KO SHIBASAKI ALL TIME BEST 詠

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 蒼い星 カミカオル・柴咲コウ Jeff Miyahara・福田貴史 28thシングル 最高36位 売上0.4万枚
2 野性の同盟 椎名林檎 椎名林檎 椎名林檎 29thシングル 最高38位 売上0.4万枚
3 永遠のAstraea 柴咲コウ 服部隆之 服部隆之 配信シングル 初CD化
4 いざよい 柴咲コウ 吉川慶 吉川慶 新曲
5 人魚 NOKKO 筒美京平 上杉洋史 3rdベスト『Love&Ballad Selection』収録曲 NOKKOのカバー
6 ルージュの伝言 荒井由実 荒井由実 渡邊泰司 配信シングル『サヨナラブ』C/W、5thアルバム『CIRCLE CYCLE』収録曲
荒井由実のカバー
7 Ray lego big morl lego big morl オオバコウスケ 3rdベスト『Love&Ballad Selection』収録曲 lego big morlのカバー
8 誰より好きなのに
/稲垣潤一 Duet with 柴咲コウ
古内東子 古内東子 清水信之 稲垣潤一5thデュエットカバーアルバム『男と女5』収録曲 古内東子のカバー
9 ブルー・ライト・ヨコハマ 橋本淳 筒美京平 田辺恵二 コンピ盤『the popular music〜筒美京平トリビュート〜』収録曲 いしだあゆみのカバー
10 ただ泣きたくなるの 国分友里恵・中山美穂 岩本正樹 松浦晃久 1stカバーアルバム『こううたう』収録曲 中山美穂のカバー
11 遥かな人へ 高橋真梨子 松田良 十川ともじ 2ndカバーアルバム『こううたう2』収録曲 高橋真梨子のカバー
12 素直 槇原敬之 槇原敬之 石塚知生 1stカバーアルバム『こううたう』収録曲 槇原敬之のカバー
13 白いカイト KATE 小林武史 渡辺シュンスケ 2ndカバーアルバム『こううたう2』収録曲 MY LITTLE LOVERのカバー
14 永遠 坂井泉水 徳永暁人 tasuku 2ndカバーアルバム『こううたう2』収録曲 ZARDのカバー
15 夢の外へ 星野源 星野源 木村篤史 2ndカバーアルバム『こううたう2』収録曲 星野源のカバー
16 愛とスマイル愛とスマイル なかじましんや 川嶋可能 川嶋可能 29thシングルC/W

弦・打編曲:斎藤ネコ(2)
ストリングスアレンジ:前嶋康明(9)

リリースデータ

2017年12月20日 初登場38位 売上0.4万枚 ビクター

柴咲コウ5thベストアルバム。ベスト盤としては08年の『Single Best』『The Back Best』、2010年のバラードベスト『Love&Ballad Selection』以来。02年のデビューから15周年を記念してのオールタイムベストアルバムユニバーサルから発売された『詩』と同時発売。同一フォーマットによるベスト盤を所属した2社別々に同時発売する形となっていて『詩』→『詠』で連作となっている。今作はビクター移籍以降のシングル曲とカバー作品を中心に収録。カバー作品に関してはユニバーサル時代のカバー音源、他アーティストへのゲスト参加曲、コンピ盤収録楽曲からも選曲されレコード会社の垣根を越えている。移籍後にオリジナルアルバムを出せずじまいだったため「蒼い星」「野性の同盟」「愛とスマイル愛とスマイル」はアルバム初収録「永遠のAstraea」は初CD化。「誰より好きなのに」「ブルー・ライト・ヨコハマ」は柴咲コウの作品には初収録。初回盤やセット売りも無く、2作とも通常盤1種のみの発売。

ビクター移籍後はシングル2枚、カバーアルバム2枚しか出していなかったため、結局大半をカバーにしてしまうという力技で無理矢理ベスト盤を構成。しかもカバーアルバム2枚からだけでは狭すぎるためか、ユニバーサル時代にカバーしていた音源、稲垣潤一の『男と女』シリーズにゲスト参加した音源、コンピ盤の音源などをユニバーサルから引っ張ってくる始末。何故ここまでして2社別々に出したのだろうか…。3枚組オールタイムベストでまとめれば1作で済んだのに水増ししたおまけディスクを単品発売したみたいな。結局ビクターとの契約は今作で終了となるなどビクターでの扱いはあまり良くなかった…。以降は配信で新曲出しつつ、2019年にミニアルバム『Blessing』をリリースした際はCDは公式通販限定となった。

今作にはオリジナル曲が少なすぎるので正直オールタイムベストという歴史を辿るような作品だとはあまり思えない。どうにもこうにも『詩』の特典ディスクみたいなイメージ。椎名林檎を起用したりしているので、これまでとはまた違う新たな方向性を見出したかったような気もするが、シングルCD2枚で終わってしまうとはビクター側の想定よりも遥かに売れなかったのだろうか…。新曲「いざよい」は和風モード全開で結局のところ最大ヒットのRUIに戻っていくようでもあるがなんだかんだ和風バラードが1番ハマる方向性ではあるのかも。

5〜15まではカバーベスト状態。オリジナルが売れなくなってきたシンガーがカバー企画に走って通常時より手ごたえを感じたので続編を出す…というのの典型パターンではあるがなんだかんだ独特の世界観を持つ柴咲コウのボーカルでの名曲の数々は単なるカラオケに留まらずに、原曲とはまた違った魅力を出してきていて面白い。少なくとも何か違うなと思うようなカバーは無くて好印象だった。

KO SHIBASAKI ALL TIME BEST 詠  

印象度★★★☆☆

2020.1.29更新

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