントでもメンバーと向き合って何度も話した事を歌詞に落とし込んでいる事を改めて説明している)。アルバム2枚でここまでの変化が味わえるのは番組企画や素人っぽいところから始まったゆえの急成長だろう。また多忙なTKプロデュースだったら正直2枚目に到達する以前に部下に投げまくったり、そもそもアルバム2枚も出せずに終わってしまっていたと思うので(同オーディション出身でアルバム3位に入ったdosは2枚目出せなかったし…)、メンバー3人と真剣に向き合い続けたЯ・K
worksのプロデュースワークは素晴らしいものだったんだと思う。2年後自分のソロでこっそり使い回したくなったのも分かる。
印象度★★★★☆
2023.1.6更新