scent of memory
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | scent of memory | Saori | Instrumental(Saoriによるピアノインスト) | ||
2 | Like a scent | Fukase | Fukase&Nakajin,坂本龍一 | SEKAI NO OWARI | 坂本龍一「Happy End」を引用 |
3 | umbrella | Fukase | Fukase&Saori | SEKAI NO OWARI | 13thシングル 最高3位 売上4.7万枚 |
4 | 陽炎 | Saori | Saori | SEKAI NO OWARI,Yaffle | Saoriボーカル |
5 | silent | Fukase | Nakajin&Fukase | SEKAI NO OWARI | 14thシングル 最高4位 売上4.7万枚 |
6 | 周波数 | Saori | Saori | SEKAI NO OWARI,蔦谷好位置 | 13thシングルC/W |
7 | 正夢 | Nakajin | Nakajin | SEKAI NO OWARI | Nakajinボーカル |
8 | バードマン | Saori&Fukase | Nakajin,David Sneddon, Kasper Larsen |
SEKAI NO OWARI | 5/20先行配信 |
9 | Dropout | Fukase,TAS | Fukase | SEKAI NO OWARI | 13thシングル両A面曲 |
10 | family | Saori&Fukase | Saori&Nakajin&Fukase | SEKAI NO OWARI | Fukaseと妹2人(Moe,Mana)の3人ボーカル |
11 | tears | Fukase | Fukase&Nakajin | SEKAI NO OWARI | 7/2先行配信 |
12 | Utopia | Nakajin | Instrumental(Saori,Nakajinによるピアノインスト) |
リリースデータ
2021年7月21日 | 初登場3位 | 売上6.1万枚 | ユニバーサル |
メンバー表記無し
Nakajin |
Fukase |
Saori |
DJ LOVE |
SEKAI NO OWARI5thアルバム。ベスト盤から5ヶ月、オリジナルアルバムとしては2年5ヵ月ぶり。今作よりユニバーサルへ移籍した。シングルCD発売はベスト以降無かったが、前作以降の2シングル4曲を収録。この2シングルはトイズファクトリーからベスト盤より前にリリースされていたがベスト盤には収録されず、今作に収録された。5月6日に移籍と発売を告知後、5月20日に「バードマン」が先行配信され、7月2日には「tears」が先行配信された。「バードマン」は専用ジャケットが制作され、「tears」はアルバムと同じジャケットを使用。ベスト盤の概ね半分程度の売上となった。
初回盤はデモ曲を収録したDISC-2、ドキュメンタリー「Holiday
Session #2」、「silent」「umbrella」「バードマン」MV収録DVD付の2CD+DVD仕様。
キャンドル盤はFCサイト、アスマート、UNIVERSAL
MUSIC STOREで1万枚限定生産で缶入りアロマキャンドル12個ボックスセット仕様。
通常盤はCD1枚のみ。
今作には演奏クレジットはあるがメンバー表記が無いため、相変わらず演奏クレジットには録音ミックス等のスタッフ含めて名前が出てこないDJ LOVEが写っているだけでCDに一切名前が表記されていない。当初の説明通りに機材選びや音色決定などに携わっているならその旨表記してもいいと思うのだが…。
最初と最後はピアノインストなので全体に短めだが、Saoriボーカル、Nakajinボーカル、Fukaseファミリーボーカルとアルバムならではの試みもあり、オリジナルアルバムらしいオリジナルアルバム。前2作からアルバムをちゃんとオリジナルアルバムとして制作する方針に変わったっぽい(1stと2ndは既出曲詰め込んで新曲少々で埋めた作品集スタイルだった)。いきなりHIP HOP全開な「Like a scent」といい、とっつきにくさというか分かりやすいポップさやキャッチーさはあまりなく、全体には抑えた感じの内省的な雰囲気。ファンタジックに豪勢に盛り上がる曲も無く、だいぶ落ち着いてきたようにも思う。Saoriボーカル、Nakajinボーカルはほぼソロ状態で他のメンバー表記されてないし、どちらも地味なバラードでアルバムのアクセント以上にはなってない。Fukaseが妹2人と歌っている「family」もFukaseソロ色が強いバラードだが一応Nakajinが制作に参加している。素人のはずのMoe,Manaがどちらも美声で歌がうまいんだけど、よりによってSaoriの初ボーカルが入っているアルバムで一般人が圧倒的ボーカル披露してしまっているはまずくないか。結局プロミュージシャンか否かよりもボーカルの血縁の力が凄いのかなんなのか。まあファン向けのアルバムではあるかなぁ…。
印象度★★★☆☆
2021.9.23更新