ALL ABOUT POP
No | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 備考 |
1 | サマータイムラブ | 原田茂幸 | 原田茂幸 | Shiggy Jr.&釣俊輔(agehasprings) | 1stシングル 最高28位 売上0.4万枚 |
2 | 恋したらベイベー | 原田茂幸 | 原田茂幸 | 釣俊輔(agehasprings)&原田茂幸 | 3rdシングル 最高56位 売上0.2万枚 |
3 | ホットチリソース | 原田茂幸 | 原田茂幸 | オータケハヤト | |
4 | I like it | 原田茂幸 | 原田茂幸 | 松井寛 a.k.a royal mirrorball | |
5 | dynamite | 原田茂幸 | 原田茂幸 | 原田茂幸 | |
6 | GHOST PARTY | 原田茂幸 | 原田茂幸 | 飛内将大(agehasprings) | 2ndシングル 最高31位 売上0.2万枚 |
7 | HOME | 原田茂幸 | 原田茂幸 | 釣俊輔(agehasprings) | |
8 | 手紙 | 原田茂幸 | 原田茂幸 | 原田茂幸 | |
9 | スタート | 原田茂幸 | 原田茂幸 | オータケハヤト | |
10 | keep on raining | 原田茂幸 | 原田茂幸 | Shiggy Jr.&釣俊輔(agehasprings) | 1stシングルC/W |
11 | Beautiful Life | 原田茂幸 | 原田茂幸 | Integral Clover(agehasprings)&原田茂幸 | 4thシングル 最高103位 売上0.08万枚 |
12 | groove tonight | 原田茂幸 | 原田茂幸 | 松井寛 a.k.a royal mirrorball | |
13 | LISTEN TO THE MUSIC (ALL ABOUT POP ver.) |
原田茂幸 | 原田茂幸 | 原田茂幸 | 2ndEP『LISTEN TO THE MUSIC』収録曲 |
Strings Arranged by 柳浦遊(8)
リリースデータ
2016年10月26日 | 初登場29位 | 売上0.4万枚 | All Songs Produced by Shiggy Jr. | ユニバーサル |
メンバー
Vocal | 池田智子 |
Guitar | 原田茂幸 |
Bass | 森夏彦 |
Drums | 諸石和馬 |
Shiggy Jr.1stアルバム。2013年にインディーズでデビューし、2013、2014年にEP(ミニアルバム)2枚をリリース後、2015年6月にメジャーデビュー。メジャー以降4作のシングルを収録。「LISTEN TO THE MUSIC」はインディーズ時代の2ndEPのリメイク。メジャーデビュー時は期待の新人バンドとして話題になったが、シングルを出すたびに売上が下がり、8月の4thシングルではついに100位圏外に陥ってしまうなど失速。今作はかろうじて1stシングルの売上をわずかに上回るにとどまった。初回盤はライブDVD付属。
ポップを堂々掲げ、ポップであるならなんでもやるといった姿勢が清々しいポップオブポップなアルバム。4作のシングル曲中心にバンドなのに全くバンドっぽくない勢いでメンバー外部の電子音ばかりが鳴り響く曲が並ぶが、アルバム曲では思いっきりバンド全開なロックナンバーがあったりと、作風は非常に幅広い。時に東京女子流のようだったり、ボーカル池田の歌声がキュート系なので時にはきゃりーぱみゅぱみゅっぽかったり、Sirent Sirenっぽかったりもする。この変幻自在さの中でもマニアックやとっつきにくさに繋がらないのはメロディーがどれもポップでキャッチ―だからであり、ポップという1点を最大の武器とした非常に売れ線で王道ポップなバンドだと思う。ポップはポップでも90年代〜00年代にストバラへ変化していったそっちの王道ではなく、21世紀以降のJ-POPを目指した王道ポップを目指しているような感じ。オーソドックスな人力バンドスタイルによる王道ポップ(いきものがかり、コブクロ、近年ではGoodbye holiday的な)はいるけど、ポップであるならバンドなのにバンドスタイルにこだわらないという姿勢はDTM普及で個人で全てのオケを制作できるのが当たり前になり、それが当たり前になって以降に音楽作り始めた世代が音楽やっているような感じ。
一方でなんでもやっているのでこれが良くも悪くもなりえるところでもある。1stと3rdは比較的イメージが近いけど2ndがきゃりーみたいなので「サマータイムラブ」で期待した後にこれではあれ…?って感じはある。アルバムの1曲だとこういうのもあるんだで聞けたけどこれが2ndシングルとして聞いていたらたぶんちょっと冷めていた。しかも4作のシングルでは全く見せていない側面を今作でたくさん見せているだけにシングルとアルバムがあんまり繋がっていないような…。
あとインタビューだとシティポップにカテゴライズされるけど自分たちは違うと思うしそもそもシティポップの解釈が曖昧になりすぎているなんて事も無邪気に指摘していたりしたので枠にとらわれたくないんだろし、実際「〜系」にカテゴライズできない幅広さを持ったアルバムなんだけど、シティポップ界隈だと思って聞いていた初期リスナーはこういうところでも離れそうだし、ポップを目指すって本当に難しそう。
印象度★★★★☆
2017.1.29更新