Queens are trumps〜切り札はクイーン〜
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | Queens are trumps | MAMI | BU-NI | BU-NI | |
2 | 太陽スキャンダラス | HARUNA,NAOTO | NAOTO | NAOTO | 13thシングル 最高2位 売上3.9万枚 |
3 | ピンヒールサーファー | 和田唱 | 和田唱 | 和田唱 | 14thシングル 最高9位 売上1.4万枚 |
4 | Rock'n Roll | HARUNA,TOMOMI,田鹿祐一 | 田鹿祐一 | 篤志 | |
5 | ビターチョコレート | TOMOMI | RINA | 川口圭太 | |
6 | Kill the virgin | ハジメタル,Junnnnn Sato | ハジメタル | ハジメタル | |
7 | 声 | 柳沢亮太 | 柳沢亮太 | 川口圭太 | |
8 | Rising Star | HARUNA,大久保友裕 | 大久保友裕 | 篤志 | |
9 | Bright | RINA,田鹿祐一 | 田鹿祐一 | 川口圭太 | |
10 | Welcome home | 川村結花 | 川村結花 | 大久保友裕 | 13thシングル通常盤のみC/W |
11 | HARUKAZE | SCANDAL,一色徳保 | 一色徳保 | 篤志 | 12thシングル 最高6位 売上3.3万枚 |
12 | Right Here | JAMIL | JAMIL,シライシ紗トリ | シライシ紗トリ |
No | タイトル | 内容 |
1 | ☆その1 撮影のウラ側見せちゃう!! 「ジャケット撮影オモシロメイキング」 |
「ピンヒールサーファー」と今作のジャケ写撮影メイキング映像 |
2 | ☆その2 アーモンドクラッシュ 「恋の始まりはダイエット」MUSIC VIDEO |
13thシングル初回盤AのみC/W MV RINAとHARUNAのユニット(写真素材のみで本人出演なし) |
3 | ☆その3 どぼんどぼんど 「ちぇりーじゃむ」MUSIC VIDEO |
13thシングル初回盤BのみC/W MV MAMIとTOMOMIのユニット(一切の本人出演なし) |
4 | ☆その4 太陽スキャンダラスを 100倍楽しむダンスムービー |
2700というお笑い芸人による「太陽スキャンダラス」の振付映像 シングル発売時公式で公開されていたもので本人出演は一切無し |
リリースデータ
2012年9月26日 | 初登場4位 | 売上5.0万枚 | Epic Records |
メンバー
Vocal&Guitar | HARUNA |
Guitar&Vocal | MAMI |
Bass&Vocal | TOMOMI |
Drums&Vocal | RINA |
SCANDAL4thアルバム。ベスト盤からは半年ぶり、ペースを崩さずに前作から1年1ヵ月でのオリジナルアルバム。先にベスト盤に収録されていた「HARUKAZE」含む、3rdアルバム以降のシングル3作4曲を収録。これによりベストのみ収録のシングル曲は発生しなくなった。「HARUKAZE」はC/Wのカバー曲が初回A,Bで異なる3種2パターン複数商法、「太陽スキャンダラス」は初回A,B,通常盤で全てC/Wが異なる3パターン複数商法を展開したが、先行シングルとなった「ピンヒールサーファー」は一転して1種発売となっていたため売上差が生じていた。ベスト盤でかろうじての最高売上を記録していたが今作は一転してこの時点での最低売上を更新した。
初回盤はメイキング等を収録したDVD付。スリーブケース仕様。
完全限定生産盤はハードカバー&フォトブック仕様。
ベスト盤を経たが楽曲の路線には大きな変化は無い。C/Wも複数商法やカバー、ユニット等の企画的な楽曲が続いて以前のような新曲2曲収録、前作時は行っていた自作もやる余地が無かったが、今作では「ビターチョコレート」のみ自作曲となっている。自作に踏み出すのが停滞してしまった一方で、初期の制服イメージからの脱却やライブ規模の拡大により日本を代表するガールズバンドというのを押し出すようになってきた印象。ベスト盤時はいきなりRINA以外がド派手な髪色に変貌して変えすぎたためか、短い金髪に変貌していたHARUNAは「太陽スキャンダラス」では元の黒髪に戻っていて、結局MAMIだけ金髪が定着。髪色の派手さは早くも落ち着いたがタイトルのクイーンに引っ張られてか恰好が妙にド派手なのはベスト盤から続けていてこれはちょっと親しみにくい。
今回1曲目からやたらギターがカッコいいなと思ったらこの曲にはゲストとしてギタリストの野村義男が参加しているとクレジットされていた。それ以外の曲ではゲスト表記は無く、キーボードサウンドが聴こえる部分は恐らく主にアレンジャーが打ち込みで入れていると思われるが、「Kill the virgin」はRINAがシンセを弾いたと明言されている。そして気になっていた作詞介入傾向は相変わらずどころか、今回は作詞に参加していない曲が過去最多。前述のようにC/Wも企画曲が続いていたのでさすがにハイペースすぎてじっくり自作に挑む余裕も無かったのかもしれない。そんな中でもベスト盤の次に聞く1枚としては申し分ない1作でいい曲自体は揃っていると思う。
個人的にはMAMIがリードボーカルを取った「声」は新鮮だった。HARUNAとTOMOMIのツイン体制がここまで多くて、RINA以外の3人で歌う場合もあるがほぼ3番手の出番だったし、王道のバンド路線でMAMIが最初から最後まで1人で歌い通すのは初でいいアクセントになっている。ボーカルも以前より成長したように感じた。
初回DVDに関してはメイキングは自ら「オモシロ」とかつけてしまう辺りがいかにもSCANDAL制作陣らしい内輪ノリだなという感じだが、格段面白いわけではないごく一般的なメイキング映像である。そしてメインなのはこのメイキングであり、これ以外はおまけ。1stMV集にどぼんどぼんどの1stが収録された時はMAMIとTOMOMIが思いっきり出演して大騒ぎしていたので多くのファンは「恋の始まりはダイエット」ではRINAとHARUNAのダンスが、「ちぇりーじゃむ」ではMAMIとTOMOMIのラッパー姿が見れると期待したはずだが、2作ともメンバー完全不参加。「恋の始まりはダイエット」は奇異なCGが展開するのみ。こちらではかろうじて2人の素材顔写真が貼られて機械人形みたいな動きをするという宣材写真加工映像。「ちぇりーじゃむ」は都会の街並みをバックに紙人形がストップモーションするというどちらも映像系専門学校の学生課題作品みたいな内容で正直ガッカリした。最後のダンスムービーもメンバーがファンだという芸人が出てくるがあまりの素人っぽさに最初は悪乗り好きなスタッフがハイテンションで登場したのかと思ったほど。大振りな振付を伝授されるが、こんな手をブンブン振り回すようなマネ、スカスカのライブハウスで無い限りは隣の人にドカドカ当たってしまい実現不可能なのでは…。
今作以降はフォトブック仕様購入をスルーするようになったのでそちらの内容は不明。
印象度★★★☆☆
2022.4.21修正