SHUFFLE!! E.P.

No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 誘惑のパーティー 原田茂幸 原田茂幸 原田茂幸・白石元久  
2 僕は雨のなか 原田茂幸 原田茂幸 鈴木Daichi秀行  
3 二人のストーリー 原田茂幸 原田茂幸 原田茂幸・白石元久 池田・原田ツインボーカル
4 Juuuump!! 原田茂幸 原田茂幸 原田茂幸  
5 約束 原田茂幸 原田茂幸 原田茂幸  

リリースデータ

2017年11月22日 初登場60位 売上0.1万枚 ビクター

メンバー

Vocal 池田智子
Guitar&Vocal 原田茂幸
Bass 森夏彦
Drums 諸石和馬

Shiggy Jr.1stEP。1stアルバム『ALL ABOUT POP』から1年1ヶ月ぶりのCD作品。シングル4作、アルバム1作で早くも事務所・レコード会社を離脱し、新たにいきものがかりが所属する事務所キューブに17年4月1日付で移籍レコード会社はビクターへ移籍しての再始動作品となった。17年2月の事務所移籍前にリリースした配信限定シングル「サンシャインモーニング」は未収録で全曲新曲となった。「二人のストーリー」では原田茂幸もボーカルを担当、「約束」ではソロパートは無いが同じくボーカル参加している。フジテレビ深夜ドラマ『ぼくは麻理のなか』主題歌となった「僕は雨のなか」はリード曲としてMVが制作された。初回盤はこのMVとメイキングを収録したDVD付。

前作以降音沙汰が無かったがまさか早急に移籍することになっていたとは驚き。明言はされていないが、メンバーの発言からして前事務所に不満があったとか、より好条件を提示されたとかそういう話ではなさそうだ。単に期待より大幅に売れなかったので早くも契約更新されなかったようにも思えるが…。

『ALL ABOUT POP』ではJ-POPを意識していたが今作では洋楽も意識した池田の声が乗れば何でもポップになるという自信からポップであることは大前提としてより幅を広げたのが今作ということになる模様。そんなわけで『ALL ABOUT POP』もかなりあっちこっち飛び交う作風だったが今作も5曲全部方向性がバラバラ。1曲目がいきなり80年代風ディスコサウンドでいきなりバンド放棄したと思ったら、かなり激しくロックバンドしてみたり、原田がボーカル参加してラップを始めたりと同じバンドとは思えないような振れ幅を見せてくるところは前以上になっている。

この何でもありな感じはバンドとしての強みである、というのが基本スタンスのようで実際飽きさせない面白いバンドではあると思うし、何をやってもこれは似合わないという感じにはならない。これは地味に凄い事だと思う。でもあまりに節操が無さ過ぎて非常に難しい部分でもある。一言でいうと結局何がしたいの?という。その答えは"何でもしたい"なんだろうし、そこが強みなんだという姿勢なんだろうけどバラエティ豊かにここまで手広くやるにはまだ作品数が少なすぎる。メジャーデビュー時が注目度のピークになってしまったのも、その当時はシティポップの括りで認知を広げていたのに速攻否定してしまったのが1stアルバムに行き着く前に早くも100位圏外にまで失速した主な理由だと思うんだけど、もう少し軸足を定めてから長期的に色々な顔を見せていくことはできなかったのだろうか。どれもポップに聞かせられるセンスも実力もあるとは感じたのでなんだかもったいなく思えた。

SHUFFLE!! E.P. (初回限定盤)初回盤DVD付  SHUFFLE!! E.P. (通常盤)通常盤   

印象度★★★★☆

2018.2.14更新

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