SCANDAL FIRST LIVE-BEST★SCANDAL 2009-

リリースデータ

メンバー

SCANDAL1stライブDVD。09年12月に行われた初のワンマンライブツアー4公演の最終日(追加公演)である12月24日恵比寿LIQUIDROOMでのライブを中心に編集されている。シールには12月4日と書かれているが4日に行われたのは初日の名古屋公演であり誤植である。特典映像として名古屋と大阪公園のドキュメント映像、着うたと着うたフル配信されたZONEのカバー曲『secret base〜君がくれたもの〜』のPVを収録。どこにも記載されていないが隠し仕様で『少女S』のみ5パターンのマルチアングル仕様となっている。

当日のセットリストではアンコールで披露されたユーミンの『恋人はサンタクロース』カバー以外は全部収録されているが、MCはほとんどカットされている。まさかライブハウスレベルの時からDVD化されるとは意外。なんだかんだ生演奏はまだもう少し厳しいかと思っていたので、意外にしっかりしていて驚いた。まだアルバム1枚しか出てないのでほとんど全曲披露という形になっているが、バラード曲が無いのでひたすらロックに飛ばしていく。唯一『TOKYO』だけは楽器を終えて4人が簡単な舞いを披露しながらボーカルを取る異色曲となっている。これも曲の最後には楽器を持って生演奏で曲を締めている。「もっと大きい会場に連れて行く」というHARUNAの名MCだけはちゃんと残しているのは素晴らしい。なおボーカル編成はHARUNAメインに2ndボーカルにTOMOMI、MAMIはコーラス時々ソロボーカル、RINAだけはほとんどコーラスもしておらずドラムに専念している。『TOKYO』で聞けるソロ歌唱は貴重だ。ベースが2ndボーカルで、他のメンバーが全員歌っている時でもドラマーだけ演奏に専念というのはTOKIOと同じである。SCANDALがアイドルバンドではなく、ちゃんとロックバンドしている事がよく分かるライブ作品になっている（ジャケット、ブックレットもロックっぽいデザイン）。ZONEに似ているけど、ZONEよりかなりロック寄りな印象。

『“BEST NAGOYA〜BEST OSAKA”DIGEST MOVIE』はライブダイジェストというよりかはツアードキュメント映像で、当日の楽屋やリハの様子も収録されている。

『secret base〜君がくれたもの〜』のPVはライブ映像を中心にドキュメント映像を織り交ぜたもの。アレンジは原曲に忠実だが、アコギは使っていない。何気にSCANDALにバラードの持ち歌が無かったので初のバラードとなっているが、HARUNAの声質はZONEのMIYUにかなり似ているのでZONEが新たにセルフカバーしたと言われたら納得してしまいそうな雰囲気に仕上がっている。

印象度★★★★☆

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