ALL SINGLES BEST

DISC:01
No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 HOME 清水翔太 清水翔太 3rd Productions 1stシングル 最高5位 売上12.8万枚
2 I miss you-refrain- 清水翔太 清水翔太,
DJ CONTROLER,
U.M.E.D.Y.,
WOLF JUNK
MANABOON 20thシングル 最高31位 売上0.2万枚
3 DREAM 清水翔太 清水翔太 村山晋一郎 16thシングル 最高28位 売上0.6万枚
4 君さえいれば feat.小田和正 清水翔太 清水翔太 小田和正 13thシングル 最高15位 売上1.0万枚
5 さよならはいつも側に 清水翔太 清水翔太,
亀田誠治
亀田誠治 4thシングル両A面曲
6 Diggin' On U 清水翔太 清水翔太 塩川満己 配信シングル、1stアルバム『Umbrella』収録曲
7 love 清水翔太 清水翔太 MANABOON 10thシングル 最高16位 売上1.0万枚
8 My Treasure 清水翔太 清水翔太 3rd Productions 3rdシングル 最高15位 売上1.5万枚
9 冬が終わる前に 清水翔太 清水翔太 MANABOON 12thシングル 最高19位 売上0.7万枚
10 桜-Additional Track- 清水翔太 清水翔太 森俊之 2ndアルバム『Journey』収録曲
11 マダオワラナイ 清水翔太 清水翔太 清水翔太,
村山晋一郎
11thシングル 最高17位 売上0.7万枚

Strings Arrangement:弦一徹(1,8)、後藤勇一郎(2,3,7,9)
Horn Arrangement:Nick Lane(11)

DISC:02
No タイトル 作詞 作曲 編曲 備考
1 YOU&I 清水翔太 清水翔太 村山晋一郎 9thシングル 最高14位 売上1.3万枚
2 GOODBYE 清水翔太 清水翔太 Shingo.S 7thシングル 最高10位 売上1.4万枚
3 君が好き 清水翔太 清水翔太 MANABOON 5thシングル 最高8位 売上1.9万枚
4 「アイシテル」 清水翔太 清水翔太 3rd Productions 2ndシングル 最高4位 売上4.7万枚
5 366日 feat.仲宗根泉(HY) 仲宗根泉 仲宗根泉   14thシングル 最高11位 売上1.8万枚 HYのカバー
6 君が暮らす街 清水翔太 清水翔太 村山晋一郎 8thシングル 最高12位 売上1.0万枚
7 SNOW SMILE 清水翔太 清水翔太 MANABOON 19thシングル 最高26位 売上0.3万枚
8 WOMAN DON'T CRY 清水翔太 清水翔太 清水翔太 15thシングル 最高18位 売上0.4万枚
9 美しき日々よ 清水翔太 清水翔太 3rd Productions 4thシングル 最高14位 売上1.3万枚
10 春風-Bonus Track- 清水翔太 清水翔太 村山晋一郎 未発売曲

Strings Arrangement:弦一徹(4,9)、後藤勇一郎(6,7,10)

リリースデータ

2015年2月25日 初登場9位 売上2.7万枚 Sony Records

清水翔太、初のベストアルバム。08年のデビューからここまでのシングル20作のうち清水翔太×加藤ミリヤ名義の6th「FOREVER LOVE」以外(※)の全A面18曲+配信シングルからは1番最初の「Diggin' On U」のみ、Additional Trackとしてアルバム曲の「桜」、Bonus Trackとしてデビュー前に制作してライブでは披露したが未発売になっていた「春風」を加えた全21曲。オリジナルアルバムと違って収録順に本人は特にこだわりはなく、スタッフ推薦による曲順とされている。初回盤は大阪時代からのルーツや自宅でのプライベートな音源制作への密着、趣味の釣りへの同行など清水翔太の素顔を垣間見ることができる約40分にわたる特典映像「My Road To Here」を収録したDVD付、三方背BOX仕様、デジパック仕様。11位とトップ10落ちした前年の5thアルバム『ENCORE』の売上は上回り、トップ10復帰も果たしたものの、それより前は全て下回り、この時点でのワースト2位の売上となった。

(※)清水翔太と加藤ミリヤのコラボでのシングル3作は全て清水翔太のディスコグラフィーにも掲載されているが、このうち2作は加藤ミリヤ×清水翔太名義で加藤ミリヤのシングルとしてカウントされていて、清水翔太×加藤ミリヤ名義での「FOREVER LOVE」が清水翔太の6thシングルとしてカウントされている…はずだったが今作では一貫して3作とも未収録となっている。

10代の若き天才シンガーソングライターみたいな大型新人扱いのデビュー作「HOME」が大ヒット(CD売上は基本的にしょぼいが着うた系配信を中心に強かった)していたのでいくつかの曲は聞き覚えがあった。基本的には00年代前半に主流になっていた軽めのリズムのクールなバックトラックといういわゆるR&Bの系譜だが、そこに当時のトレンドであった平メロのラップ調、着うた受けするキャッチーなサビメロ、ピアノと流麗なストリングスという00年代後半〜10年代前半の最主流の方向性を加味したり、feat.系コラボを積極的に行ったり、等身大の若者の共感を呼ぶようなラブソング、「HOME」なんかは上京した若者の心情を捉えた感じでもあり、あらゆる点で同世代のトレンドを程よく押さえていた…というような感じだったんじゃないかと思う。このさじ加減がけっこう絶妙で、ポップすぎる方向には決して行かずに硬派なアーティストイメージを堅持しているんだけど、決してアングラ方面にも行かずにあくまでシングルにおいてメロディーを聞かせる部分にもこだわっているようでリズム感重視の非キャッチーな曲はシングルではやらない。今作はスーッと聞きやすく馴染みやすいシングルらしいシングルが並んでいる印象。普段聞かないタイプの音楽だけどライトに手に取りやすいベスト盤だった。

7周年というよく分からないタイミングでリリースされた初ベストで(単にシングル20枚記念?)、ソニーなのに分割2作ではなく2枚組というのも異例だが結果的には程よくまとまっていて良かったと思う。ただ加藤ミリヤとのコラボシングルはどれも通常時よりヒットしていたのでこういうタイミングでは聞きたかったところ。謎に配信シングルを最初の1曲だけ入れたり、アルバム曲の「桜」を収録するくらいならせめて清水翔太主導扱いの「FOREVER LOVE」だけでも収録すればよかったのに…タイトル『ALL SINGLES BEST』なんだしさ…。

B00SJTB0KI初回盤DVD付  B00SJTB26A通常盤 

印象度★★★★☆

2021.5.25更新

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