LUMINOUS
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | 群青pleats | MAMI | MAMI | 川口圭太 | |
2 | ファンファーレ | TOMOMI | MAMI | MAMI | |
3 | 私たち | RINA | MAMI | 江口亮 | |
4 | Plum | TOMOMI | EOW | EOW | |
5 | CANDY | TOMOMI | TOMOMI | シライシ紗トリ | 29thシングルC/W |
6 | Vision | RINA | RINA | 西川響 | 28thシングルC/W |
7 | LOOP | RINA | RINA,シライシ紗トリ | RINA,シライシ紗トリ | |
8 | Line of sight | RINA | MAMI | 川口圭太 | 28thシングル 最高21位 売上0.5万枚 |
9 | あなたへ | MAMI | 内田直孝 (Rhythmic Toy World) |
岸明平 (Rhythmic Toy World) |
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10 | 1:47 | HARUNA | HARUNA | シライシ紗トリ | |
11 | ハイライトの中で僕らずっと | MAMI | MAMI | 江口亮 | 29thシングル 最高8位 売上0.5万枚 |
リリースデータ
2024年3月20日 | 初登場11位 | 売上1.1万枚 | ビクター(her) |
メンバー
Vocal&Guitar | HARUNA |
Guitar&Vocal | MAMI |
Bass&Vocal | TOMOMI |
Drums&Vocal | RINA |
SCANDAL11thアルバム。前作から2年2ヶ月ぶり。前作以降リリースされた2シングル4曲全てを収録。2023年10月に発売されたシングルCD『ハイライトの中で僕らずっと』から今作まで先行配信は無く、2023年12月24日に発売告知が行われ、1月20日に収録内容とジャケット写真発表、3月4日にYouTubeで全曲トレーラーが公開されていた。売上はさほど落としていなかったが、新譜が集中した週だったためアルバムで初のトップ10落ちとなった。それどころかカバーミニアルバム『R-GIRL's ROCK!』の9位を除いてオリジナルアルバム/ベストアルバムは全て2〜5位を毎回記録していたため、フルアルバムで初のトップ5落ちとなる。
完全生産限定盤はMV3曲を収録したBlu-ray『MUISC
VIDEO CLIPS』、グッズ『LUMINOUSロングスリーブTシャツ(L
size)+4カットフォト(5枚セット)』付属。
初回盤Aは2023年のドキュメンタリームービー『DOCUMENTARY
“her” Diary 2023 SPECIAL EDITION』を収録したBlu-ray付。
初回盤Bは雑誌『"her"
Magazine Vol.4』付属。
通常盤はCDのみ。4種全て前2作を踏襲した内容となっているが、今作ではDVDがBlu-rayへと切り替わったほか通常盤以外の3種は値上げとなった。
適度にバンド感を取り戻しつつも適度の打ち込みっぽさも導入したような程よく幅広く飽きさせない安定の良作。前作は自粛の影響でかなり落ち着いていたので今作ではだいぶ戻してきたとはいえ、ギターの時代ではないのをかなり意識しているのかガツンとしたロックサウンドはやや控えめ。まあ普通にいいアルバムではあるんだけど、気になっていた制作面でのMAMI一強体制の問題が今作で表面化したように思う。『YELLOW』以降4作連続で作詞作曲は自給自足体制になっていたのは4人の中で1人曲作りに覚醒して制作の中心となったMAMIが圧倒してリードしたところが大きかった。その大半の作編曲を一手に手掛けていたMAMIがスランプに陥ったようで今作では作曲が半分以下に激減。3人がMAMIの不調をカバーして奮闘する事も無く、1,2曲ずつしか用意していないので2曲が提供曲となり、「LOOP」も共作となった。MAMIに続いて3人もある程度日常的に曲を仕上げられるスキルを身に着けておければ理想だったんだけど、TOMOMIはマイペースだし、HARUNAはアルバムで1曲出てくるか出てこないかレベルのままだし、2番手になるかと思われたRINAは一応やろうと思えば出来るくらいには編曲スキルも身に着けたっぽいけどMAMIに続くほどではなく、3人ともあまり自作が伸びなかった…という事で編曲もほとんどアレンジャー任せになってしまい、MAMIの不調がダイレクトに響いた形になってしまった感じはある。
MAMIがとにかく凄いので任せるという方針だったんだろうけど、ライブ封じもあって曲作りをする時間が多かったであろうこの数年でも3人に変化がなかったという事は、個々の作編曲スキルは既に限界で打ち止めになってしまっているのだろうか。曲作りはどうしても向き不向きがあるっぽいので、頑張ってどうにかなるものでもないのかもしれないが、なんか活動継続のギネス記録にばかりこだわってスキルアップや世間に認知される代表曲を生み出そうというよりもとにかく継続第一になってしまっている印象もあったしなぁ…。
印象度★★★☆☆
2024.5.5更新